鉄の魔道僧(1) の商品レビュー
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シリーズ第一弾。 ケルトって、ずっと興味はあるわりに、きちんと基本を読んでないままで、用語だけあちこちから入ってくるおかげで、ぼんやりと知っている、みたいな。 そんな状態で読んだけど、舞台が現代なおかげで十分楽しめた。 いろんな意味で、柔軟じゃないと長生きは難しい。 同時に、古よりの本質を見失っても難しい。 手軽に読めて、適度にどきどきして、続きが楽しみなシリーズだ。
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2100歳・犬LOVE・ドルイド in Arizona, USA 宗教観・世界観 ごちゃまぜ。 表紙のイラストと邦題はちょっと謎
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図書館で。 現代まで生き残ったドルイドのお話。 個人的に神が血と肉で構成されている発想が面白い。剣で殺せるとかね。 オベロンは可愛いし、人狼もカッコイイ。 でもそうまでして2000年生きるという目的意識は何なんだろう?とか思ったり。 気が向いたら続きも読もうかとは思います。
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本屋でケルト、アイルランドの文字に惹かれて購入。 本格的にケルトの文化や神話を織り込んだ話が読みたい!!、重厚なファンタジーを読みたい、という人にはおすすめ出来ないかな?といった感じ。 ただいかにもアメリカンな文章は気軽に読書したいときにはいいかも。キャラクターも魅力的です。...
本屋でケルト、アイルランドの文字に惹かれて購入。 本格的にケルトの文化や神話を織り込んだ話が読みたい!!、重厚なファンタジーを読みたい、という人にはおすすめ出来ないかな?といった感じ。 ただいかにもアメリカンな文章は気軽に読書したいときにはいいかも。キャラクターも魅力的です。映像化したら映えるだろうなー。 レビューではオベロンが一番人気のようですが、私はマクドノー未亡人が好きです。怖いけど。
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2013年7月2日読了。 この第1巻は何年か前に、洋書で読んでそのうち続きも読もうと思ってたんだけど、他のに浮気してるうちに翻訳が出たので、こっちで読むことに。 主人公より、周りが魅力的。 ウルフハウンドが超かわいい。 弁護士のヴァンパイアとウェアウルフの今後の活躍が楽しみです。
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「鋼の錬金術師」意識しまくりのタイトルが失笑(原題は全く違うようです)ですが、その実は現代が舞台の、ケルト神話関連の人物やアイテムが中心のファンタジー。 とはいえケルト神話オンリーではなく、北欧神話に登場する神、吸血鬼と狼男などが登場したりと、古今東西ファンタジーのごった煮な内容。こういうの、10年前くらいから海外のファンタジー小説でよく見かけるのですが、近年のトレンドなんですかね? 著者本人は美味しいとこ取りなのかもしれませんが、こういうのには安直な印象を受けてしまいます。(これは個人的世紀の駄作「ドラキュラ紀元」のトラウマかもしれませんが…) そして何より気になったのが描写力の希薄さでしょうか。読んでいてもその場面が映像としてなかなかイメージできませんでした。キャラの描き方はそれなりなのですが、背景が全くイメージできず、どのような舞台に彼らが立っているのかが全く想像できなかったのが辛かったです。 唯一よかったのは主人公の飼い犬オベロンの可愛さ、でしょうか。それ以外は特に魅力を感じられませんでした。
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良くも悪くもラノベだなぁ、と。好き嫌いも分かれそう。 物語が主人公であるアティカスの視点から描かれていることも、なおさらその感を強めているような気がします。 あと状況説明が若干くどいかも。シリーズ1巻目なので、どうしてもそうなってしまうのかな?? 次巻もこのノリだと個人的には厳...
良くも悪くもラノベだなぁ、と。好き嫌いも分かれそう。 物語が主人公であるアティカスの視点から描かれていることも、なおさらその感を強めているような気がします。 あと状況説明が若干くどいかも。シリーズ1巻目なので、どうしてもそうなってしまうのかな?? 次巻もこのノリだと個人的には厳しいです。
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・ケヴィン・ハーン「鉄の魔道僧1 神々の秘剣」(ハヤカワ文庫)、 「鉄」はくろがねと読む。最近よくある、いかにもそれらしいタイトルと物語である。さうして次の一文がその雰囲気をよく表してゐる。「わお。短縮ダイアルにグールを登録している。おれの弁護士は実にクールだ。」(181頁)グー...
・ケヴィン・ハーン「鉄の魔道僧1 神々の秘剣」(ハヤカワ文庫)、 「鉄」はくろがねと読む。最近よくある、いかにもそれらしいタイトルと物語である。さうして次の一文がその雰囲気をよく表してゐる。「わお。短縮ダイアルにグールを登録している。おれの弁護士は実にクールだ。」(181頁)グールは一般的に食屍鬼とか屍食鬼と書かれる。HPLなどのお得意とする存在である。ただし、この物語ではグールの活躍はない。かうして現れるだけである。もちろん食屍はするが、さういふ場面はない。問題はこの弁護士にもある。彼はヴァンパイアなのである。吸血鬼であるから夜間担当、昼間の弁護士は、何と、人狼である。この2人が主人公の弁護士として働いてゐる。その主人公が「鉄の魔道僧」であつた。魔道僧とは何か。ドルイドである。巻末の「『鉄の魔道僧』小事典」には、「ケルトの祭司。自然を愛し、自然の力を使った魔法を操る。体の刺青を通し、大地の力をとりいれる。動物の姿をとることもできる。」(417頁)とある。魔道僧とはいふものの、正邪で言へば正であらう。Wikiに見 えるドルイドも似たやうな者であるが、いづれもキリスト教伝来以前の、ほとんどケルト神話の存在である。主人公の年齢が2000歳になる所以である。いや、こんなことを書く必要はあるまい。昨今の多くのゲームに見られるドルイドが、この物語のドルイドであると言つて良からう。それが、ケータイの短縮ダイヤルを持つヴァンパイア弁護士を雇ふのである。これはいかなる物語か。ごく簡単に言つてしまへば、主人公の持つ秘剣をある神が取り戻さうとするといふだけ の物語である。。それをめぐつてケルトの神々はもちろん、吸血鬼や人狼、魔女等が入り乱れる。普通の人間の出番はあまりない。しかし時は現代、場所はアリゾナのテンピ、古代アイルランドではない。だから、短縮ダイアルもグールも存在しうるのである。ちなみに、この世界、フェアリーも存在するが、「ディズニー映画に出てくる羽のついたかわいらしい生き物のことではなく、フェイあるいはシーのことだ。」(11頁)主人公は「フェイたちにあまり好かれていな い」(同前)らしい。この物語、基本はケルトの神々にあるが、そこに所謂ファンタジー世界の住民達をみんなまとめて入れてしまつたといふ感じのものであら う。もしかしたら、それはほとんどゲームの世界であるのかもしれない。 ・さうは言つても、この主人公の存在は特異なものであらう。ドルイド、祭司である。神ではなく、神々を祀る祭司、魔法を使ふことはできても大地とつながつ た自然の魔法しか使へない。直に大地、地面と接していないとダメなのである。しかも見た目は若い。21歳である。100分の1の年齢に見える。これは努力の賜物、とは言ひすぎだが、主人公が「死なん草って呼んでいる。」(300頁)薬草を毎週「お茶にして飲んでいるから」(同前)若さを保てるのである。さ うしてもちろん強い。剣もできる。だからこそ神をも相手にできる。主人公は人にして人にあらざる存在である。ここでは人非人ならぬ超人である。ゲームでは やはり人は人であらう、たぶん。ところが、ここではそれよりも進んでゐるといふか、ひねつてあるといふか、とにかく並みではないのである。それを軽い乗り で行くところがおもしろい。米国人の作物と言ふべきであらう。そんな感じでこの先、まだまだ展開していくらしい。そこでもかういふ主人公の基本的なキャラクターは残つてゐるのであらう、もしかしたらケルトの世界も。ならば楽しめるのか。問題はここである。だからこそ楽しみに第2巻を待つとしよう。
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20130415読了 これぞ現代アメリカ産ファンタジー。ケルト神話の登場人物が現代社会に今だ生きていて、さらに未だに戦い続けていたら?何て事はないifが素晴らしいストーリーになっている。古典的な作品と異なり現代社会という共通点から私たちの想像を強く掻き立てることに成功しているので...
20130415読了 これぞ現代アメリカ産ファンタジー。ケルト神話の登場人物が現代社会に今だ生きていて、さらに未だに戦い続けていたら?何て事はないifが素晴らしいストーリーになっている。古典的な作品と異なり現代社会という共通点から私たちの想像を強く掻き立てることに成功しているのでは無かろうか。 主人公とそれを取り巻く登場人物の思惑の違いが絡み合い、一つ一つの思いが明らかに成ると共に展開するストーリーは読みやすく飽きさせない。 あとアメリカを意識させるようなウィットに富んだ会話もこの作品の彩りの一つになっている。 あまり翻訳ものを読んでないひとにもオススメ。また、この一冊で一つのストーリーが終わっているのも読みやすい。
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本屋にてうっかりジャケ買い……したのには理由があって、それは数年前のこと。 行きつけの骨董屋にて、奇妙な形状のペンダントトップ?を見つけたことがあった。 ケルト十字に似ているのだけど、素材は鉄。両面ともにびっしりと刻印が刻まれている。店主の曰く 「19Cイギリスのアイアン...
本屋にてうっかりジャケ買い……したのには理由があって、それは数年前のこと。 行きつけの骨董屋にて、奇妙な形状のペンダントトップ?を見つけたことがあった。 ケルト十字に似ているのだけど、素材は鉄。両面ともにびっしりと刻印が刻まれている。店主の曰く 「19Cイギリスのアイアン・ワークであるのは確かなんですが、用途が不明なんですよね。ペンダントにしては先端が尖りすぎていて危ないし、お守りのチャームにしては小さいし、銀ではないし」 鍛冶屋が手遊びに作ったものだろう、ということで、値段も手頃だったので購入し、ペンダントに作り直した…… ということがあったのだけど。 外見21歳のイケメンサブカル本屋の店主とは仮の姿、その実態は時を超えて生き続ける最後のドルイド僧。 過去に「いろいろあって」ダーナ神族の一人に追われる身でもある彼は保身のために、自らのオーラと魔法を鉄に汚染させ、妖精族に対する鉄壁の護り(ペンダント)を作りあげていた、というこのあらすじに、ティンと来たからに他ならない訳で! ケルト神話の世界を土台としているけれど、作者オリジナルの解釈や設定が多用されているために、ダメな人はダメそうな内容ではある。 が、逆を言えばそれだけとっつきやすく、魅力的な世界観でもある。デ・リントの「ジャッキー、巨人を退治する!」の、現代カナダに甦った妖精郷を受け入れられた人であれば、問題なくこの物語の中に入っていけるはず。 そしてなによりもこの物語を魅力的にしているのは、主人公のアティカスとその相棒のウルフハウンド・オベロンの関係だ。 シリーズの第一作目ということで、この世界観と関係が、この後どういう風に展開していくのかが今からすごく楽しみだったりする。
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