日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル の商品レビュー
憲法解釈的には有り得ないが、預金の口座封鎖が実行されれば資産運用など意味なし。国外の銀行に口座を持たない限り、預金は没収され円の価値は目減りしてゆく。 株式投資で目減りさせるくらいなら、普通預金で十分なのだそうだ。レベル低いが、貯金せよと解釈した。
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国家破産がもし起きたら、、、のために書かれた1冊。 この人の小説はおもしろかったと思って読んでみましたが、やっぱり金融のことは理解できず。 覚えているのは、朝起きたらいきなりお金が紙くずになってるなんてことはなくて、緩やかに悪化していくということでしょうか。 国際価格の下落...
国家破産がもし起きたら、、、のために書かれた1冊。 この人の小説はおもしろかったと思って読んでみましたが、やっぱり金融のことは理解できず。 覚えているのは、朝起きたらいきなりお金が紙くずになってるなんてことはなくて、緩やかに悪化していくということでしょうか。 国際価格の下落(金利の上昇)→円安→インフレと進むようですが、今がそうでないことを願うばかりです。
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ユダヤ賛辞に終始するユダヤ本が多い中、この本は現場でリアルにイスラエル企業と仕事をしてきたビジネスマンならではの視点で書かれた本。著者は東芝のエライ人で、何度も『お客さん』という言葉がでてくるのが印象的だった。イスラエル企業は研究開発はすぐれているがエンドユーザーのことを全然考え...
ユダヤ賛辞に終始するユダヤ本が多い中、この本は現場でリアルにイスラエル企業と仕事をしてきたビジネスマンならではの視点で書かれた本。著者は東芝のエライ人で、何度も『お客さん』という言葉がでてくるのが印象的だった。イスラエル企業は研究開発はすぐれているがエンドユーザーのことを全然考えていないことが多く、そこが世界一厳しいクレームに鍛えられた日本企業に比べて未熟なところだと痛烈に批判している。東芝の本部長がいうと説得力がある。
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この本は、一般の平均人向けに書かれた本である。橘氏のスタンスとしては、日本が国家破産する可能性は少ないが、有り得るかもしれない。ただ、そんなことは一夜にして起こるわけではない。デフレが続く可能性もあり、それほど金融資産を持っているわけではない、一般の人は今普通預金にしておいて、状...
この本は、一般の平均人向けに書かれた本である。橘氏のスタンスとしては、日本が国家破産する可能性は少ないが、有り得るかもしれない。ただ、そんなことは一夜にして起こるわけではない。デフレが続く可能性もあり、それほど金融資産を持っているわけではない、一般の人は今普通預金にしておいて、状況が変わればそれを変えていく方が良い。変更する資産運用としては日本国債ベアETF、外貨預金、物価連動型国債、世界株式連動ETF(除、日本)を活用する。少ない金融資産で勝負をかける人は、日経平均オプション等を利用する。無理に海外投資をする必要は無い。しかし高金利、超円安、高インフレの可能性が無視できない以上、何らかの準備は必要である。というものである。しかし若い人は金融資産より人的資源の方が各段に大きいのであるから、自身のリテラシーを高めることが最大の資産防衛であるという、まぁ身もふたも無い結論であるのだが・・・ また、最高の資産作りは世界株式連動型ETFの長期定期積立という、これまた実にわかりやすい結論である。こつこつ勉強に励み積立を行うという実に面白みに欠ける方法だが、王道なのであろう。
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この手の本は多く出ている。そしてどの本もこれといった明確な回答はない。 MSCIという聞きなれない言葉。 http://www.ifinance.ne.jp/glossary/index/ind020.html 勉強になった。
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国家の財務レベルを三段階に分けて、それぞれの時点で最良と思われる資産運用法を提案している。それによれば、現状では普通預金が最強とのこと。
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日本国債が暴落した場合にどうしたらよいのかが、書いてあった。 国債下落に備えて 日本国債ベアファンド 外貨預金、外貨MMF 物価連動国債 などなど デフォルトしたら、海外銀行の外貨預金 日本国債ベアETF
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○作家で金融・経済論に詳しい橘玲氏の著作。 ○アベノミクスで浮かれる現在の日本の経済情勢を分析し、最悪のパターンを迎えた場合の対応策などを紹介している。 ○分析が面白く、平易な表現で読みやすい。
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限られた資金をマイホームの頭金にするか、金融市場で運用するかはそれぞれの判断ですが、マイホームの購入というのは、特定の不動産物件にレバレッジをかけて全資産を投じるハイリスクな投資だということは理解しておく必要があります。次に述べる「破滅シナリオ」が現実化した場合は、変動金利で住宅...
限られた資金をマイホームの頭金にするか、金融市場で運用するかはそれぞれの判断ですが、マイホームの購入というのは、特定の不動産物件にレバレッジをかけて全資産を投じるハイリスクな投資だということは理解しておく必要があります。次に述べる「破滅シナリオ」が現実化した場合は、変動金利で住宅ローンを組んでいると資産のすべてを失う可能性があるからです。 資産の大半が固定資産だと、財政破綻のような経済的な混乱を前になす術がなくなってしまいます。不動産を売却して現金化しようとしたら何ヶ月もかかりますが、ネット銀行に口座があればクリックひとつで預金全額を外貨に両替できます。流動性の高い金融資産はどんなものにも投資でき、そのときどきの経済環境にあわせて最適なヘッジが可能になるのです。 日本ではずっとカジノ合法化が議論されていますが、それ以前に、すでに金融機関がFXという巨大な賭博場を運営しているのです。 資産運用に成功する黄金率は、「金融機関が熱心に勧誘するウマそうな話はすべて無視する」ことです。 金融機関の営業マンは歩合制で給料が決まりますから、彼らが売りたいのは顧客に有利な商品ではなく、自分が儲かる手数料の高い商品です。この十数年で金融テクノロジーが急速に進歩し、いまでは個人投資家に有用な金融商品がたくさんありますが、こうした商品は金融機関の儲けにならないので営業マンは顧客に教えたがりません。彼らは善意のボランティアではなく、最後は顧客の利益を度外視して会社(と自分)の利益を最大化することを選びます。自分の資産を守る方法は、自分で見つけなければなりません。 投資の世界では、感情だけで動くひとは「カモ」と呼ばれます。日本という国の経済的なリスクが顕在化したときに、感情でしか考えられないひとたちが真っ先に犠牲になっていくでしょう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
昔、著者の本を読んだ人たちは、今この本を読んでと思うんだろうか。昔は海外投資のため海外の銀行に口座を開く、そんなこといっぱい言っていた気がする。今回は国内の普通預金がいちばん大事と言う。かなり怒っている人も多いんだと思う。 言えることは、海外に口座を開くということはかなりハードルが高い。そして、その種類は、面倒だということだけではなく、トータルでの資金の額ということが非常に大きいんだと思う。それに伴った国境を越える自由な人間というところも。 もう一つ、昔の著作の頃から比べてもう15年くらいは経っているだろうか。この間に日本の金融機関の商品も大きく発展してきた。昔はこれほどコストの安い投資信託もなかったったし、 etfもなかった。特に、本書でも紹介されている、日本株を除いたmsci世界株のETFは、確かに食指が動く。 また、日本国家の破産という話が、言われ尽くした、かなり沈静化されたこともあると思う。 その手の本を読むならば、その本の1冊にこれを加えてもいい。もともと何かを学ぼうと思って本を読むならば、複数冊読むべきだしね。 最近の著作だけあって、内容は今風だ。アベノミクスによる去年の後半からの情勢の変化を踏まえている。 あと、この手の本は、最終的にどうしても、人的資本に目が向いてしまうというところは仕方がないのか。最後の最後で、レバレッジでの一獲千金の話も一応書いてるけど。 個別商品の紹介のほかは、内容的には目新しいものがなかった。金融商品の仕組みの話。大手銀行の海外預金は高コストなので選択肢に入らない、とか。為替リスクは長期的にはリスクではない、とか。
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