アメリカ黒人の歴史 の商品レビュー
始まりから現代にいたるまでの歴史の概要が分かりやすく書いてあります。肌の色が違うだけでこうも世界が違うのかと驚愕しました。こう言ったことをしっかり知って、アップデートしていって過ごさないとなと思いました。また本書は歴史の流れの勉強にもなります。歴史は繰り返す、ということがよく分か...
始まりから現代にいたるまでの歴史の概要が分かりやすく書いてあります。肌の色が違うだけでこうも世界が違うのかと驚愕しました。こう言ったことをしっかり知って、アップデートしていって過ごさないとなと思いました。また本書は歴史の流れの勉強にもなります。歴史は繰り返す、ということがよく分かります。
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なぜ今でもアメリカでは黒人が差別的な扱いを受けているのか、大変よく理解できた。差別の根深さを理解しておかないとアメリカを理解できないのではと強く感じた
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虐待と妥協の繰り返し。黒人差別とは政治的思惑に翻弄され続けて来た歴史なのだととても良く分かった。 国と法を後ろ盾に数百年かけて築かれて来た人種差別の根深さには途方のなさを感じてしまう。 本書を読み始める際には現代ではほとんど安定した状況を得られているものと考えていたが、終盤に書...
虐待と妥協の繰り返し。黒人差別とは政治的思惑に翻弄され続けて来た歴史なのだととても良く分かった。 国と法を後ろ盾に数百年かけて築かれて来た人種差別の根深さには途方のなさを感じてしまう。 本書を読み始める際には現代ではほとんど安定した状況を得られているものと考えていたが、終盤に書かれた現在の黒人が直面している様々な問題を見て大きな喪失感を覚えた。 特に産獄複合体なんかは奴隷制そのもので、自分の生きている同じ時代、アメリカと言う大国でこのような仕組みが稼働していることに驚きを禁じ得なかったし、とても恐ろしい。 長い歴史をとても簡潔にまとめており、非常に勉強になった。 この問題について初めに手に取る本としては最良の選択だったように思う。
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なんとなくしか知らなかった白人と黒人の関係を歴史を追って見ることで、やっと今の状況を理解することができた。偏見は深く深く根付いてしまってるし対立は今でも続いているが、黄色人種だからこそできることはないかしっかり熟考したい問題。
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本日はJuneteenthで、出向先のアメリカの会社も急遽休日となりました。(10月のコロンブスデーと入れ替え) よって、午前中急ぎの業務だけ片付け、読みかけだったこちらを読了。 先日の岩波新書の本田創造さんの著書と同名ですが、こちらの著者・上杉忍さんはその本田さんの教え子なので...
本日はJuneteenthで、出向先のアメリカの会社も急遽休日となりました。(10月のコロンブスデーと入れ替え) よって、午前中急ぎの業務だけ片付け、読みかけだったこちらを読了。 先日の岩波新書の本田創造さんの著書と同名ですが、こちらの著者・上杉忍さんはその本田さんの教え子なのですね(と言っても上杉さん自身が1945年生まれの既に大御所)。書名が同名なのも、名著と言われる本田さんの著書を、その後の社会変化も加えて引き継ぐつもりで書かれたとのこと。 いえ、「あとがき」を読むまでそれを知らずに読んだのですが、コンパクトな中に出来るだけのことがとても分かりやすく書かれており、とてもお勧めです。 いやー、新書2冊読んだくらいではアメリカにおける人種差別の問題の深さは到底分からないでしょうけれど、大変に勉強になりました。名著と思います。
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中学や高校で軽く学んだ黒人差別の話。その歴史はもちろん、今もなお続いているような問題はどういうものなのか知りたい。
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アメリカ独立以前から南北戦争、公民権運動を経て現代まで、差別にさらされながらも、境遇改善への努力を積み重ねてきた黒人たちの歩みを辿る。また、今なお残された諸問題も指摘する。
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権利の獲得と言っても、決してきれい事ではなかった。常に駆け引きと隣り合わせで、安堵と落胆を繰り返し、進歩した部分もあるが、今もその道のりは見えない。深いところからの視点、感動ものに終わらせない視点、学問的良心に裏打ちされた表現に満ちた読書であった。 ・ワシントン行進の際のスピー...
権利の獲得と言っても、決してきれい事ではなかった。常に駆け引きと隣り合わせで、安堵と落胆を繰り返し、進歩した部分もあるが、今もその道のりは見えない。深いところからの視点、感動ものに終わらせない視点、学問的良心に裏打ちされた表現に満ちた読書であった。 ・ワシントン行進の際のスピーチは事前検閲されていた。 ・権力を握るためには保守化する必要があった。
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アメリカ近代史を扱った本は数少ない。小生は初めて読むが非常に面白かった。 アメリカという国の現在の強さと弱さ、光と陰の根源がこの「黒人の歴史」にあることは間違いがない。 ただ「奴隷制」から「公民権運動」への変転である過去の歴史は実に興味深かったが、昨今の「分極化」の今だに続く悲惨...
アメリカ近代史を扱った本は数少ない。小生は初めて読むが非常に面白かった。 アメリカという国の現在の強さと弱さ、光と陰の根源がこの「黒人の歴史」にあることは間違いがない。 ただ「奴隷制」から「公民権運動」への変転である過去の歴史は実に興味深かったが、昨今の「分極化」の今だに続く悲惨な現状についてはあまりにリアルすぎて読みづらい。まだまだ「歴史」とはなり得ていないとも思えた。 2017年1月読了。
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本著はアメリカ黒人の歴史に関してエッセンス、歴史的事実が網羅的に整理されおり大変参考になり、NYに来て、より身近に感じる問題といいながらも、過去の歴史について知らなかったことが多々あった。 オバマ大統領が登場して7年もの歳月が経るが、未だに人種差別の問題がこの国の大きな社会問題に...
本著はアメリカ黒人の歴史に関してエッセンス、歴史的事実が網羅的に整理されおり大変参考になり、NYに来て、より身近に感じる問題といいながらも、過去の歴史について知らなかったことが多々あった。 オバマ大統領が登場して7年もの歳月が経るが、未だに人種差別の問題がこの国の大きな社会問題になっている。 本著を読んで、この社会問題の根の深さを改めて知ると共に、やはり歴史を知らないで現在の問題を判断することはできないことを再認識した。 ちょうど、今日はキング牧師の功績を祝う祭日であるが、アメリカの歴史を知る上で避けて通れない公民権運動、また、彼自身のことについても、もっと学ぶ必要があると感じている。
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