夜を吸って夜より昏い の商品レビュー
なんだか霞の中に漂っていたような読後感。 佐々木中のテクストの中を漂流するように、言葉言葉を縫って小説が進行していく。 書き心地(これは想像)、音にした時の口当たり、目で追って頭で想像した時、感覚的な部分では随所に恍惚感(?)はある。唄や詩を楽しむように読むと良い。 しかし、自分...
なんだか霞の中に漂っていたような読後感。 佐々木中のテクストの中を漂流するように、言葉言葉を縫って小説が進行していく。 書き心地(これは想像)、音にした時の口当たり、目で追って頭で想像した時、感覚的な部分では随所に恍惚感(?)はある。唄や詩を楽しむように読むと良い。 しかし、自分の読力不足からか、理解しようとすると小難しいと思われる。 でもでも物語自体はずばりタイトルで割と直球なところが面白い。
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7年ぶりに再会し同居する兄弟の話。ストーリは1-2割。残りを選び抜かれた言葉が埋め尽くす。美しいようでもあり、退屈なようでもあり。「abさんご」の黒田夏子に通ずるものがあるかも。
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何言ってるのかさっぱり解らない、のだけれども。印象だけ残る。 呪文もしくは唄の中に、物語(あるいはそれにまつわる感情)が、透かし模様で織り込まれているような。
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[関連リンク] Twitter / AtaruSasaki: 昨日は本当に楽しかったです。ありがとうございました!『夜を吸 ...: https://twitter.com/AtaruSasaki/status/326210739339657217
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読み終わって何を感じたか、文章にするのが非常に難しい小説。とうとうと流れてくる文章から、何かを読み取ろうと必死になったまま、不思議な緊張感と共に読み終えました。 物語というよりは、書かれている言葉に浸ってのめり込んだ感じです。詩のようでありながら、地に足のついた奇妙な臭みと熱気...
読み終わって何を感じたか、文章にするのが非常に難しい小説。とうとうと流れてくる文章から、何かを読み取ろうと必死になったまま、不思議な緊張感と共に読み終えました。 物語というよりは、書かれている言葉に浸ってのめり込んだ感じです。詩のようでありながら、地に足のついた奇妙な臭みと熱気に満ちた本でした。 またこういう小説が読みたいです。
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