蔵盗み の商品レビュー
夏向きのお化けの話だがあんまり恐しと思わなかった 古道具屋皆塵堂シリーズの最新版かな とかく面白かった 夜鷹蕎麦屋の主なんか曰くあるおやじだと思っていたがなんとく 悪人にならず 最後めでたしめでたしでよかった
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皆塵堂シリーズ第三弾。 面白いんだけどなあ・・・いまいちマイナーなシリーズ。もっと評価されてもいいと思う。読みやすく、連作短編の体でも悪くないつくりだと思う。小難しい話や設定がないので時代小説を普段読まない人にもとっつきやすいと思うし。 まあこれまでの登場人物が頻繁にでてくるから...
皆塵堂シリーズ第三弾。 面白いんだけどなあ・・・いまいちマイナーなシリーズ。もっと評価されてもいいと思う。読みやすく、連作短編の体でも悪くないつくりだと思う。小難しい話や設定がないので時代小説を普段読まない人にもとっつきやすいと思うし。 まあこれまでの登場人物が頻繁にでてくるからシリーズ最初からでないとちょっと楽しみが半減とかはあるかもしれませんけども。
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巳之助が、理想の嫁(狭い裏店で五、六匹の猫を飼っても文句を言わない、猫好きで気立てが良くて若くて綺麗な女房)を得られるように、祈ります(笑)
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小間物問屋橘屋の手代だった益治郎は、濡れ衣を着せられ店を追い出された。三日後の夜、店の様子を見にいって若旦那に追いかけられた益治郎を、甚左という名うての盗人が助ける。甚左は益治郎に、意趣返しに自分が橘屋から金を盗むから、お宝ありと目をつけた古道具屋を調べるため、働くように頼む。そ...
小間物問屋橘屋の手代だった益治郎は、濡れ衣を着せられ店を追い出された。三日後の夜、店の様子を見にいって若旦那に追いかけられた益治郎を、甚左という名うての盗人が助ける。甚左は益治郎に、意趣返しに自分が橘屋から金を盗むから、お宝ありと目をつけた古道具屋を調べるため、働くように頼む。その古道具屋とは、曰く品ばかりが集められた皆塵堂だった…。
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図書館で借りる。まさかのシリーズ3作目。前作を知らずに読み始めたが、特に問題なく読めた。益次郎の悪いほうへ流されてしまおうとする心情や、それでも捨てきれない良心とかいかにもな普通さが良かった。一作目から読んでみよう。
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今回の主人公は手代として長年働いてきたお店で金を盗んだ濡れ衣を着せられ、追い出された益治郎。このシリーズは、毎回主人公が変わります。他の登場人物はだいたい一緒。太一郎は幽霊が見えるだけでなく、やたらなんでもお見通しになってきたな。蔵の中に何があるかまで見えるなんて。とうとう謎だっ...
今回の主人公は手代として長年働いてきたお店で金を盗んだ濡れ衣を着せられ、追い出された益治郎。このシリーズは、毎回主人公が変わります。他の登場人物はだいたい一緒。太一郎は幽霊が見えるだけでなく、やたらなんでもお見通しになってきたな。蔵の中に何があるかまで見えるなんて。とうとう謎だった蔵が開きました。益次郎、相当片付けがんばったな。それだけ恨みが深かったのかな?でも伊平次達と過ごすとやっぱり毒気を抜かれるのね。伊平次、ほとんど釣りしかしてないけど。鮪助(猫)に会いたいなぁ。あのふてぶてしさ。あの賢さ!
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短編だけど連続の話。 いろいろなあやかしが出現。 でもそれは一人の人物につながっていて・・・。 太一郎さんの出番がすくなっ。 主人公って太一郎さんかと思っていたんだけど違ったのかな~
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L 古道具屋皆塵堂3 今度は罠に嵌められ手代を辞めさせられた益治郎が主役。皆塵堂の二人➕一匹だけでなく、今まで登場した太一郎と巳之助だけではなく、裏切られ太その恨みから丑の刻参りを計画した庄三郎、人斬りの刀を手放し最後に自らその始末をした宮越礼蔵(今は寺子屋の師匠だって!)と...
L 古道具屋皆塵堂3 今度は罠に嵌められ手代を辞めさせられた益治郎が主役。皆塵堂の二人➕一匹だけでなく、今まで登場した太一郎と巳之助だけではなく、裏切られ太その恨みから丑の刻参りを計画した庄三郎、人斬りの刀を手放し最後に自らその始末をした宮越礼蔵(今は寺子屋の師匠だって!)とみんな勢ぞろいで皆それぞれ大活躍。皆塵堂に勤めた者たちは不思議なことを経験し、主の伊平次によって導かれ?最後には皆塵堂を去って行く。ってことは庄三郎もこれから出てくるのかねぇ?これからの楽しみが増えたよ。 前作の感想にも書いたけど、これはミステリーでも怪談でもない、皆塵堂の独特な雰囲気に酔いしれる話。たぶん。
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皆塵堂シリーズ3作目。 今作で登場するのは、長年働いた大店の小間物問屋「橘屋」から、盗人の濡れ衣を着せられて追い出されてしまった益二郎。 連作短編集の形をとっているので、ひとつひとつの話が一見なんの繋がりもないように見えて、けれども実は、ページを読み進めるうちに、幽霊たちの思...
皆塵堂シリーズ3作目。 今作で登場するのは、長年働いた大店の小間物問屋「橘屋」から、盗人の濡れ衣を着せられて追い出されてしまった益二郎。 連作短編集の形をとっているので、ひとつひとつの話が一見なんの繋がりもないように見えて、けれども実は、ページを読み進めるうちに、幽霊たちの思いや無念が、益治郎の今の立場と微妙に繋がって行くあたりは、さすがの皆塵堂シリーズといったところ。 次作にも期待。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
古道具屋皆塵堂シリーズ3作目。 今回の物語は、濡れ衣を着せられて手代として働いていた店を追い出されてしまった益治郎という男のお話。 そんなやりきれない哀しみと憤りを抱えた者の心につけこみ、狡猾に揺さぶる甚左に読んでいるこちらも憤りを感じましたが、このシリーズらしい物語の閉じ方で良かったです。 そしてついに開かずの蔵が開かれましたね。 店の中だけでなく、足の踏み場のないあの廊下まで片付けた益治郎は良く頑張りましたよね。 当初の理由がどうであれ。 懐かしい面々も健在で、所々くすりとさせられたりと、思わず顔が綻んでしまいます。 登場人物達を使い捨てにしない所もこのシリーズの好きなところ。 皆塵堂を巡って段々と輪が広がっていく様子が良いです。 益治郎も寅吉も今後のシリーズでまた元気な姿を見せてもらいたいものです。
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