SF JACK の商品レビュー
SFをテーマにしたアンソロジー。そうそうたるメンバーだが、なんとなく似たり寄ったりなところもあり。SFは設定が突飛であればあるほど、世界観の説明が難しくなるが、短編でやろうとすると、もろ説明感がでるか、雰囲気小説か、似通った感じになってしまうのだろう。 一番雰囲気が楽しめたのは夢...
SFをテーマにしたアンソロジー。そうそうたるメンバーだが、なんとなく似たり寄ったりなところもあり。SFは設定が突飛であればあるほど、世界観の説明が難しくなるが、短編でやろうとすると、もろ説明感がでるか、雰囲気小説か、似通った感じになってしまうのだろう。 一番雰囲気が楽しめたのは夢枕獏さんの作品か。相変わらず、そこで(上品な?)シモ設定使う必要ある?という感じはするが。性には神秘性があるということなのかもしれないが。
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かなりの人気だったらしく、図書館で2か月待ちの末、順番が回ってきました。 結構集めの本だったけど、短編集なのでサクサク読めました。 どれもよかったけど、宮部みゆきのロボットの作品が秀逸でした。
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SFの短編集。 知ってる作家さんも、知らない作家さんも様々で面白かったです。 冲方丁「神星伝」逆島断雄っぽい 吉川良太郎「黒猫ラ・モールの歴史観と意見」猫が喋ったと思ったら違うのか。 上田早夕里「楽園」シュタインズゲートゼロのアマデウス 今野敏「チャンナン」空手の話じゃんと思っ...
SFの短編集。 知ってる作家さんも、知らない作家さんも様々で面白かったです。 冲方丁「神星伝」逆島断雄っぽい 吉川良太郎「黒猫ラ・モールの歴史観と意見」猫が喋ったと思ったら違うのか。 上田早夕里「楽園」シュタインズゲートゼロのアマデウス 今野敏「チャンナン」空手の話じゃんと思っていたら… 山田正紀「別の世界は可能かもしれない」ジェリー。ミュータント対決。 小林泰三「草食の楽園」結局戦うのか。 瀬名秀明「不死の市」百年法のない世界。 山本弘「リアリストたち」未来にありそう。 新井素子「あの懐かしい蝉の声は」自分が主人公と同じ状態になったら気が狂いそうっていうのをおバカな女子感が薄めてくれてる。 堀晃「宇宙縫合」記憶がない。自分の死体? 宮部みゆき「さよならの儀式」ロボへの愛着。 夢枕獏「陰態の森」毒草師的な。
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12人の作家さんによるSF短編集 SFとひとくちに言ってもさまざま。 どれも独特の世界観なので、短編だと 馴染めなかったり、チンプンカンプンのまま終わったりするものも(笑) 今野敏の空手のやつは読みやすかった
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色々な人のが読めるのが良いですね。 「神星伝」冲方丁:世界観を予測して読む必要があるかも。ハマれば楽しめる。 「黒猫ラ・モールの歴史観と意見」吉川良太郎:主人公は...ちょっと怖いかも。 「楽園」上田早夕里:もうちょっとしたらこんな世界になっているかも。 「チャンナン」今野敏:昔...
色々な人のが読めるのが良いですね。 「神星伝」冲方丁:世界観を予測して読む必要があるかも。ハマれば楽しめる。 「黒猫ラ・モールの歴史観と意見」吉川良太郎:主人公は...ちょっと怖いかも。 「楽園」上田早夕里:もうちょっとしたらこんな世界になっているかも。 「チャンナン」今野敏:昔からあるテーマですが、綺麗にまとまっています。 「別の世界は可能かもしれない。」山田正紀:人間の能力は世界を変えるかもしれないというテーマですね。 「草食の楽園」小林泰三:うまいな。オチが良かった。 「不死の死」瀬名秀明:歌がカギなのだが、前提知識が必要。わからない文字列を見つけたらググれ! 「リアリストたち」山本弘:「楽園」とは別の角度から。自分が信じているものが崩れる! 「あの懐かしい蝉の声は」新井素子:人間は複雑なことをいとも簡単にできるということが良く分かります。 「宇宙縫合」堀晃:これもうまくまとまっている。 「さよならの儀式」宮部みゆき:今でも供養されているロボットはいますね。 「陰態の森」夢枕獏:異色だがこんなSFもありだと思います。
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壮大な世界観が前提の話は、その説明をかみ砕くのに手一杯になってしまって疲れちゃってついて行けませんでした。そういうのは、長編向きなのかもしれません。 チャンナン、さよならの儀式、陰態の家、はその点で読みやすかったしおもしろかった。 知らない作家さんに触れる機会はありがたかった。
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そうそうたる作家が並んでいたので思わず借りてみました。全体的には○。個々には・・・神星伝とか不死の市とか最近?のゲームの世界感的な話にはちょっとついていけなかったけど、知らない作家の作品も面白く読めてよかったかな。最後の陰態の家はSFでなく、どうみてもホラーだろうけど面白かったの...
そうそうたる作家が並んでいたので思わず借りてみました。全体的には○。個々には・・・神星伝とか不死の市とか最近?のゲームの世界感的な話にはちょっとついていけなかったけど、知らない作家の作品も面白く読めてよかったかな。最後の陰態の家はSFでなく、どうみてもホラーだろうけど面白かったのでよしとする。
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日本のSF作家って世の中のことをまじめに考えてる人多いんだろうな。途中であきらめたので評価はとりあえずしないんだけど、まっすぐすぎて結構辛いモノばかりで、今野敏「チャンナン」くらい肩の力が抜けてるといいのにと思いました。(朝日の書評から)
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★★★★ 上田早夕里「楽園」表現体を超えた意識の結びつきがテーマ。語りつくせない! 小林泰三「草食の楽園」こういう作品が有るから小林泰三は目が離せなくなるんです… 山本弘「リアリストたち」山本さんらしい意志の強い女性の目線で書かれる。リアリスト側の自分たちとしては彼女の選択の結末...
★★★★ 上田早夕里「楽園」表現体を超えた意識の結びつきがテーマ。語りつくせない! 小林泰三「草食の楽園」こういう作品が有るから小林泰三は目が離せなくなるんです… 山本弘「リアリストたち」山本さんらしい意志の強い女性の目線で書かれる。リアリスト側の自分たちとしては彼女の選択の結末を見届けたくなる。 堀晃「宇宙縫合」最後まで読んで、おー…となる。 宮部みゆきさんと夢枕獏さんはもう大御所の風格。 安心して読めるのですが、自分にはそれがちょっと物足りないくらいでした。 新井素子さんのスイーツ(笑)女子語りがホント辛いです。冲方丁は…中学二年生だったら面白いかもしれません(苦笑)
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「SF Jack」日本SF作家クラブ 編 SF短編集。黒。 日本SF作家クラブの50周年記念、全編書き下ろし。 そうそうたる作家陣で、最近のSFの勃興を感じます。 「神星伝」冲方丁…宇宙戦闘記。スピード感凄い。 「黒猫ラ・モールの歴史観と意見」吉川良太郎…人類滅亡。ダークファ...
「SF Jack」日本SF作家クラブ 編 SF短編集。黒。 日本SF作家クラブの50周年記念、全編書き下ろし。 そうそうたる作家陣で、最近のSFの勃興を感じます。 「神星伝」冲方丁…宇宙戦闘記。スピード感凄い。 「黒猫ラ・モールの歴史観と意見」吉川良太郎…人類滅亡。ダークファンタジー、暗いフィルターかけた映画っぽい。 「楽園」上田早夕里…バーチャル人格。綺麗なストーリー。 「チャンナン」今野敏…タイムパラドクス。今回軽い作品はこれだけだったなあ。 「別の世界は可能かもしれない。」山田正紀…テレパス。結構ボリュームあったけど感じさせず、全く古臭くなく、大御所の貫禄! 「草食の楽園」小林泰三…新世界の理想郷。あっさりショートショートふう。 「不死の死」瀬名秀明…再生医療。重い!重い!最近の流行のヘビーなSF文学。 「リアリストたち」山本弘…サイバー社会。意外と読みごたえあって面白いストーリーだった。 「あの懐かしい蝉の声は」新井素子…新人類。ちょっと内容浅すぎた。 「宇宙縫合」堀晃…エネルギーミステリ。これぞ凝縮された短編、面白かった! 「さよならの儀式」宮部みゆき…ロボット社会。読みやすく考えさせられて突飛でない。上手い。 「陰態の森」夢枕獏…傀儡ホラー。どうみてもSFではない、さすがこの人(笑)いい意味です。 ちと2010年代のSFに食傷気味なのもあったので、この方々の書き下ろしはすごく面白かったです。 何よりSF作家の人たちは年齢を経ても技術工学の発展についていって作品に取り込んでるな、ってのを尊敬します。(4)
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