科学がつきとめた「運のいい人」 の商品レビュー
とてもわかりやすく読みやすかった。 運は自分の心がけによってついてくるものだから、まずは自分は運がいいと信じよう。 声に出して「運がいい」って言ってみよう。 自分や自分の好きなことを大切にする。 自分を大切に思っていない人を周りが大切にしてくれるわけがない。 何かを選択するときは...
とてもわかりやすく読みやすかった。 運は自分の心がけによってついてくるものだから、まずは自分は運がいいと信じよう。 声に出して「運がいい」って言ってみよう。 自分や自分の好きなことを大切にする。 自分を大切に思っていない人を周りが大切にしてくれるわけがない。 何かを選択するときは少しリスクのある方を選ぼう。 何故か人はリスクに対して脳の報酬系が喜ぶ傾向にあり、良い結果を得られる確率が高まる。 でもこの世に生を受けただけでも何億分の一という幸運を手にしたのだと思うとちょっと根拠の無い自信が湧いてくる。
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昨年(2014)お亡くなりになりましたが、良く読んでいた、船井幸雄氏の本に、「運のイイ人=ツキのある人」になるようにしようと書かれていたと記憶しています。 運のいい人、悪い人というのは、気持ちの持ちようで自分で変えることができるようです。この本ではそれが科学でつきとめられた、と...
昨年(2014)お亡くなりになりましたが、良く読んでいた、船井幸雄氏の本に、「運のイイ人=ツキのある人」になるようにしようと書かれていたと記憶しています。 運のいい人、悪い人というのは、気持ちの持ちようで自分で変えることができるようです。この本ではそれが科学でつきとめられた、としています。 運のいい人には、共通した、行動パターン・考え方・物事の捉え方、があるようです。また、自分を変えるよりも、視点を変えて自分を生かす努力をする、自分を大切にするから他の人にも良い影響を与えられる、という考え方は特徴的です。 この本に書かれている本を参考にして、「運のいい人」になっていきたいと思いました。 以下は気になったポイントです。 ・運がいい人というのは、単に運に恵まれている、というわけではなく、運をつかみ、同時に不運を防ぐような行動、物事の捉え方、考え方をしている(p12) ・視点を変えて、今の自分を最大限に生かすことを、考えてみる。今の自分を変えようとするのではなく、いまの自分を生かす(p25) ・自分を粗末にせず、自分を大切に扱う、他人を敬うのと同じように、自分自身を敬う。特に、一人でいるときや食事をするとき(p28) ・他の人から大切に扱われるようにするには、周囲と良好な人間関係を築くには、まずは自分で自分を大切にする必要がある。(p31) ・運がいい人は、自分なりの「しあわせのものさし」を持っている、その状態を積極的につくりだす努力をしている(p36) ・選択に悩んだときは、どちらが正解かと考えがちであるが、それをやめて「おもしろさ」を判断にすべき(p51) ・主観的に幸福を感じている人は、心の調子によって変わってくる免疫系の物質のバランスがよくなる(p52) ・運がイイと思っている人に、明確な根拠がある場合は少ない、つまり、これから「運がイイ」と決めようとしている人に特別な根拠はいらない(p61、65) ・人間の中に新しい回路ができるのに、少なくとも3週間かかるので、3週間は続けるべき(p70) ・運のいい人とできるだけ一緒にいて、その行動をよく観察する。行動を真似すると、考え方やモノの見方も似てくる(p74) ・良質な睡眠をつくり、体内活性酵素を分解、抗ウィルス作用をたかめ老化を防止する、メラトニンは、朝の自然光を網膜が感じて分泌されるセロトニンがでて15時間後に分泌を開始する(p77) ・脳の細胞は、平穏無事なときよりも一定のストレスがかかったときのほうが活発に活動する(p89) ・ネアンデルタール人は、社会性(弱い女の人や子供も守る)をもっていなかったために、進化のゲームで負けてしまった(p101) ・品のある行動が、よい結果を生む場合が少なくない。それを証明したのが「しっぺ返し戦略」である(p107) ・粗野なふるまいよりも、品のある行動のほうが人の心を動かす(p111) ・他人を素直に正しくほめられる人は、他人から好かれるようになる(p120) ・他人をほめる時に気を付けるべきは、1)正しくほめる、2)表面的な軽い褒め方はしない、3)欠点には寛容になってほめる(p125) ・夢の実現に向けてまい進する、とにかくゲームをおりずに粘り続けることが、最後に勝つコツ(p151) ・脳を飽きないようにさせるには、脳内の報酬系をうまく活用する、つまり、脳に常に新しい刺激を与え続ける(p152) ・語学は伝達の手段にすぎない、その手段を使って何をしたいか、どんな状態になっていたいかを具体的に考えるのが重要(p155) ・語学は、発音から、そして文法を学ぶ(p154) ・もっとこんな工夫ができないか、こんな方法もあるのではないか、と新しいことを考えてみる。脳が喜びそうな新しい刺激を与えることを、楽しみながらやるのが、脳をあきさせずに、目標や夢に飽きさせない方法(p156) ・マイナスの結果にあらがうのではなく、その状況をまず受け入れて、その状況をどう生かすかを考える(p161) ・常に頭のどこかで自分の夢や目標について考えている、つまり夢や目標がかなった状態をいつも思い描いている(p162) ・夢や目標はを現実的なものに落とし込むことも大切(p163) ・習慣化した「祈り」によって、脳を変化させていく、朝(未来に目を向けた将来の自分、目標を祈る)と晩(目標に向かって、今日何をしたか)の1日2回、お祈りをする(p185、186) 2015年6月14日作成
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amazonの分類だと、倫理学や人生論、自己啓発となっている。 つまり、脳科学者の著者が「科学」を基に書いているにも関わらず、内容的には倫理学や自己啓発の域を出ないということだ。 科学的だからといって、それが全て真理ではないし、科学的というには若干強引に思われる個所もあったけれど...
amazonの分類だと、倫理学や人生論、自己啓発となっている。 つまり、脳科学者の著者が「科学」を基に書いているにも関わらず、内容的には倫理学や自己啓発の域を出ないということだ。 科学的だからといって、それが全て真理ではないし、科学的というには若干強引に思われる個所もあったけれど、新しい発見が沢山あった。 セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質の量には個人差があること。 これらの物質が増えすぎると脳と体に悪影響を与えるため、それらを分解するためモノアミン酸という物質があり、その分解の度合いにも遺伝的な個人差があるということ。 そして、女性の場合は、この分解度合いが低いと幸福を感じやすい脳と言われるが、反面、反社会的行動をとりやすいとも言われている。 その理由は、モノアミン酸化酵素の分解度合いが弱いということは、セロトニン(安心感、安定感をもたらす物質)の分泌量が多いということで、「安心感」「安定感」を感じられるため、その反対である「不安感」という先を見通す力がないからである。 不安感がないから「いまがよければいい」と反社会的行動をとりやすくなるようだ。 ちなみに、男性の場合はその逆のようだ。 私自身、幸福感を感じやすい脳で、行き当たりばったりに勢いに任せて行動してしまうことがあり、この見解は役に立った。 本書でも言われているように、自分自身の脳の特徴を自覚することで、少しはコントロールできるのではないかと思うと、特徴を知ることは非常に大事なことだと思う。 また、運がいい人も悪い人も、長期的に見れば、プラスの出来事とマイナスの出来事はほぼ同じ割合で起きているけれども、実際に運の良し悪しは測ることがでない。結局は、気持ちの問題なのではないだろうか。 そう思えば、自分自身が運のいい人と思い込むのが何より大切だと思う。 運のいい人には共通の考え方や行動パターンがある。 ということは、運というのは持ってうまれたものではなく、その人自身の考え方と行動パターンによって変えられるものなのだ。
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自己啓発本、スピリチュアル本とかで書かれていることを科学的に分かりやすく説明している。 あれやこれをやると脳からなんか出て、興奮したり、幸せを感じたりするんだって。
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運がいい人とは、生き残れる人。適者生存ではなく運者生存。運不運は誰にも平等に起きているが、運をつかみやすい行動や思考パターンがある。自分を大切にし、より良く生きている。 幸運とか幸福とかについては翻訳本が多いけれど、最初から日本語で書かれている分かりやすさ。しあわせのものさし、...
運がいい人とは、生き残れる人。適者生存ではなく運者生存。運不運は誰にも平等に起きているが、運をつかみやすい行動や思考パターンがある。自分を大切にし、より良く生きている。 幸運とか幸福とかについては翻訳本が多いけれど、最初から日本語で書かれている分かりやすさ。しあわせのものさし、いい加減、よい妄想、目一杯の愛情、よい祈り。
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マウスやサルでの実験結果やドーパミンなどの物質が出るなどの科学的な検証で「運のいいひとは・・・」と書かれていましたが 心理学の本に書かれている、運のいい人と殆ど変わらなかった なので、今までやってきた方法で運はあがっていくと 実感できて安心しました。アドラー心理学にも通じる感もあ...
マウスやサルでの実験結果やドーパミンなどの物質が出るなどの科学的な検証で「運のいいひとは・・・」と書かれていましたが 心理学の本に書かれている、運のいい人と殆ど変わらなかった なので、今までやってきた方法で運はあがっていくと 実感できて安心しました。アドラー心理学にも通じる感もありました。
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品のある行動をこれを読んでから心がけるようになりました。 例えば穴の空いた靴下を履いたりしないこと。 これって結構やりがちなんですよね。 自分の行動を見直して少しでも運が良くなってくれることを信じています。
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運をよくするには、脳から変わること。 そういえば「夢って具体化すると叶う」とあちこちでよく聞きますが、ここでも「具体的な目的を持つこと」「ゲームを降りないこと」「いつも頭のどこかで夢を意識しておくこと」とありました。 ということは、中山庸子さんの「夢ノート」も、中野さんのおっしゃることに照らせば、すごく理にかなっているということですね。夢ノート、続けよう♪ あと、脳の報酬系を利用するという話、なるほど!と思いました。一つのことを学習するには、脳が飽きないように、脳が喜ぶ新しい刺激を与えるために、角度を変えて学んだり、こまめに達成感を感じられるような工夫をするといいということですね。 ということは、漢字や英単語の小テストってこまめに必要なんですね。ただし、常に80点以上取れるのであれば、ですが・・・笑
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運のいい人とは、科学的な観点から考えると生き残ることがひとつのキーワード。 運者生存 cf適者生存 運のいい人 自分なりの「幸せののものさし」をもつ →常にその快の状態を作り出す努力をしている人 →自己一致の状態になる(自分を好きな状態) →人に好かれる これは大事そうだな。
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この本は、生き方指南書が指し示すものについて科学的な見地でその理由を述べようとしたものである。セロトニン、オキシトシンなどの記載もある。存念ながらそれはやはり難しいのだと思う。 最近感じていること、この本が述べていることは大方あっている。むしろかなりしっくりきている。しかし本書は...
この本は、生き方指南書が指し示すものについて科学的な見地でその理由を述べようとしたものである。セロトニン、オキシトシンなどの記載もある。存念ながらそれはやはり難しいのだと思う。 最近感じていること、この本が述べていることは大方あっている。むしろかなりしっくりきている。しかし本書はそれを科学的に証明している訳ではない。 とはいえ、少ない私の人生経験と整合しているし、今やっていることばかりである。 進化において生き残るとは、相撲で言うところの徳俵に足がかかった時にどう踏ん張るか、最後まで諦めない根性、そもそも最初の立会いで相手を圧倒するための練習と作戦、そのリスクをとる度量、みなで協力しながら食事、練習、休息のための部屋を守ること。エコシステムでのダイナミズムでのちょっとした行動変化が生き残りを決めているということか。 そうなれば少しでもその確率を上げるために行動を変えることは理にかなっている。問題なのはマイナス要素に感じる事象が発生した場合である。 一見マイナス要素だとおぼしきものを発見する力はとても大事だ。死の危険の場合は特にクリティカルだ。うつ病などの原因にもなることから無いのに越したことは無いと思うが、適度なストレスにいるからこそ発揮される力なのだと思う。 なにごとも過剰は適用を阻害する。アレルギーもそうだときく。われわれに必要なのは、いい(良い)加減に生きることである。
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