信長の二十四時間 の商品レビュー
本能寺の変について伊賀忍者を主軸にして描かれている。強引な部分もあるがこういう真相もありだと思わせるほど、緻密にストーリーが出来ている。ただ光秀が家康の歓待で腐った鯛を出して信長を怒らせる話が抜けていたのはワザとなのか疑問。
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本能寺の変の裏側を、信長の伊賀殺略からの伊賀忍者の遺恨、秀吉/黒田の後継を目指す知略、朝廷の危機感からの想いが一つの線で重なり合い協業で巧みに仕組まれ、明智光秀の信長暗殺はその罠にはまった仮説で綴られる。光秀の3日天下は哀れな扱いをされ逆に興味を持つ。伊賀の家康に仕える服部、信長...
本能寺の変の裏側を、信長の伊賀殺略からの伊賀忍者の遺恨、秀吉/黒田の後継を目指す知略、朝廷の危機感からの想いが一つの線で重なり合い協業で巧みに仕組まれ、明智光秀の信長暗殺はその罠にはまった仮説で綴られる。光秀の3日天下は哀れな扱いをされ逆に興味を持つ。伊賀の家康に仕える服部、信長に仕える藤林、朝廷に仕える百地の其々の関係も面白く読めた。
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本能寺の変という、日本史の戦国時代好きならば何かしらの推理なり説をもっているのかもしれない話題を忍者目線から描いたもの。設定そのものや真犯人(!)にはさしたる驚きはなかったものの、文章やストーリー展開の妙でグングン読ませてくれる小説。 設定自体に好みはあるかも知れないが、奇抜な発...
本能寺の変という、日本史の戦国時代好きならば何かしらの推理なり説をもっているのかもしれない話題を忍者目線から描いたもの。設定そのものや真犯人(!)にはさしたる驚きはなかったものの、文章やストーリー展開の妙でグングン読ませてくれる小説。 設定自体に好みはあるかも知れないが、奇抜な発想でもないので、普通に歴史小説としても、忍者小説としても楽しめる。
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いくつも書かれてきた、本能寺の変の謎。忍者を絡めた、ありがちなストーリーながら面白い。最後は強引なやっつけ仕事な感が否めないが、黒幕秀吉説はあの男ならやりかねないと思える部分が多いので安心して読める。
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類々とした屍から復讐を誓った文吾を軸に、信長を亡きものにする計画をそれぞれの思惑を含めながら描く。 らを窮地に追い込んだ織田信長の統一後の野望。 その辺りの新解釈がおもしろいと感じたが、いつもの丁寧な富樫倫太郎の作風よりは質が落ちると感じているのは、私だけではないだろう。 ht...
類々とした屍から復讐を誓った文吾を軸に、信長を亡きものにする計画をそれぞれの思惑を含めながら描く。 らを窮地に追い込んだ織田信長の統一後の野望。 その辺りの新解釈がおもしろいと感じたが、いつもの丁寧な富樫倫太郎の作風よりは質が落ちると感じているのは、私だけではないだろう。 http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-2973.html
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
軍配者シリーズで好きになった富樫 倫太郎さんの作品。 「本能寺の変」の真相に挑んだ作品ということで楽しみだったのですが。。 う~ん、1つの可能性として無くはないのですが、ちょっと忍びの者たちの力を過大評価しすぎな気がします。 あと明智光秀を過小評価しすぎな気も。 そして少なくとも信長ファンにはおススメできない結末ですね(^_^;) 全体通して陰鬱なトーンなので、軍配者シリーズと同じ路線だと思って読むと肩透かしを食らいます。
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伊賀忍者が天皇を代々お護りしていて、絶対王政を画策する信長に対抗するというお話。 タイトル通り、本能寺の変が起こるまでの経緯を刻々と綴っています。 作者が創作したと思われる部分がかなりあり、とても意表を衝かれました。 (里村紹巴が実は百地丹波がであった、とか) それにこの小説...
伊賀忍者が天皇を代々お護りしていて、絶対王政を画策する信長に対抗するというお話。 タイトル通り、本能寺の変が起こるまでの経緯を刻々と綴っています。 作者が創作したと思われる部分がかなりあり、とても意表を衝かれました。 (里村紹巴が実は百地丹波がであった、とか) それにこの小説は、実は、秀吉が主人公ではないと思うくらい、存在感が大きく、結末も意味深な感じだったので、秀吉のその後を続編として書かれたらうれしいなと、密かに期待しています。 ※光秀はだまされ続け、何だが気の毒になりました・・・。
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信長の最後の一つの可能性の話。うーん、こういうのも有りかと思うけど、伊賀者の活躍が中途半端だし、何より近衛前久があんまりな人物になってるし、さらに光秀がありえないような気がする。最後の信長の姿もあんまりだ。
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またまた信長の最後に惹かれて読んだ本。 これまでの時代小説の富樫作品も好きだし♪ と、期待しただけに、ちょっと残念なところがちらほらり(笑)。 信長を討つ作戦は面白いけど、光秀がちょっと間抜け過ぎない? それから戦国時代なのに、タイトルが「二十四時間」というのもねぇ…。 信長を狙...
またまた信長の最後に惹かれて読んだ本。 これまでの時代小説の富樫作品も好きだし♪ と、期待しただけに、ちょっと残念なところがちらほらり(笑)。 信長を討つ作戦は面白いけど、光秀がちょっと間抜け過ぎない? それから戦国時代なのに、タイトルが「二十四時間」というのもねぇ…。 信長を狙う忍びの一族と森蘭丸は良かったな。 それから信長の最後?が衝撃的! 信長にはあくまでも最後まで魔王ちっくでいてほしかったので…。 いろんな意味で想像を超えた一冊でした。
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信長を実際に討ったのは誰なのか?信長最期とされる二十四時間に何が起こったのか?富樫倫太郎の歴史観によるいつもの感じの歴史小説。信長を中心に物語は進んでいるけど、富樫倫太郎の考える歴史群像劇の信長関連部分だけを切り取りましたという印象です。いずれ、この登場人物での他の物語も登場しそ...
信長を実際に討ったのは誰なのか?信長最期とされる二十四時間に何が起こったのか?富樫倫太郎の歴史観によるいつもの感じの歴史小説。信長を中心に物語は進んでいるけど、富樫倫太郎の考える歴史群像劇の信長関連部分だけを切り取りましたという印象です。いずれ、この登場人物での他の物語も登場しそうなので、楽しみに待つ事にします
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