猫弁と透明人間 の商品レビュー
弁護士ものと思って読んだら後悔します。恋愛ものです。しかも39歳の童貞が婚約者に指輪を買うかどうかがテーマ。主人公がアインシュタインより頭がいいとかいう設定もかなり痛い。全編にわたってあまっちょろい雰囲気の小説。恋愛がこの世のすべての女子中高生ぐらいがターゲットなのか。 法廷の争...
弁護士ものと思って読んだら後悔します。恋愛ものです。しかも39歳の童貞が婚約者に指輪を買うかどうかがテーマ。主人公がアインシュタインより頭がいいとかいう設定もかなり痛い。全編にわたってあまっちょろい雰囲気の小説。恋愛がこの世のすべての女子中高生ぐらいがターゲットなのか。 法廷の争いは1ページで報告だけで終わります。ストーリーが知りたければ最初の10ページと最後の10ページを読めばわかります。そこだけ読んであなたが想像した通りで間違いありません。主人公が弁護士である意味が全然わかりません。 シリーズですが他のを二度と読まないでしょう。
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面白かったです。 前作で少しイラっとさせられた大福さんも可愛くなったし、猫もオウムも可愛いし、透明人間もせつなくて格好良かったです。他の登場人物も好感の持てる人ばかりでした。 この作者さんにかかれば、不倫中の大学教授も、見た目と口ばかりのエセ弁護士も、人間味がある可愛らしい人物に見えるのが不思議です。 私にとって番狂わせだったのが野呂さんです。この人は常識人かと思っていたのに……。60超えて、よくわからない理由で既婚者のふり。そんなに面白い人だったとは。 最後のひまわりのシーンは泣きそうになりました。小説っぽく出来過ぎの気もしますが、でも救いのある、いい終わりだと思います。 続刊も是非読むつもりです。透明人間、再登場して欲しいな。
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百瀬先生は素朴でいい人そうだな。しかも、天才ってすごい。でも、コミュニケーション能力というかそのへんは・・・?さてさて、私は、今後大福さんと百瀬先生の今後が楽しみでしょうがない笑 今回でてきた透明人間さんもいいね。
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お人よし弁護士のミステリシリーズ第2弾です。 今回は、猫もやはりたくさん出てきてかわいいのですが、今回の注目動物キャラは、関西のやくざ風の関西弁をしゃべるオウムです!これがまた絶妙なところで、騒ぎ立てるので、電車などで読んでいるとおかしくてたまりませんね。 内容は、前回のほうがインパクトはあったのですが、今回は恋愛の要素も強くて、おすすめです。
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お人好しの天才弁護士,百瀬太郎が主人公のシリーズ第二弾。前作からの続きであり,前作を読んでいなくても問題ないが,前作を読んでいる方が楽しめる。 今回は,「法律王子」と呼ばれるテレビでも人気の弁護士の二見純が登場する。同弁護士にはゴーストとして,陰で事件のシナリオを描く沢村透明という男が存在する。この二見と沢村が関わる医療訴訟が話の中心に据えられる。 中心となる話の周囲に,細かなエピソードを重ねるのが「猫弁」シリーズのフォーマット。今回は,前作で百瀬太郎にプロポーズをした大福亜子と百瀬太郎の関係が描かれている。また,「杉山」という名前のタイハクオウムについてのエピソードも存在する。 タイハクオウムの存在は,百瀬と沢村を結び付ける。沢村が,医療訴訟の原告である田部井という家族を知り,被告側である二見のゴーストでありながら,不正な手段を使って田部井を勝たそうとする沢村。百瀬は,沢村の不正を暴きつつ,正当な方法で田部井側を勝たせるシナリオを作り,田部井の代理人である稲葉という弁護士に渡し,田部井を勝たせる。 前作以上にキャラクターが生き生きしており,大福は可愛らしく描かれている。仁科七重,野呂法男という百瀬の事務所の事務員も味があるキャラクターとして描かれているし,完全な脇役的存在である柳まこと,寿春美,梅園光次郎といった存在ですら,魅力的である。 しかし,キャラクターの魅力に比べると話全体の構成は改善の余地がある。春美と光次郎のエピソードは,春美と光二郎のキャラクターの魅力を伝えるという意味では効果的なのだが,話全体の流れを分かりにくくしている。沢村の母が登場するシーンなども唐突であり,「この人はだれ?」という感じで引っかかってしまう。幹となるストーリーが追いにくく,散漫なイメージがあるのだ。 シリーズ途中なので,回収されていない伏線があるのかもしれないが…。話の見せ方がうまい作家が,このキャラクターやプロットで仕上げ,見せ方を工夫すれば話全体の印象がもっと深まり,傑作になりそうな気がする。そういう意味では惜しい作品。決して駄作ではないのだが。 ★3で。
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前作に続き、安定した楽しさと読みやすさ。 登場人物も特徴があり、世界観がイメージしやすい。 これがシリーズ物で良かった。(長く楽しめるから)
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【2016年1冊目】 前作を読んだのが約4年前で、その時はあんまりハマらなかったんですが、本作を読んでハマりました(^-^) 猫弁こと百瀬太郎と大福亜子の恋愛模様とメインストーリーのバランスが絶妙です! 早速、3作目も買いに行こうと思います♪
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前作同様、最初はそれぞれの登場人物たちが個々に描かれるので、名前と状況を頭に入れておくのがちょっと大変。 そのうちに、彼らの運命の糸(?)がどんどんより合わさっていくので、面白くてやめられなくなる。 事務所の七重さんが、世話焼きなお姉さんのようです。 野呂さんはドラマには出てい...
前作同様、最初はそれぞれの登場人物たちが個々に描かれるので、名前と状況を頭に入れておくのがちょっと大変。 そのうちに、彼らの運命の糸(?)がどんどんより合わさっていくので、面白くてやめられなくなる。 事務所の七重さんが、世話焼きなお姉さんのようです。 野呂さんはドラマには出ていないようですが… この事務所が、百瀬の家族みたいなものでしょう。 読み始めから沢井がとても気になりました。 他のキャラもみんな個性が強く、一見埋もれてしまっているようですが、やはり、今回のゲスト主人公なだけあります。 読後感もとても良い。
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一作目よりも面白かった!大福さんがすごくかわいくていい子。読み終わった後にホッコリするお話。百瀬先生と大福さんの今後が気になる。
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