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天冥の標 Ⅵ(PART3) の商品レビュー

4.6

44件のお客様レビュー

  1. 5つ

    24

  2. 4つ

    10

  3. 3つ

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2019/03/10

宿怨完結。 太陽系全てを塗り潰した「救世群」の狂気。ひとりの少女が宿した想いが決定的な引き金になる。千茅が願ったものはちがうはずなのに。ミヒロの歪みが、世界の形を決めてゆく。 「救世群」以外の人類が絶滅へ歩みを進めていく。 恒星間艦艇のジニ号が避難船になるのかと思いきや、その希...

宿怨完結。 太陽系全てを塗り潰した「救世群」の狂気。ひとりの少女が宿した想いが決定的な引き金になる。千茅が願ったものはちがうはずなのに。ミヒロの歪みが、世界の形を決めてゆく。 「救世群」以外の人類が絶滅へ歩みを進めていく。 恒星間艦艇のジニ号が避難船になるのかと思いきや、その希望も潰え。逃げ場所をなくした人類は、どうやって生き延びるのか。メニーメニーシープへどうしてたどり着いたのか。 ここへ来てうっすらと見えてきた。 メニーメニーシープは、小惑星セレス。 突然出現した「咀嚼者」は、ジニ号が搭載していた冷凍睡眠装置で眠っていた2500年の彼ら。 冷凍睡眠を維持するために電力が必要で、供給が断たれたために、攻撃が始まった。 メニーメニーシープのイサリは、2500年のイサリ。 ということなんじゃなかろうか。 「救世群」をどうやって冷凍睡眠させたのか?とかわからんことばかりだけど、それは今後の展開になるか。 予想があっていれば、だけど。 破滅と終焉が確実な社会で、少しでも希望を残そうとする人々の努力が哀しく、尊い。 それ故に、圧倒的な力で蹂躙する「冥王斑」への恐怖がおぞましい。

Posted byブクログ

2018/10/03

この巻までで、読むのをやめた人が いたのもわかる。苦しい展開が続く… 毎回、一言では現せないのは 複雑な種族と多様な場面の切り取り方にある 今回も悲しい結末に向かいつつ 希望がチラリと見えては途絶え… なんだけど 「謎の生命体達による人類を巻き込んだ ただの代理戦争」にならな...

この巻までで、読むのをやめた人が いたのもわかる。苦しい展開が続く… 毎回、一言では現せないのは 複雑な種族と多様な場面の切り取り方にある 今回も悲しい結末に向かいつつ 希望がチラリと見えては途絶え… なんだけど 「謎の生命体達による人類を巻き込んだ ただの代理戦争」にならない。 これでようやく一巻につながるのかな? オススメの読み方 ①一巻上下巻を読んで良さそうなら全巻読む ②既刊全巻買って読む ③全巻出てからまとめて読む 逆にオススメできないのは 途切れ途切れに少しずつ読む…これをやると だんだんと何が何だか誰が誰だか わからなくなるので注意が必要です。

Posted byブクログ

2018/09/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

パート1からは想像もつかない展開、そして結末。 巨大という言葉では形容できないほど大きな陰謀と振り回される人類たち。 本巻でも引き続き激しい艦隊戦は繰り広げられるが、本巻の見所はそこではないだろう。 シュタンドーレとブレイドの戦いこそが本巻の見所だと思う。本作のタイトルであり、宿怨PART3第2部第5章のタイトル"天冥の標"。ミクロな戦いではあるが、この戦いが暗雲立ち込める太陽系の先行きに対する光だったのかもしれない。 多くの人が平和ボケしている感じが現実感があり興味深かった。対岸の火事から目の前の火事になり、最終的に自分のこととなってようやく剣呑な思いをするさまがリアルに描かれていたとおもう。 ついに第1巻へと繋がったような気がする。 しかし、まだ第6巻。ここからどういう展開になるのか期待せずにはいられない。

Posted byブクログ

2018/03/13

燃え尽きた。ここまでやるか。最終巻ですと言われても納得しちゃいそうな濃度でしたが、もしかするとここからを描きたい物語なのかもしれない。底知れない。凄い。 ブレイドの孤独な戦いが好き。天冥の標とは彼が築いた関係のことかな?

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2016/11/04

や、Ⅵ巻やっと終わった… こんな怒涛な展開に何とも言えなかった… ほんーーーっとに中国のSFファンにも読ませたいけど、Ⅳ巻のあんな凄まじいエロさは絶対通れるわけがないか…残念だ…

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2016/07/21

Part2から続く太陽系国家群と「救世群」の戦いもいよいよ大詰め。硬殻化した「救世群」は無敵とも思えたが、どうも副作用もあるようだ。咀嚼者とは...。カルミアンの意図がよくわからないが、これから「救世群」との関係はどうなっていくのだろう。 今回の話では、パナストロにおけるブレイド...

Part2から続く太陽系国家群と「救世群」の戦いもいよいよ大詰め。硬殻化した「救世群」は無敵とも思えたが、どうも副作用もあるようだ。咀嚼者とは...。カルミアンの意図がよくわからないが、これから「救世群」との関係はどうなっていくのだろう。 今回の話では、パナストロにおけるブレイドとシュタンドーレのやりとりが印象深かった。お互い敵であっても、何度も話し合うことによって人類というのは理解し合えるという希望があることが示されたような気がする。 この戦争の結果は意外なものだったが、ミヒル・ヤヒロには色々と謎があるようで気になる。 この後の展開がますます楽しみだ!

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2015/03/17

ぃやぁ、もう一体誰を応援していいのか…複雑だわ。あー、疲れた。単純な好き嫌いではどうしようもないけど、計算高さは目を見張るものがあるものの少なくともミヒルは嫌い。アイネイアは好き。頼みの綱のフェオドールがまさかまさか!ノルルスカインとフェオドールを同一視してはいけないのね。負ける...

ぃやぁ、もう一体誰を応援していいのか…複雑だわ。あー、疲れた。単純な好き嫌いではどうしようもないけど、計算高さは目を見張るものがあるものの少なくともミヒルは嫌い。アイネイアは好き。頼みの綱のフェオドールがまさかまさか!ノルルスカインとフェオドールを同一視してはいけないのね。負けるなノルル!!

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2014/09/23

救いようのない、戻りようもない状況に突入。 でもって、この結末! おいおい。何冊ノンストップで読ませる気だ!!

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2014/03/22

小川一水の超大作天冥の標の6-3。 「シリーズ中盤のクライマックス、ついに終結」と帯に銘打ってある通り、長かった第六巻の最後の巻。 太陽系外から来たカルミアン達の協力により、プラクティスが行くところまで行ってしまう経緯の話。第一巻につながる役者達が出揃ったか、という感じ。 事...

小川一水の超大作天冥の標の6-3。 「シリーズ中盤のクライマックス、ついに終結」と帯に銘打ってある通り、長かった第六巻の最後の巻。 太陽系外から来たカルミアン達の協力により、プラクティスが行くところまで行ってしまう経緯の話。第一巻につながる役者達が出揃ったか、という感じ。 事態はあちこちで悪い方へ向かって行く。 何度「おいやめろ」と思ったことか。

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2014/03/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ついに太陽系が大変なことに… シェパード号で助かったかに見えたジニ号の乗組員たちも落ちちゃうし、メララたちもどうしているか。イサリは? メニーメニーシープにつながるんだから、助かるんだろうけど、どうなるのか。 アインが感染したのにメニーメニーシープのセアキが未感染だったのはそういうわけだ…

Posted byブクログ