リミット の商品レビュー
ラジオの深夜生放送番組に自殺予告メールが送られてくるという面白そうな設定なのだけれど、そのラジオ放送というごくごく小さな範囲の舞台の中だけで話が進み、こじんまりとした感じが否めない。またメール内容が本当なのか、なぜそこまでそのメールに執着するのか、犯人の安易な見つけ方などご都合主...
ラジオの深夜生放送番組に自殺予告メールが送られてくるという面白そうな設定なのだけれど、そのラジオ放送というごくごく小さな範囲の舞台の中だけで話が進み、こじんまりとした感じが否めない。またメール内容が本当なのか、なぜそこまでそのメールに執着するのか、犯人の安易な見つけ方などご都合主義的なストーリーで共感できず残念だった。
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作者が同じ出身校だったので、それだけで購入(^^;; ちょっと途中で飽きそうになったけど、でも面白かった!ラジオっぽさは、リアリティあったかなぁ。
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ラジオという一種独特な世界の中で起きた「いちばん長い夜」。 パーソナリティ、スタッフ、そしてリスナーの三者が作り上げるラジオ番組。互いの距離感がとても近くて、その場所はひとつの聖域とさえ思える。私も学生時代にはまった一人だ。 番組に送られた自殺予告メールをめぐって、それぞれの立場...
ラジオという一種独特な世界の中で起きた「いちばん長い夜」。 パーソナリティ、スタッフ、そしてリスナーの三者が作り上げるラジオ番組。互いの距離感がとても近くて、その場所はひとつの聖域とさえ思える。私も学生時代にはまった一人だ。 番組に送られた自殺予告メールをめぐって、それぞれの立場から思うこととできること。テレビやネット世界にはない連帯感が素晴らしい。
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仕事に打ち込んで、何年も経つからこそ、働くようになる勘というもの 確かに勘にばかり頼るのはいけない でも、言葉にしたり、データとして数字で表すことができないことって、たくさんある それを無視してしまうのも、また、おかしい わかり易さは大事だけれども 単純化する過程で削ぎ落とされ...
仕事に打ち込んで、何年も経つからこそ、働くようになる勘というもの 確かに勘にばかり頼るのはいけない でも、言葉にしたり、データとして数字で表すことができないことって、たくさんある それを無視してしまうのも、また、おかしい わかり易さは大事だけれども 単純化する過程で削ぎ落とされてしまったことって 不要なわけじゃないと思う バランス感覚が必要なんだよね
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2013/06/01読了。舞台はラジオの深夜番組。「放送前にとどいた「番組を聞き終わったら自殺します」というリスナーからのメール。番組のディレクターが、何とかしてその自殺を止めようと奔走する話。 臨場感あって良かったんだけれども、自殺予告者を探すときの場所の絞りこみなんかが直感に...
2013/06/01読了。舞台はラジオの深夜番組。「放送前にとどいた「番組を聞き終わったら自殺します」というリスナーからのメール。番組のディレクターが、何とかしてその自殺を止めようと奔走する話。 臨場感あって良かったんだけれども、自殺予告者を探すときの場所の絞りこみなんかが直感に頼ってばっかりで、ちょっとガッカリ。犯人さがしのプロセスがメインじゃないとしたら結局どこが読みドコロだったのかな?という意味でもんやりする小説でした。 中高校生のころはよくラジオきいたな! この小説とおなじような深夜1時から3時にやってた番組を聞きたくて、夕方6時から寝て放送に備えたりしてた。なつかしい。
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五十嵐貴久さんの文庫、ようやく読了です。 オールナイトニッポンを明らかにもじったオールナイトジャパンという ラジオ番組を舞台とした自殺宣言阻止物語、という感じでした。 パーソナリティの奥田雅志という芸人は、 浜田雅功のような松本仁志のような感じの人物で、 そういった意味ではリ...
五十嵐貴久さんの文庫、ようやく読了です。 オールナイトニッポンを明らかにもじったオールナイトジャパンという ラジオ番組を舞台とした自殺宣言阻止物語、という感じでした。 パーソナリティの奥田雅志という芸人は、 浜田雅功のような松本仁志のような感じの人物で、 そういった意味ではリアリティ感じやすい設定でした。 ただ何と言いますか、犯人探しとは違って切迫感に欠けると言いますか、 どうにもダラダラした感じの雰囲気になってしまってます。 警察を含めて指揮するのがラジオ局のディレクターってのも どうにも嘘っぽさがぬぐえませんでしたし、 時々主観で描かれるシーンの全てが、 まったく伏線とはなっていなかったのにも驚きました。 エンタメとしてはそれなりに面白かったのですが、 回収されないままのものが多すぎてよくわかりませんでした。 推理小説の読みすぎですかね・・・。 ま、でもスイスイ読ませていただいたので、☆4つとしておきます。
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ラジオの深夜放送の人気番組に自殺予告のメールが届く。そんなメールの対応を巡って放送局は大慌て。実際の放送局はどう対応しているのだろうか?自分がその立場だったらどうするだろうか? 小説の内容とは別に自分の中高時代の深夜放送思い出しながら懐かしさを引きずりつつ読んだ。 舞台となる「オ...
ラジオの深夜放送の人気番組に自殺予告のメールが届く。そんなメールの対応を巡って放送局は大慌て。実際の放送局はどう対応しているのだろうか?自分がその立場だったらどうするだろうか? 小説の内容とは別に自分の中高時代の深夜放送思い出しながら懐かしさを引きずりつつ読んだ。 舞台となる「オールナイト・ジャパン」という番組は深夜1時~3時までが1部、3時~5時までが2部というのはまさに私が聞いていた頃の「オールナイトニッポン」。読んでいて頭の中であのテーマ曲がリフレインしていた。 確か中島みゆきや松山千春、所ジョージなんかがディスクジョッキーをしていた。 小説の内容は、最後にあっと驚く結末かと期待したが想像できる範囲でちょっと拍子抜け。しかしながらラジオの深夜放送という懐かしい響きを思い出すことができそういう点では非常によかった。
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あるラジオ局に“このラジオ番組が終わったら自殺します。”というメールが送られてくる。 一人のリスナーの命を救うためにパーソナリティ、スタッフが動き出す。 五十嵐さんの本は交渉人とかリカがどんでん返しあって好きだったから読んだけどこれはそうじゃなかったかな・・・。 でも失踪感があ...
あるラジオ局に“このラジオ番組が終わったら自殺します。”というメールが送られてくる。 一人のリスナーの命を救うためにパーソナリティ、スタッフが動き出す。 五十嵐さんの本は交渉人とかリカがどんでん返しあって好きだったから読んだけどこれはそうじゃなかったかな・・・。 でも失踪感があってすらすら読めた。
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五十嵐貴久の長編読了。 深夜のラジオ番組に送られてきた一通の自殺予告メールから始まる一夜の出来事を緻密に描いています。 「誘拐」や「交渉人」シリーズとは一味違った緊張感、やはり五十嵐氏はこういう作品が上手いですね。 クライマックスがちょっとあっさりし過ぎる感はありましたが・・・一...
五十嵐貴久の長編読了。 深夜のラジオ番組に送られてきた一通の自殺予告メールから始まる一夜の出来事を緻密に描いています。 「誘拐」や「交渉人」シリーズとは一味違った緊張感、やはり五十嵐氏はこういう作品が上手いですね。 クライマックスがちょっとあっさりし過ぎる感はありましたが・・・一気読み必至の一冊、サスペンスファン以外の方にもオススメです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
同作者の「リカ」で気持ち悪くなるほどの戦慄を覚えさせられた記憶があり、スリリングな展開が期待できるかなーと思って手に取ってみたのですが、期待通りの内容でかなり満足。 リスナーの自殺予告が届いたとある深夜ラジオ番組。その関係者たちがそのリスナーを捜し出すと言うシチュエーションが、非常事態な上に時間制限もあり、とてもとても絶望的な状況。そんな状況からパーソナリティを“動かし”、リスナーたちを動かし、さらにはまさかの時間延長策を用いて自殺志願者を捜し出す流れは、途中やや都合よさを感じさせられるも、終止「どうすんの?」と先の展開を気にさせられてほぼ一気読みでした。 加えて、番組関係者のラジオに対する意気込みに超共感。辻村深月のチヨダ・コーキにも通じるエンタメ業界に関わるものとしての心構えや、お客様であるリスナーに対する気持ち。そして番組に対する思いには、襟元を正さねばと思わされました。
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