猫弁と透明人間 の商品レビュー
■この弁護士は、笑顔を守る。 お人好しの天才弁護士・百瀬太郎の事務所は、ペット訴訟で放り出された猫でいっぱい。ある日“透明人間”から「ぼくはタイハクオウムが心配で、昼も眠れません」というメールが届く。婚約者と猫たち、依頼人たちの笑顔を守るため百瀬は今日も走る。絶好調ハートフル・...
■この弁護士は、笑顔を守る。 お人好しの天才弁護士・百瀬太郎の事務所は、ペット訴訟で放り出された猫でいっぱい。ある日“透明人間”から「ぼくはタイハクオウムが心配で、昼も眠れません」というメールが届く。婚約者と猫たち、依頼人たちの笑顔を守るため百瀬は今日も走る。絶好調ハートフル・ミステリー、早くも第2弾文庫化!
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猫弁シリーズ2作目。 前作同様、いえ前作以上にハートフルです。 めでたく亜子と「婚約者」と呼び合う仲になった百瀬。 ただし、本当に呼び合うだけで一向に進展はしない。 優秀な脳みそも、恋愛に関しては経験値が0に等しいせいか、役にはたたず。 そんなある日、百瀬の元に“透明人間”を...
猫弁シリーズ2作目。 前作同様、いえ前作以上にハートフルです。 めでたく亜子と「婚約者」と呼び合う仲になった百瀬。 ただし、本当に呼び合うだけで一向に進展はしない。 優秀な脳みそも、恋愛に関しては経験値が0に等しいせいか、役にはたたず。 そんなある日、百瀬の元に“透明人間”を名乗る人物から「タイハクオウムが心配で昼も眠れない」という相談メールが届く。 百瀬からの視点と、透明人間側からの視点で物語が展開し、まったく別件であるオウムと医療事故の訴訟でふたつの世界が徐々に近づいていき、ひとつになる。 このスタイルも前作と同様だけれど、今回のほうがムリがない。 そして前回は物語が「パズル」に例えられたりしていたけれど、今回は「迷路」。 船が沈んでタイタニック的状況になったとして――亜子のために必死で板を探して彼女を乗せる。自分は沈んでも! うん、迷いはない!! と、思った次の瞬間、七重さんで想像し→助ける、野呂さん→助ける、久しぶりに会った同期の寺本まで助けるだろう自分に思い至り、またしても迷路の中に入り込む。 不器用すぎるよ、百瀬さん……。笑ってしまったけれど。 その「迷路」、例えだけでなく実物も出てくる。 透明人間こと沢村の少ない息抜きのひとつが迷路作成。 百瀬と同じく天才と呼べる頭脳を持ち、複雑な迷路を作りながら、影からたくさんの訴訟を捌く沢村。 そんな二人の予定外の対決。 天才同士が法律を駆使しての闘い・・・なんていうと、息詰まる法廷劇が繰り広げられそうだが、かたや透明人間、かたや自分の案件ですらない、ので、裁判の様子が描かれるわけではない。 困っている人を助けたいと思う気持ちは二人とも同じだけれど、けして法を曲げたりズルしたりせず真正面から向かうところが、とても百瀬らしい。 「時間をかけてあらゆる制度を総動員し、オールハッピー」に導く姿勢は変わらず。 タマオとさっちゃん、「あーちゃん」の謎が解けるエピソードには思わずじーん。 そして百瀬が、亜子をぎゅっと抱きしめてしまうシーンには思わずきゅーんっ! 百瀬と亜子の前に立ちはだかる伴大造(笑)を乗り越えて、無事にエンゲージシューズを作る旅に出られるのか……次の巻を読むのが楽しみ!
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結構ややこしい話で、読んでて疲れた。 もう少し話をすっきりさせてくれた方が、私的にはいいのだが・・・ ドラマ化されてたのは知らなかった。 キャスティングはなるほどって感じでした。
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ドラマはさらっとしか観ていない状態での、原作本。 ただ、百瀬=吉岡(というか、ジュンくんw)というイメージはしっかり定着したまま挑みました。 ドラマ全部見たくなってしまったなぁ。 この二人の恋の行方とかが、特に激しく気になるわけでもないんだけど、続巻が出たら絶対買ってしまう。 ...
ドラマはさらっとしか観ていない状態での、原作本。 ただ、百瀬=吉岡(というか、ジュンくんw)というイメージはしっかり定着したまま挑みました。 ドラマ全部見たくなってしまったなぁ。 この二人の恋の行方とかが、特に激しく気になるわけでもないんだけど、続巻が出たら絶対買ってしまう。 空気感がすごく私好みの作品でした
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前作を裏切らない続。本当にほのぼのする。解説にもあるように読みやすいしキャラクターが魅力的で活き活き描かれている。名作ではないけど好きですね。
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猫弁先生、第二弾です。 透明人間の由来におおなるほど、となりました。 二人の恋の行方はもどかしいほどゆっくりと。しかしそれが二人なりのペースというものなのかも。 読了後しばらくしてからドラマのほうを偶然ちらりと拝見しました。 原作よりも百瀬先生の抜けっぷりが表れているなあ、という...
猫弁先生、第二弾です。 透明人間の由来におおなるほど、となりました。 二人の恋の行方はもどかしいほどゆっくりと。しかしそれが二人なりのペースというものなのかも。 読了後しばらくしてからドラマのほうを偶然ちらりと拝見しました。 原作よりも百瀬先生の抜けっぷりが表れているなあ、という印象でした。
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最初、展開が少しゆるいかと思ったのですが、途中から次へ進まずにはいられなくなりました。 主人公猫弁百瀬のキャラクター全開で、最高にかっこよく、もうたまりません。「正義」を振りかざすことなく、「正義」を通す、それも草の根的な泥臭いスタイルで。でも、百瀬はブレない。 婚約者大福亜子へ...
最初、展開が少しゆるいかと思ったのですが、途中から次へ進まずにはいられなくなりました。 主人公猫弁百瀬のキャラクター全開で、最高にかっこよく、もうたまりません。「正義」を振りかざすことなく、「正義」を通す、それも草の根的な泥臭いスタイルで。でも、百瀬はブレない。 婚約者大福亜子への対応以外では。 他の登場人物もキャラのイキイキ度合いがハンパ無いです。 特にゴースト弁護士。とても細かい周囲から彼の描写がしてあって、頭の中で勝手に動いてくれるようです。 大福亜子もズレてるようで、百瀬を受け入れる度量にかけてはドッシリとしていて、本当にうれしくなってしまいます。 前巻も読後感がとても良いと感じましたが、こちらもさらに上を行きそうです。ああ、読んでよかった!
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猫弁第二弾.今回も最高のハートフルミステリとなってます. 猫弁先生の恋の行方も微笑ましい.早く次巻が読みたいけど, まだ文庫化されていないので,しばらく辛抱します.それにしても, 巻末の「密室猫妊娠事件」の行方が気になってしょうがない(笑)
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私にしては珍しく、原作より先にドラマ観てしまった。 百瀬さんとまこと先生はイメージ通りだったかな。 なんとも和むお話です。切ない場面もあるんだけど。出てくる動物たちが可哀想じゃないことも大きい要因かも。 先ほど続編出たことを知ったので、早速読もうー。
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根っからの悪人が出てこず、すごくほんわかした気持ちで読み終えました。内容も前回ながら、全て一線にまとまっていくのも読んでておもしろかった。
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