身近な虫たちの華麗な生きかた の商品レビュー
身近な雑草の愉快な生き方のシリーズ。 面白くて為になる話も多いのだが擬人化して教訓めいたオチをつけるのは頂けない。雑草の方が印象的だった。
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昆虫たちの愛すべき、また彼らなりの必死の生き様に感動する。 普段、気持ち悪いと感じてしまいがちな虫たちに対して、申し訳なく思えてしまう本。 どんな生き物も自分なりのやり方で生きている。生き物万歳。
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『身近な雑草の愉快な生き方』とか、『身近な野の草 日本のこころ』などで、稲垣さんのエッセイにはだいぶ馴染みがある。 おや?と思う生態の面白い話を、イラストも含め4ページ程度の短かさにきっちりまとめあげる。 個人的には最後の文はなくても、と思わないことはないけど。 今回は昆虫に光...
『身近な雑草の愉快な生き方』とか、『身近な野の草 日本のこころ』などで、稲垣さんのエッセイにはだいぶ馴染みがある。 おや?と思う生態の面白い話を、イラストも含め4ページ程度の短かさにきっちりまとめあげる。 個人的には最後の文はなくても、と思わないことはないけど。 今回は昆虫に光を当てている。 蝶の鱗粉は蛹時代の老廃物だとか、ゴキブリの命令系統が分散しているから頭が落ちても動き続けることができるとか、カタツムリやダンゴムシはコンクリートを「食べて」いるとかいった話が面白かった。 あとがきがまた面白い。 日本人が虫好きであるという様々な証拠をあげていくのだが、日本の研究者は実験などで犠牲にした「虫供養」をしているのに対し、外国の研究者は昆虫の専門家でも虫が嫌いな人も多いのだとか。 小池昌代さんのあとがきもいい。 虫にあったとき、虫嫌いの小池さんは殺すか追い出すかの二択しか頭になく、見つめあうとか話し合うという選択肢がなかったことを嘆いている。 私は虫がそれほど苦手ではないけど、話し合うのはこれからも選択肢には入らないだろうと思う。 それは本書を読んだ後でも、だ。 現に今日、今年最初の蚊に刺された。 ハリウッドのアクション映画さながらの逆境をかいくぐってきた蚊を、しかし稲垣さんのように「いとおしく」はなれない。 虫好きって、そういう人のことを言うのね、と納得した次第。
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20150216読了。 身近にいる虫たちが、いかに自然界に適応して生活しているかがとてもよくわかる。挿絵がリアルなだけに、たまにギョッとすることもあったが、それもいい。 一寸の虫にも五分の魂。これから単なる虫としてではなく、ちょっと愛おしい気持ちで眺めてしまいそう。
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身近でよくみる虫たちの知られざる生態や名前の由来をわかりやくす説明してくれてて、思わず虫に興味が沸いた! 各虫、2〜3頁づつの区切りなのでとても読み進めやすい。全て詳細な点描で挿絵が入っているが、文章を読んでいたら、実際の画像がみたくなって、スマホで検索してしまう為、当時の検索履...
身近でよくみる虫たちの知られざる生態や名前の由来をわかりやくす説明してくれてて、思わず虫に興味が沸いた! 各虫、2〜3頁づつの区切りなのでとても読み進めやすい。全て詳細な点描で挿絵が入っているが、文章を読んでいたら、実際の画像がみたくなって、スマホで検索してしまう為、当時の検索履歴は虫ばっかりだった 笑
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みじかな昆虫50種についてのエッセイ集。精密なイラストと興味深いエピソード満載のエッセイが楽しめた。特に、子供の頃から疑問で有ったアワフキムシの正体が分かったのがうれしい。
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身近な虫たちについて。 一編一編が短く、精密なイラストと共に柔らかい文章で書いてあって読みやすい。 古生代から今現在まで変わらず生き続けてきた類稀なる能力を持った虫として読むと、ゴキブリすごいなって。思うね。嫌いだけど。
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