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わたしは目で話します の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2015/11/12

帯文:”難病ALSによって身体の自由をうばわれた著者が文字盤をつかい、目の動きだけで書きあげた渾身のメッセージ。「言葉って、こんなにすごいもの!」” もくじ:はじめに、1章 ALSってどんな病気? 2章 言葉の障害との出会いー学生時代と日本聾話学校勤務時代、3章 ドイツ語との出...

帯文:”難病ALSによって身体の自由をうばわれた著者が文字盤をつかい、目の動きだけで書きあげた渾身のメッセージ。「言葉って、こんなにすごいもの!」” もくじ:はじめに、1章 ALSってどんな病気? 2章 言葉の障害との出会いー学生時代と日本聾話学校勤務時代、3章 ドイツ語との出会いースイス・チューリッヒ滞在時代から翻訳者になるまで、4章 ようこそ文字盤の世界へ、5章 文字盤を通して考える「コミュニケーション力」、6章 もう一度「言葉が人間を人間にする」って? おわりに

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2015/07/11

本当に文字板だけで書いたのかと思う位に実に豊かな内容の本でした。体は動かなくても、心は自由であることができる。当人からの言葉で語られる感動を知ることが出来た

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2015/06/08

すべての筋肉が衰えて、次第に話せず動けず寝たきりになる神経難病ALSを発病したたかおさんが文字盤を使って目で書きました。聾学校の教師、ドイツ語翻訳家、そして音声言語を失うまでのお話は、とても明朗で豊かな言葉で溢れています。言葉の力に触れる一冊。

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2015/06/03

この232ページを全て頭の中で推敲して書かれている驚き。読んでいて、暗さを全く感じる事なく、言葉って素敵だよ!とお話されていた。実は、もっと「闘病!」という感じなのかな?と思い込んでいたので、良い意味で裏切られました。そしてハイジ好き仲間ここに発見。原作を読んでみたいと強く思いま...

この232ページを全て頭の中で推敲して書かれている驚き。読んでいて、暗さを全く感じる事なく、言葉って素敵だよ!とお話されていた。実は、もっと「闘病!」という感じなのかな?と思い込んでいたので、良い意味で裏切られました。そしてハイジ好き仲間ここに発見。原作を読んでみたいと強く思いました。コミュニケーションが苦手、嫌いでも言葉があるから大丈夫!子供さんに是非読んでもらいたいです。

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2014/12/14

著者によると、100%文字盤を使って書き上げたとのこと。 人間にとって「ことば」がどんな意味があるのか、コミュニケーションとは何か、人と人がどのような関係であることが好ましいのか、教えてくれました。 相当な時間を使ってつづられた文字の列なのでしょう。いつものように速読してしまいそ...

著者によると、100%文字盤を使って書き上げたとのこと。 人間にとって「ことば」がどんな意味があるのか、コミュニケーションとは何か、人と人がどのような関係であることが好ましいのか、教えてくれました。 相当な時間を使ってつづられた文字の列なのでしょう。いつものように速読してしまいそうになりますが、内容をよく理解して、胸にキチンとしまい込むべき深いものを感じました。

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2014/12/05

ALSの患者さんによる本です。 漢字とひらがなのバランスに違和感があるな、と思いながら読み進めていたのですが、文字盤を介しての編集だったと知って、納得。 「ALSがどんな病気か」や「話し言葉や書き言葉」について知ったり考えたりするには、とてもよい本だと思います。 それに...

ALSの患者さんによる本です。 漢字とひらがなのバランスに違和感があるな、と思いながら読み進めていたのですが、文字盤を介しての編集だったと知って、納得。 「ALSがどんな病気か」や「話し言葉や書き言葉」について知ったり考えたりするには、とてもよい本だと思います。 それにしても、なぜ、ALSのような病気が存在するのか、不思議です。  ※ALSに限らず、遺伝的(遺伝子的)な病気については、   いろんな病気が存在することが不思議ではあるのですが。 ある意味、生命の神秘を感じます。

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2013/04/06

「言葉が人間を人間にする」。人は失ったときに初めてそれの大切さがわかるのだろう。文字盤というコミュニケーションツールを通じて、改めて言葉の大切さを感じました。

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2013/03/31

(No.13-18) ノンフィクションです。 内容紹介を、表紙裏から転載します。 『「文字盤」を知っていますか? 口で話したり、手を動かしたりすることの難しい人が、目で言葉を発するための道具です。 この本は全編、その文字盤をつかって、目で書かれました。 聾学校の教師から、ドイ...

(No.13-18) ノンフィクションです。 内容紹介を、表紙裏から転載します。 『「文字盤」を知っていますか? 口で話したり、手を動かしたりすることの難しい人が、目で言葉を発するための道具です。 この本は全編、その文字盤をつかって、目で書かれました。 聾学校の教師から、ドイツ語の翻訳者へ、そして難病ALSを発症し、音声言語を失うまで・・・。 一貫して言葉の問題にかかわり続けてきた著者が、病を得て、今あらためて思うこととは? 話すことに悩みをもつ、すべての人々へ贈るメッセージ。』 私はALSという病気があることは以前から知っていましたが、この本を読んでとてもショックを受けた項目があります。 女性である著者も発症する前は何となくそう思っていたらしいのですが、私もALSになる人はほとんどが男性で女性は少数だと思っていました。 男性に患者が多いのは確かなんですが、その男女比は約2対1くらいなのだそうです。3人患者がいれば一人は女性ということになります。ですが進行して呼吸器をつけなければ生きることが難しくなった段階で、呼吸器をつけない女性患者が多い。つまり緩和ケアをしつつそのまま亡くなる女性患者が多いのだそうです。 正確なデータはないのですが、いろいろなデータをつまみ食いした感じでは呼吸器をつけた患者の男女比は8対2か、9対1くらいになるようです。 時々メディアに登場する患者さんが男性ばかりになっている理由はこれだったのです。 呼吸器をつけるのは「お父さん」や「おじいちゃん」がほとんど、「お母さん」はつけたがらない・・・・。 そして女性が「私は呼吸器をつけない」と決断するのは個人的な性格ばかりとはいえず、そういう力が社会に働いているからだと著者は気がつきました。 つねに世話をする側だった女性が、世話をする側からされる側になった時の家族の混乱振りと自分の無力さから「自分は迷惑になるからいてはいけないのでは?」と感じてしまう・・・。 これは衝撃でした。 呼吸器をつけ「女性患者はいったいどこにいるのー?」と文字盤で叫びながら、情報を発信している著者は立派だと思います。 この本は闘病記の部分はもちろんありますが、言語についての項目が大変興味深かったです。 自分の中で思っていることを外に出すことがどんなに重要か。それこそが生きることなのだと。 会話の手段が変わると文法まで変わるとか。 基本的なものは市販されているけれど、様々に工夫してその人に使いやすいようにすることも出来るし、ローテクで安価、誰でも使えるすぐれもの、それが文字盤! 世界中に文字盤はあるけれど、おそらく日本語は群を抜いて文字盤向き。 それを知ってなんだかとても心強く感じました。 話すことが出来なくなって生きる気力を失いかけていた著者は、文字盤で息を吹き返しました! 辛いことがいっぱいあるのに、それでも生きて仕事をする著者の姿勢に感動しました。

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2013/02/18

ALSの現状というよりも、言語に対して専門的な知識のある作者が伝える言葉は感慨深く、その彼女が体験するコミニュケーションが取れなくなることへの恐怖とは如何ばかりなものなんだろう・・・・と考えると・・・涙が出てしまった。 「はじめに、ことばありき」という聖書の言葉は意味深く、人間の...

ALSの現状というよりも、言語に対して専門的な知識のある作者が伝える言葉は感慨深く、その彼女が体験するコミニュケーションが取れなくなることへの恐怖とは如何ばかりなものなんだろう・・・・と考えると・・・涙が出てしまった。 「はじめに、ことばありき」という聖書の言葉は意味深く、人間の根源にも繋がることであり、言葉をかけるということの大切さを知りました。

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