護りと裏切り(上) の商品レビュー
イギリスが舞台の話は、いつの時代であっても好み。冗長そうにみえて、でもまったく飽きずに読了。 動機の予測はつかないけれど、文字通り命懸けで隠そうとしている理由を無理に暴こうとするのはどうなんだろう。結果は変わらないのに、傷つく人が増えるだけだと思う(上巻では)。 とりあえず、気に...
イギリスが舞台の話は、いつの時代であっても好み。冗長そうにみえて、でもまったく飽きずに読了。 動機の予測はつかないけれど、文字通り命懸けで隠そうとしている理由を無理に暴こうとするのはどうなんだろう。結果は変わらないのに、傷つく人が増えるだけだと思う(上巻では)。 とりあえず、気になるので早く下巻へ。
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ヴィクトリア朝時代を舞台にした刑事(元)モンクシリーズ。 名将軍が、晩餐会の夜刺殺される。そして、その妻が犯人として逮捕される。 将軍の妹と、看護婦のヘスターが知り合いだったことから、事件は弁護士ラスボーンとモンクのもとにもたらされる。 なぜ妻が殺害に至ったかが論点にな...
ヴィクトリア朝時代を舞台にした刑事(元)モンクシリーズ。 名将軍が、晩餐会の夜刺殺される。そして、その妻が犯人として逮捕される。 将軍の妹と、看護婦のヘスターが知り合いだったことから、事件は弁護士ラスボーンとモンクのもとにもたらされる。 なぜ妻が殺害に至ったかが論点になるのだけど、そこに至るまでがすでに長い。上流社会の持って回したやりとりが延々と続く。が、そこにその時代の光と影がじわっと浮かび上がってくるのだから、上手いとしか言いようがないのである。 やっぱ、アン・ベリーは空気というか、空間とか熱量とかを描くのが上手い。 と、相変わらず記憶喪失状態のモンクなんだけど。 記憶がない故に、思わぬところで客観的になってみたり、曖昧になったりと、不安定なのだ。それを表に出したりはしないんだけど、不安定さを自覚しながらぎりぎり踏ん張ってるのが時代とシンクロしているように思えた。 結末へ向かってのどんでん返しの連続は、まさに息をのむって感じでした。 面白かった。
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辛い一冊。下巻の法廷場面に期待して、どうにか耐える。 最後の方で真相の臭いらしきものが。正しいかどうか、下巻に続く。
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あちらでは人気作家のアン・ペリー、祝!久々の翻訳。 記憶を失った元警官ウィリアム・モンクと、看護婦ヘスター・ラターリィと、有能な弁護士オリヴァー・ラスボーンの3人が登場。 協力しつつも、それぞれ独立した立場と見方で、事件の様相を探ります。 ヘスターは、クリミア戦争でナイチンゲ...
あちらでは人気作家のアン・ペリー、祝!久々の翻訳。 記憶を失った元警官ウィリアム・モンクと、看護婦ヘスター・ラターリィと、有能な弁護士オリヴァー・ラスボーンの3人が登場。 協力しつつも、それぞれ独立した立場と見方で、事件の様相を探ります。 ヘスターは、クリミア戦争でナイチンゲールの下で働いた経験を持つ看護婦。 友人のイーディスから、相談を受けます。 晩餐会の夜、イーディスの兄サディアス・カーライアン将軍が殺された。 妻のアレクサンドラが自白したが、義姉がそんなことをするとはとても信じられないと。 誰かをかばっているのではと思うヘスターだが‥? 武勲華々しい将軍に、実は浮気の疑いはあった。 が、そんな理由では夫を非難するだけでも、1857年当時のイギリス上流社会では認められないこと。まして殺したのでは絞首刑は免れない‥ 職業婦人がめったにいない時代。 ヘスターの微妙な立場、上流社会の生活ぶりが丹念に描かれます。 モンクの捜査でわかることと、ラスボーンの聞き取った場合と、見え方がそれぞれ違う。 じりじりさせられる展開ですが~これがすべて伏線に! 3人が微妙に惹かれあっているのも、シリーズのお楽しみ? 本屋さんで表紙が見えるように並べてあったので、ちょっとびっくり。 時代色の濃い作品を得意とするサラ・ウォーターズか、綿密にえぐるように描く作風のミネット・ウォルターズあたりの読者層を狙ってのことかしら? 歴史ミステリが好きな私は、もろに読者層です♪ 1992年の作品。 「見知らぬ顔」「災いの黒衣」に続くシリーズ3作目。
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