なにごともなく、晴天。 の商品レビュー
穏やかで淡々と、ちょっと不思議な吉田篤弘さんワールド。 現代日本を舞台にしたお話ではあるのですが、登場人物たちがみんなどこか浮世離れしていることと、高架下という舞台設定も相まってなんとなくおとぎ話のような、不思議な雰囲気が魅力の作品です。 自分は今普通に勤め人なので、美子たち...
穏やかで淡々と、ちょっと不思議な吉田篤弘さんワールド。 現代日本を舞台にしたお話ではあるのですが、登場人物たちがみんなどこか浮世離れしていることと、高架下という舞台設定も相まってなんとなくおとぎ話のような、不思議な雰囲気が魅力の作品です。 自分は今普通に勤め人なので、美子たちのように忙しい俗世間から少し離れて、馴染みのコミュニティの中でのんびりお店を営むような生活って素敵だなぁと、ちょっと羨ましい気持ちになりながら読んでいました。 あと、作中何度も登場するベーコンの姉さんのベーコン醤油ライスがとても美味しそうで、今度スーパーに行ったらベーコンを買ってしまいそうです笑
Posted by
温かくほっこり。 長編だけど、短いタイトルがついていて読みやすいし、読み進めやすい。ハマってしまいスラスラ読んだ。 少し恋バナが混ざってるのがまたよかった。吉田篤弘さんの本では初めて?の恋バナな気がした。 「ひと目惚れは風邪ひきで、恋になれば病になり、愛は重病で、結婚は入院。離...
温かくほっこり。 長編だけど、短いタイトルがついていて読みやすいし、読み進めやすい。ハマってしまいスラスラ読んだ。 少し恋バナが混ざってるのがまたよかった。吉田篤弘さんの本では初めて?の恋バナな気がした。 「ひと目惚れは風邪ひきで、恋になれば病になり、愛は重病で、結婚は入院。離婚はかすり傷。」これはおもしろいなと思ったし、メモしたくなった言葉。 美子、サキ、ベーコンの姉さん、ヤエガシさん、逸子さん、むつ子さん、大将。 もっともっと続きが読みたいけど、この読み終わり、とても気持ちいい。
Posted by
吉田篤弘さん二作目。前作同様、図書館で借りるのには向かない本だった。 熱心に続けて、ましてや期限までに急いで読むのではなく、ふとした時に何気なく開き、あれっ何の話だったんだっけ、ふふふ、そうそうそうだったわねと思い出しながら、ゆるゆるとページを繰るのがいい。個性派俳優さん達が、演...
吉田篤弘さん二作目。前作同様、図書館で借りるのには向かない本だった。 熱心に続けて、ましてや期限までに急いで読むのではなく、ふとした時に何気なく開き、あれっ何の話だったんだっけ、ふふふ、そうそうそうだったわねと思い出しながら、ゆるゆるとページを繰るのがいい。個性派俳優さん達が、演技なのか素なのか判然としない感じで魅せる、昭和の深夜ドラマのような世界は、時々無性に覗いてみたくなる。 また吉田さんの本を見かけたらたぶん、連れて帰って来ちゃうんだろうな。
Posted by
不思議な、それでいてありそうな生活だが、昭和の戦後な感じ。自分の内に入る前に終わってしまったのでノドに引っかかって記憶も混沌としてしまっているが穏やかに読める本。
Posted by
この間(ま)が好き。 お正月にのんびり読むには最適本。 高架下の生活、電車の音、銭湯。 出てくる人みんな、いそうでいない。 ただぼんやりと進むようで、いたるところに伏線あり。 って、ミステリーではないんだけど(笑) こんな気分でずっと過ごしたい、そんな世界。
Posted by
高架下という、天気が分からない場所に住む人たち。曇天の日も雨天の日も晴天と同じように好きで、いいなぁ。 探偵の人に出会い、皆が秘密を話し出すの面白い。皆抱えてるよなぁ。
Posted by
なにごともない、でも少しはある、そんな日常。 高架下に住むのは、落ち着かなそうで私はちょっと勘弁だけれど、読んでいる分には、なんだか穏やかないい日々。近所の人たちとの付き合いとか、馴染みの食堂とか、銭湯とか。
Posted by
面白かった✨ 第一に高架下で働き、住んでいる時点で面白い。いつぞや、そんな辺鄙なところに住んでみたいと思っていた頃を思い出す☺️ ストーリーも和やかに、少々不思議に展開して行く。 物語が絵として思い浮かぶストーリーは断じて楽しいものです☺️
Posted by
変わった小説だなあ。これが初発感想です。 出だしを読みつつ、寂れゆく高架下商店街の日常風景を描いた、のほほんとした小説かと思ったのですが、読んでみると少し違っていました。 のほほんとはしていたけれど、クライマックスやオチもきちんと (?)あり、読後にほのかな温かみが残る作...
変わった小説だなあ。これが初発感想です。 出だしを読みつつ、寂れゆく高架下商店街の日常風景を描いた、のほほんとした小説かと思ったのですが、読んでみると少し違っていました。 のほほんとはしていたけれど、クライマックスやオチもきちんと (?)あり、読後にほのかな温かみが残る作品でした。 まず感心したのは高架下商店街の怪しげな雰囲気が感じられる絶妙な描写です。各店舗の猥雑さなどはもう目の前に浮かぶようで懐かしくさえありました。 登場人物もなかなかいい。ベーコンのママ、サキ、むつ子オーナー、そして元探偵の八重樫。 その個性的な面々が、かなり浮き世離れした主人公・よしこがゆるゆると自立に向かう手助けを(意識するしないに関わらず)するのにピッタリでした。 『なにごともなく、晴天。』 タイトルどおり、よしこの行く末にあるささやかな日常と幸せが見えるようです。
Posted by
物語を読むというより、高架下のお店でうんうんと話を聞いているような、温かい空気に自分まで溶け込んだような感じがした。晴天ばかりじゃない、雨の日も曇りの日もある。でも、いずれきっとまた晴れる。曇天続きでも、晴れたらいいねって言えるような心の余裕を持っていたい。
Posted by
