脱常識の社会学 第二版 の商品レビュー
最初の方は著者が飛ばし過ぎでは?ってくらい爆速で畳み掛けられてる感じがした。 中盤の女性の社会的地位の話とか、政府は犯罪組織からできてるとかいう辺りは面白かった。面白くなってきたなと思ったら、最後AIの話に飛躍してて良くわからん…
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日常生活の中で、ともすれば“常識”として捉えられていることを社会学の観点から考察してる。 少し難しい箇所もあるが、社会学の基礎を身に付ける上でも役立つ良書。 「最適化ではなく満足化原理に従う」は消費者行動論でも出てくる話なので、関連領域についても学べる。
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契約を結ぶこと、宗教を信じること、結婚することなど、ふだん常識と考えていることをなぜ実施しているのか考え直すきっかけをくれる一冊。 話題毎に章立てされていますが一貫した流れのようなものがあり、読み物としても入門書としてもよさそう。 契約は裏切りの心配があるから契約する、宗教は聖と...
契約を結ぶこと、宗教を信じること、結婚することなど、ふだん常識と考えていることをなぜ実施しているのか考え直すきっかけをくれる一冊。 話題毎に章立てされていますが一貫した流れのようなものがあり、読み物としても入門書としてもよさそう。 契約は裏切りの心配があるから契約する、宗教は聖と俗を区分して社会背景そのものを神として扱っているなど、考え方としておもしろい。 人工知能の行方を社会学的に捉えた章では、コンピュータに人間の思考を組み込むためのルールが14個くらい示されていて、これが興味深い。
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社会学入門と言いつつ、かなり踏み込んだ内容となっている。宗教を失った現代でも儀礼に満ちた世界に生きているのではないか?と思わせる一冊。デュルケームの本をあらかじめ読んでいると分かりやすいかもしれない。
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一言で述べるなら、常識とされるものの多くの根本が、それ自体不合理性を孕むものであるということを丁寧に解説してくれる社会学の入門書である。
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私は社会学を大学で専攻している者であるので、社会学を探求する知的エネルギーをもらった感がある。 文献案内も単なる羅列ではなく、この論点についてはこの本というように、他の関連した本を読むのを促してくれる点で非常に好ましかった。
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物事を少し違った見方で見てみよう。 位置づけとしては社会学の入門書になる。私たちが日ごろ目にする社会現象には、それを生み出すメカニズムがある、もしくは見い出すことが可能である。 仕組みと結果の因果関係については、取り敢えず疑ってみて良い、と私は思う。身の回りの物事をよく見てみ...
物事を少し違った見方で見てみよう。 位置づけとしては社会学の入門書になる。私たちが日ごろ目にする社会現象には、それを生み出すメカニズムがある、もしくは見い出すことが可能である。 仕組みと結果の因果関係については、取り敢えず疑ってみて良い、と私は思う。身の回りの物事をよく見てみると、なんでそうなっているのかわからないもの達であふれている。一応は、それなりの説明がついているものもある。しかし、私たちは常に真実を知っているわけでもないし、知る必要もまた、ないだろう。 であれば、日常からより多くのアイデアを取り出せる態度、捉え方で世の中を眺めてみることを、私は支持したい。特に考えもしなかった当たり前のこと、「○○とはそういうものだ」を離れて、「実は」を想像してみることは、時として生活を鮮やかにすることがある。 そういう訓練のために、先人たちのアイデア、思いつき(もちろん、練り上げられたものだ)をサラッと眺めてみることは、とても役に立つと思う。
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社会学入門書ということらしいですが、教科書的でないのがいい。「あたりまえ」と普段思っていることも、決して当たり前でないことがとてもよくわかります。 翻訳文という性格もあるのでしょうが、読本のようで一気に読めておもしろい。
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