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カーリー(Ⅱ) の商品レビュー

4.2

29件のお客様レビュー

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2020/03/09

シリーズ第二弾。 第二次世界大戦の開幕までを描いた一冊。 英国統治下のインド。名目上はイギリスから独立権を得ている藩王国パンダリーコットの中にある小さなイギリス人社会。イギリス役人の子女をいっぱしのレディに教育することを目的とした寄宿制の女子校が舞台。 ヴィクトリア朝のしきたりを...

シリーズ第二弾。 第二次世界大戦の開幕までを描いた一冊。 英国統治下のインド。名目上はイギリスから独立権を得ている藩王国パンダリーコットの中にある小さなイギリス人社会。イギリス役人の子女をいっぱしのレディに教育することを目的とした寄宿制の女子校が舞台。 ヴィクトリア朝のしきたりを重んじる淑女たちが集う寄宿舎で、悲喜交交。 王女という立場に生まれながら、一介の新聞記者に恋をする。あまりにかけ離れた身分に、惹かれながらも... 下手をするとB級ラノベになりそうな題材だが、そこはさすがの高殿氏。 歴史に翻弄され、宗教と政治の道具にされながら自由を一時は求めるが... ここ最近の、イギリスのチャールズさんもこんな感じだったのかねー。 うっかり、目頭熱くさせられました。

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2017/11/27

ラストで物語が大きく動いた巻でした。今回はカーリーの出番は少なめで王女パティが暴れます。そのパティの魅力的でもう…。ここで寄宿舎編は終わりか〜〜。登場人物たちみんな時代の荒波に翻弄されててハラハラする。次巻も読んできます。それにしても意地悪でツンデレなヴェロニカが可愛いかった!

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2017/07/13
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※このレビューにはネタバレを含みます

シリーズ2冊目。面白かったです。 当時のインドのことは知らなかったですが、歴史の波に少女の身では翻弄されてしまうのではないでしょうか。プリンセス、パティの決意がかっこよく、そして切なかったです。でも彼女は前を向いてしっかり生きていける女性です。ヴエロニカにも彼女の信念、野心があり、そうだったのかと可愛らしく思えました。 そして、主人公シャーロットにとっては転換点。母のこと、弟のことを知ってしまいます。シャーロットとカーリーはどうなってしまうのか、次巻が楽しみです。

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2015/08/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1巻ではまり早速2巻目。 ローマの休日かっ!と思いきや、最後に見せた王女さまの決断に涙がでそうでした。 そして、主人公・シャーロットとルームメイト・カーリーのヒンディ語のレッスンシーンが好き♪ ヒンディ語がまだよくわからないシャーロットに甘い言葉を言わせて「たまらん・・・・・・」と言うカーリーが私にはたまらん(笑) シャーロットから好みのタイプを聞き出しメモしたり、身長を伸ばそうと吐くほど牛乳を飲んだり、色々なものを背負っているカーリーが垣間見せる普通の少年っぽさが微笑ましくて、このままでいれたらいいね、と思わずにはいられませんでした。 これから時代が、国が、大人達が、そうはさせてくれないのがわかるだけに。 そして先が気になって、3巻目もイッキに読んでしまうのでした・・・

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2015/07/20

象に乗ってオルガ女学院に転入してきたバローダの第一王女・パティ。彼女のわがままが元で学院は大混乱。ルームメイトのカーリーを奪われたシャーロットも落胆する。しかし、パティの秘めた恋を知った時、少女たちは結束する。戦争や時代に抗うために――。近づく大戦。英国とインド、引き裂かれる少女...

象に乗ってオルガ女学院に転入してきたバローダの第一王女・パティ。彼女のわがままが元で学院は大混乱。ルームメイトのカーリーを奪われたシャーロットも落胆する。しかし、パティの秘めた恋を知った時、少女たちは結束する。戦争や時代に抗うために――。近づく大戦。英国とインド、引き裂かれる少女たち。「あなたはこれからもイギリスのために生きるといい。私も、これからはインドのために生きる」 ああ、ついにこの瞬間が来てしまったかとラストシーンをはらはらしつつ迎えました。何も知らないままでいてくれたらと願いながら、それは無理なことだと分かっていて、それでもシャーロットを守りたかったカーリー。アムリーシュのことを気にしつつ、目の前の駆け落ち作戦に自分の願いも込めて協力するシャーロット。二人の絡みは1巻より少なめですが、なぜか甘いです(笑)パティとエドワードの結末には泣けた。気づいたときのパティを思うと切なすぎる。彼女が幸せな人生を歩めますように。いったいこの後どうなるのぉ!?と悶えつつ3巻を手元に準備万端!

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2014/11/27

前巻後半で一気にシリアス展開になったけど、二巻はほわほわの女子寮生活…?と思いきや、しっかり濃い物語でした。あらすじとして書いてしまうとありがちだけど、時代や立場による制約・責任と、個人の自由・幸せの間で悩んだ王女様の最後の決断が素晴らしく喝采。切ない恋と青春、という以上の重さが...

前巻後半で一気にシリアス展開になったけど、二巻はほわほわの女子寮生活…?と思いきや、しっかり濃い物語でした。あらすじとして書いてしまうとありがちだけど、時代や立場による制約・責任と、個人の自由・幸せの間で悩んだ王女様の最後の決断が素晴らしく喝采。切ない恋と青春、という以上の重さがありました。そして悶々とするカーリーかわいい!「牛乳、小魚、たまごが!」に爆笑。後は舞台がWWⅡ前後のインドで世界情勢がかなり入り組んでいるので(精通していなくても読めるように配慮されていますが)、勉強したくなりますね。。

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2014/11/20

荻原規子の「西の善き魔女」に雰囲気が似ている気がします。 パティがエドワードに別れを告げるシーンは泣けました。「あの学院で過ごした日々は、たしかにパティにとっての最初で最後のホーリーだった。」 カーリーがシャーロットの好みの男性像を聞いたり、背が高くなるように牛乳を飲んでいるのが...

荻原規子の「西の善き魔女」に雰囲気が似ている気がします。 パティがエドワードに別れを告げるシーンは泣けました。「あの学院で過ごした日々は、たしかにパティにとっての最初で最後のホーリーだった。」 カーリーがシャーロットの好みの男性像を聞いたり、背が高くなるように牛乳を飲んでいるのが可愛すぎました。 早く3が読みたいです!

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2014/11/18

ハチャメチャながらとっても面白いし、第二次対戦前のイギリスとインドの関係などとても要領よく書かれていて、作者の偏見もあるとは思うが、とても勉強になる。 2巻目はまさかのローマの休日で幕を開け、途中からはスパイ物。3巻目は、カーリーの願いが成就されることを祈ってます。

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2018/12/21

おてんばプリンセスを迎えてドタバタする少女たちの学院生活と、世界情勢の行く末を握ろうと暗躍する大人たちの動向とが、複雑に絡み合って同時進行していく。いよいよ学院にも大戦の影が差し、シャーロットもカーリーの正体を知るところとなった。続きがはやく読みたい。

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2014/07/06

このシリーズ好きなんだけど、、、好きなんだけど、新装版で出て最終巻でないというオチだけは、本当にやめてほしいと、ただそれだけを願います。

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