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「童石」をめぐる奇妙な物語 の商品レビュー

3.9

17件のお客様レビュー

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2013/05/23

第11回このミステリーがすごい!大賞優秀賞受賞作。ストーリー展開の面白さもさることながら、語り口のスムースさが新人離れしています。スルスルとのど越しのいい語り口は一読の価値あり。

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2013/04/25

面白かったぁ〜! 日本むかし話てきな?不思議な石のお話し。 なんだか、出てくる人達が個性的で良いんだなぁ。 飄々としてる林のじいさんに、ちゃきちゃきのナオミ先生、そして冷静な主人公とキャラが立ってるし、バランスが良いから、凄く読みやすい。 先が気になって、持ち帰って読んじゃった...

面白かったぁ〜! 日本むかし話てきな?不思議な石のお話し。 なんだか、出てくる人達が個性的で良いんだなぁ。 飄々としてる林のじいさんに、ちゃきちゃきのナオミ先生、そして冷静な主人公とキャラが立ってるし、バランスが良いから、凄く読みやすい。 先が気になって、持ち帰って読んじゃったww 休憩中に読む本やったのになぁ^^; もの凄い盛り上がりがある訳とは違うけど、腑に落ちる終わりで大満足な本でした(●´ᴗ`●)

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2013/04/18

このミスの優秀賞受賞作ということで読んでみました。 童石の他にいろいろな奇石のたぐいが出てくるのですが、確かに奇妙な物語という感じ。 落ちはちょっと唐突な感じもしましたが、全体的に読みやすく話もまとまっている良作だと思います。

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2013/04/16

#読了。2013年「このミス大賞」優秀賞受賞作。自分が死んだらと祖母から願い事をされた耕平は、不思議な「石」に関わり惹かれていく。とぼけた老人といい、先生といい面白いキャラクターに囲まれテンポよく進む為、不思議なところが詰まらずに物語が進むのが良かった。

Posted byブクログ

2013/04/09

(No.13-20) 第11回「このミステリーがすごい!」大賞・優秀作品、「童石」は「わらしいし」と読みます。 内容紹介を、表紙裏から転載します。 『自分が死んだら遺体の口に石を入れ、火葬後にそれを回収し、ある人物に届けて欲しい・・・。祖母の遺言を引き受けた高校生の木島耕平は、...

(No.13-20) 第11回「このミステリーがすごい!」大賞・優秀作品、「童石」は「わらしいし」と読みます。 内容紹介を、表紙裏から転載します。 『自分が死んだら遺体の口に石を入れ、火葬後にそれを回収し、ある人物に届けて欲しい・・・。祖母の遺言を引き受けた高校生の木島耕平は、届け先で風変わりな老人・林に出会う。 石コレクターである林は、耕平が作った「死人石(しびといし)」に喜ぶが、祖母のことは記憶にないという。林に興味を抱いた耕平と生物教師のナオミは、とある石の捜索を依頼した。 同じ頃、三重県の山中で人体の一部が埋め込まれた”童石”が発掘され・・・。 祖母の遺言の意味、林が石を集める理由など、奇妙な石をめぐる、時空を越えた物語の結末とは。』 面白かった~、おどろおどろしい話かと警戒して読み始めたのですが別に恐くないし、この話がどう転がっていくのか知りたくてどんどん読み進めました。 耕平君がすごくいい子なんだなあ。ばあちゃんに優しくて、そのせいか年寄りの扱いに長けているの。林老人がまた面白い人物。ナオミ先生がややわざとらしい感じなんですが、まあ許容範囲。 そして出てくる沢山の石。民俗学なんかでもありそうなものから、いくらなんでもそれは作者が作ったんでしょというもの、どれも怪しげで・・・。その中でも一番なのが「童石」。 そう、この小説はまさに題名どおりに、童石をめぐる奇妙な物語なんです。 耕平のばあちゃんの石、林老人の謎の行動、ナオミ先生の記憶、それがこんなに奇麗につながるとは! このラストを「奇麗にまとまりすぎ」という人もいるかもしれませんが、私は「時が満ちたんだ」と感じてすごく好感を持ちました。 読んで良かった、満足!!!

Posted byブクログ

2019/09/03

面白かったです!読み応えたっぷり。登場人物も面白く、次はどうなるのか、と楽しみにページをめくり、一気に読み終えました。「来歴」の章は少し唐突な感じもしましたが、最後まで読んで納得。続けていってその時になったら分かる、というのは、人生のどんな場面にも当てはまると思いました。

Posted byブクログ

2013/03/22

「大賞」ではないので、出版社の力の入れ方も(おそらく)違うだろうし、書店で見かけた時の人々の反応も芳しくないかもしれない。けれど「優秀賞」だからという理由だけで、この作品が埋もれてしまうのは惜しすぎる。 口コミからでも、書店のポップからでもいいから、売れて欲しい作品である。それ...

「大賞」ではないので、出版社の力の入れ方も(おそらく)違うだろうし、書店で見かけた時の人々の反応も芳しくないかもしれない。けれど「優秀賞」だからという理由だけで、この作品が埋もれてしまうのは惜しすぎる。 口コミからでも、書店のポップからでもいいから、売れて欲しい作品である。それこそ石のようにどっしりと、長い目でもって、じっくりと、じわじわと。

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