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松本清張傑作選 暗闇に嗤うドクター の商品レビュー

3.2

8件のお客様レビュー

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2019/04/17

医学と医療 人間の情が絡んでくる医療。医療従事者として自分自身も向き合わねばならぬ問題は多々ある。

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2018/10/28

"チームバチスタの栄光を書いた海堂尊さんが選んだ松本清張さんの作品は、医療に絡む6編。 私が好きなのは、「誤差」と「草」 読み応えのある作品。多くの人に愛されていた作家の豊潤な作品を読みあさる喜び。"

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2017/04/15

禁断の魔術か、現代社会の福音か…。海堂尊が選ぶ、“ベスト・オブ・清張”。生体実験の狂気を暴く「皿倉学説」ほか「死者の網膜犯人像」「偽狂人の犯罪」など全6編を収録。 海堂尊が選んだ、というのがこの本の売りなのだけど、海堂に魅力を感じない私にとっては「なぜ清張作品は今でも2時間ドラ...

禁断の魔術か、現代社会の福音か…。海堂尊が選ぶ、“ベスト・オブ・清張”。生体実験の狂気を暴く「皿倉学説」ほか「死者の網膜犯人像」「偽狂人の犯罪」など全6編を収録。 海堂尊が選んだ、というのがこの本の売りなのだけど、海堂に魅力を感じない私にとっては「なぜ清張作品は今でも2時間ドラマの原作に引っ張りだこなのか」の謎を解くことが、本書を読む動機だった。でもどの篇もイマイチ薄味で、ドラマは換骨奪胎が命、と当たり前のことを確認しただけだった。 (C)

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2014/12/10

やはり、松本清張は凄い! 短編で、どれも面白かった。 「死者の網膜の犯人像」――BSテレビの科学捜査斑の様な人気ドラマを垣間見るような内容である。 被害者が、最後に見たものの映像が、網膜に映像される時代も、近いかもしれない。 「皿倉学説」は、科学者を題材にしているが、猿を実験動物...

やはり、松本清張は凄い! 短編で、どれも面白かった。 「死者の網膜の犯人像」――BSテレビの科学捜査斑の様な人気ドラマを垣間見るような内容である。 被害者が、最後に見たものの映像が、網膜に映像される時代も、近いかもしれない。 「皿倉学説」は、科学者を題材にしているが、猿を実験動物で、使われているのが、、、、本当は、人物実験???? 今は、モルモットが、使われていたのも、今度は、カイコで、実験をするとか、、、新聞に掲載されていた。 iPS細胞で、どこまで、臓器が、出来るのか? 「誤差」も法医学の分野なのかもしれない。 BONESのドラマのように、死後何時間なんて、、、もっと正確な時間が測定されるようになるだろう。 「草」は、どんでん返しで、予想外の展開であった。 「繁盛するメス」は、無免許医師の悲劇が生む話である。 「偽狂人の犯罪」は、完全犯罪を考えた末に、達した事は、精神異常者と言う、法を逃れる方法だが、成功するか? 今の時代 2009年よりの裁判員制度も始まって、一般人も、犯罪について、考えさせられるようになってきた。 医療と、医学、、、、松本清張は、この時代から、この分野も開拓していたのだと、思われた。

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2014/09/20

医療小説のしかも短編の選択は難しかったであろうが、さすが松本清張。時代も古さを感じさせない。「皿蔵学説」「草」が良かった。2014.9.20

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2014/08/30

膨大な清張作品の中の医療物。流石に、少しジャンルとしては狭すぎで、作品としてはイマイチの物が多かったような気がする。 清張自身は衛生兵の経験があったので、全くの素人というわけではないみたいだが、やはり、専門家の書く物には叶わない。たとえば、海堂さん。 好みは、「皿倉学説」かな...

膨大な清張作品の中の医療物。流石に、少しジャンルとしては狭すぎで、作品としてはイマイチの物が多かったような気がする。 清張自身は衛生兵の経験があったので、全くの素人というわけではないみたいだが、やはり、専門家の書く物には叶わない。たとえば、海堂さん。 好みは、「皿倉学説」かな。医療ものというより、人生の悲哀や学者のエゴがよく描かれている。オチもなかなか。

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2014/05/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『死者の網膜犯人像』は今読んでも斬新。 『皿倉学説』は怖さがあったけれど、この短編集の中では微妙な方かな… 『誤差』は『点と線』に似ていて、(もしやこれは…?)と読み進めるうちに当たっていたときの快感。 『草』でいやいや人死にすぎでしょ(笑)と思い、 『繁盛するメス』は時代背景からまず面白かった。 『偽狂人の犯罪』はわくわくどきどき。

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2013/04/29

以前は、映画やドラマと原作を比べると圧倒的に原作の方が面白く感じた。ところが最近は逆に映画やドラマのほうが面白い作品も出てきた。映像の質が上がったともとれるが、小説の質が落ちているんじゃないかと思う。 この松本清張のアンソロジーは、やっぱり大御所と思わされる一冊。本篇収録の『皿倉...

以前は、映画やドラマと原作を比べると圧倒的に原作の方が面白く感じた。ところが最近は逆に映画やドラマのほうが面白い作品も出てきた。映像の質が上がったともとれるが、小説の質が落ちているんじゃないかと思う。 この松本清張のアンソロジーは、やっぱり大御所と思わされる一冊。本篇収録の『皿倉学説』などは、最初から最後まで大きな事件は起こらない。それなのに、いつ何が起こるのかわからないようなムードで最後まで読ませてしまう技は流石だ。

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