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クラウド・アトラス(下) の商品レビュー

3.8

9件のお客様レビュー

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2025/06/17

文体を変えながら紡ぐ6つの物語。SFだったりサスペンスだったりミステリーだったり日誌ものだったり。各々の物語は緩く繋がっているものの、相関や伏線はほぼなく、そもそもの個々の物語自体はいったい何の話なのか見失いがちになってしまい、あまり楽しめなかった。機会があれば映画版を観てみたい...

文体を変えながら紡ぐ6つの物語。SFだったりサスペンスだったりミステリーだったり日誌ものだったり。各々の物語は緩く繋がっているものの、相関や伏線はほぼなく、そもそもの個々の物語自体はいったい何の話なのか見失いがちになってしまい、あまり楽しめなかった。機会があれば映画版を観てみたいと思う。

Posted byブクログ

2021/01/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

上巻読了後、我慢できずに映画を再視聴。結果、いまいち理解できていなかった部分も補足できて良い読書となった。上巻の感想で、映画は原作に忠実と書いたが、予告編がそういう風に編集されていただけと気づいた。著者のあとがきで映画について触れられているのと、役者のあとがきで本書の構造が語られているので、訳わからなくて挫折するくらいならいっそのこと映画を観て、さらに構造を知った上で読むと良いかもしれない。下巻は時系列を遡って過去へと話が進むが、上巻それぞれの物語がより明確にどんな話だったのかが理解できてくる。よくある最後にすべての物語がひとつに収斂していく、という形ではないところが逆に良いのかもしれない。

Posted byブクログ

2014/11/11

それぞれ異なる時代と国が舞台で、互いにリンクしている六つの物語。 個人的に「ソンミ~451のオリゾン」が面白かったです。

Posted byブクログ

2013/10/13

6編全部のつながりが見えてきて楽しかった、でも読み切れていない感。あと3回ぐらい読んでも次々に発見できる気がする。映画見よう!

Posted byブクログ

2013/07/30

借りたもの。 上巻とは対照的な章立て。時間軸は遠未来から過去へと向かう。 登場人物たちは己の物語の中でふと其々の作品に関わるシーンを思い出し、それを布石に過去に遡るような時間軸の章立てだ。 しかし、各々の物語の中で時にそれは覆される。 過去と未来の時間軸を超越する様は、世界を、歴...

借りたもの。 上巻とは対照的な章立て。時間軸は遠未来から過去へと向かう。 登場人物たちは己の物語の中でふと其々の作品に関わるシーンを思い出し、それを布石に過去に遡るような時間軸の章立てだ。 しかし、各々の物語の中で時にそれは覆される。 過去と未来の時間軸を超越する様は、世界を、歴史を俯瞰で捉えている。 弱肉強食、社会の体制と革命―― 人間は生きるために文明を築いたようだが、時に文明によって虐げられる。それに対し否と叫び生きるために闘う人間…… 未だ解決できない人間の原罪と苦悩を投げかける。 『ユリシーズ』を思わせる文書は同時に、人間のコミュニケーションの多様性を強く意識させた。 それは触れ合う描写にも言及されているのではないだろうか。 多くの切り口のある、読みごたえある小説だった。

Posted byブクログ

2013/05/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

下巻は解決編になっており、未来から過去へ、6話が語られる。先の時代で搾取され、虐げられたきた者の声が、次の時代にどう反響していくのかが明かされる。生まれ変わり、輪廻というのも本書のテーマの一つではあるようだが、基本的には救いのない話でもあり、「彗星の形の痣」を引き継ぐ者は各話ごとに変わる(虐げられる立場の者は毎回、かわる)。

Posted byブクログ

2013/04/14

普通こういうタイプの作品は、 重厚かつ難解で、ズドーンと来て、 深い深い余韻に浸る、てな感じになってくもんだが、 そうじゃないところが素晴らしい。 結構楽しく読めて、好きな作品でした。 幕の内弁当や松花堂弁当的お得感もあるし。 ちょっと違うか。 映画は興味ないなぁ。

Posted byブクログ

2013/04/07

 上巻とは逆に未来から過去へと辿ることで、人類の愚かさと滅びへの必然性を描きつつも、そして過去を描いた最後の章では逆に希望が語られる。  時代を超えた6つの物語がどう交錯するのか楽しみにしていたが、連関のつなぎ目が見える程度であり、カタルシス的な面白さは味わえず。まぁこれはこれで...

 上巻とは逆に未来から過去へと辿ることで、人類の愚かさと滅びへの必然性を描きつつも、そして過去を描いた最後の章では逆に希望が語られる。  時代を超えた6つの物語がどう交錯するのか楽しみにしていたが、連関のつなぎ目が見える程度であり、カタルシス的な面白さは味わえず。まぁこれはこれで好いか。  大長編だが最後まで放棄しない程度の面白さ、というのが正直な感想。

Posted byブクログ

2013/02/27

時代も舞台もジャンルもスタイルさえも違う6つの物語がシステマティックに練り上げられた小説。映画にもなるくらいなので、こういう構造がかちっとした小説には珍しく、それぞれの話が派手めでドラマティックだったりする。 冒険風味のサイケな航海日誌から、貧乏を脱出するために有名音楽家の屋敷...

時代も舞台もジャンルもスタイルさえも違う6つの物語がシステマティックに練り上げられた小説。映画にもなるくらいなので、こういう構造がかちっとした小説には珍しく、それぞれの話が派手めでドラマティックだったりする。 冒険風味のサイケな航海日誌から、貧乏を脱出するために有名音楽家の屋敷でエロティカルに立ち振る舞う音楽青年の話、スパイ的陰謀渦巻くサスペンス風味満載の脱原発的社会派ドラマ、借金取りから逃げるためにドタバタと逃げ回るおじさんのスラップスティックコメディ、クローンが精神的に上昇して革命家のイケメンといい感じになりながら世の中を変えようとするSF、んで、未来のその先を舞台としたやるかやられるかの殺戮物語。 6つとも前半は始まりの予感みたいなのが散りばめられつつも中々話が進まなかったり分断されたりするんだけど、後半ある時点を境にして一気に滑り落ちるように展開する。それはもうついていけないくらい早く。 てか、ジャンルも舞台装置も全然違う上に、日記やら手紙やら小説やら映画やらあれっぽい丸やらと媒体も違って、もちろん文体も違いつつ、それぞれがマトリョーシカ的に関連してたりもするので、単純に小説6つ分書くよりも労力かかってるよねこれ。普通にめちゃくちゃ面白いし。

Posted byブクログ