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文化系トークラジオ Lifeのやり方 の商品レビュー

3.8

17件のお客様レビュー

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2017/03/17

若手社会学者の鈴木謙介がパーソナリティを務めるラジオ番組「文化系トークラジオ Life」の書籍化。歴史にばかり関心を寄せていましたが、歴史が時間を軸としているならば、社会は空間を軸として人間を見つめる。社会学の要素をちりばめつつ、現代日本社会の若者が直面するモノを読み解いていく試...

若手社会学者の鈴木謙介がパーソナリティを務めるラジオ番組「文化系トークラジオ Life」の書籍化。歴史にばかり関心を寄せていましたが、歴史が時間を軸としているならば、社会は空間を軸として人間を見つめる。社会学の要素をちりばめつつ、現代日本社会の若者が直面するモノを読み解いていく試みが挑戦的で面白い。 チャーリーこと鈴木謙介がとにかくすごい。アーカイブで第一回放送を聞くと30歳当時の彼の若者然とした、とがった声が聞こえてくる。しかしその洗練された言葉選び、時代を切り取る観察眼、そして人間自体を愛するような姿勢にうならせられる。日々勉強。刺激をもらう。 自身の信念のもと、Lifeと闘っていきたい。 17/3/15

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2015/06/23

時間の積み重ねからしか、縁は生まれない。 ネガティブな感情にはネガティブなリアクションがかえってくる。

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2014/02/21

Lifeを知ったのはわりと最近です。しかもだいたいリアルタイムで最後まで聞けたためしがない。(日曜の深夜1時から4時までですよ!むり) とはいえ内容は毎回めちゃくちゃ興味深い。世の中の「流れ」を社会学的な視点から話し合うというもので、パーソナリティもネット論壇を賑わす豪華なメンツ...

Lifeを知ったのはわりと最近です。しかもだいたいリアルタイムで最後まで聞けたためしがない。(日曜の深夜1時から4時までですよ!むり) とはいえ内容は毎回めちゃくちゃ興味深い。世の中の「流れ」を社会学的な視点から話し合うというもので、パーソナリティもネット論壇を賑わす豪華なメンツが勢ぞろい。番組以外にもトークショー・読書会・オフ会なんかが公式・非公式問わず開催され、「Lifeコミュニティ」的なものが形成されている。リスナーにもLife信者みたいな人がいて面白い…とまあ、本の話題からだいぶ離れてしまいましたが、そういう番組の人気の放送回をまとめたのがこれ。 「クリスマス資本論」の章を読んで、「そうかあ~クリスマスと消費が結びついたのは1983年のananからなのか~ブツブツ」などと言いながらクリスマスの日をやり過ごしたことは一生忘れないでしょう。

Posted byブクログ

2013/08/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

TBSラジオで二ヶ月に1回のペースで放送されている「文化系トークラジオLife」の書籍版。 最近この番組を発見した自分にとってはこの番組はどのように作られているのかを知るための入門編として最適だった。 「Life」の魅力は生活の中にも確実に“言語”があるということを教えてくれることである。身近なテーマを社会や思想や人生をとりまく言語へと導いてくれる。知的楽しみといったところ。 個別事情よりも大きな物語を追求してきた自分にとって、細部への眼差しを意識することは実に新鮮で、そこを思想することが結局問題解決の道であると最近気づいた。Lifeはその気付きをさらに充実させてくれている。 しかし、本書に収録されているアーカイブはそんな私の気づきすら取り残すような議論が展開されていて、はっきり言ってショックだった。個別の物語をいかに明らかにしても結局そこで立ち止まることになる現在の社会学への疑問がチャーリーの口から表明されるのだ。 やっと自分がたどり着いた地平をあっさりひっくり返された感覚。 だからこそこれからも「Life」を聴かなければ。 そんな刺激を与えてくれた一冊。 模索しながらも自分の何歩も先を歩いてるクリエーターたちに感謝。

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2013/04/21

TBSラジオ「Life」の番組本第2弾。イベントで買ってから3ヵ月弱(苦笑) 少しずつ読んで、ようやく読み終える。 Lifeとの接点は、毎週土曜日の放送だった頃、うっすら聴いていた記憶はあるんだけど、時間帯が深夜帯に変わって聴かなくなって。(LifeのTwitterアカウントは...

TBSラジオ「Life」の番組本第2弾。イベントで買ってから3ヵ月弱(苦笑) 少しずつ読んで、ようやく読み終える。 Lifeとの接点は、毎週土曜日の放送だった頃、うっすら聴いていた記憶はあるんだけど、時間帯が深夜帯に変わって聴かなくなって。(LifeのTwitterアカウントはわりとすぐフォローして、たまにHPはのぞいてはいたものの…)で、昨年からふと聴き始めたという、完全なる初心者リスナーということで…。 構成としては、黒幕こと、番組プロデューサー長谷川さんの話、番組の3本の番組リミックス実況中継、そして、パーソナリティーのチャーリーこと、鈴木謙介さんの話、Life出演者の方々の名鑑、速水健朗さんのあとがきへとつながっていく。 読んでいて感じたのは、チャーリーのそこはかとない繊細さと黒幕の会社員、プロデューサーとしてのドライな冷静さと、覚悟を決めた度量の大きさ、ラジオ好き…というか。 黒幕の「ごっこ遊び」の部分が印象的だった。大の大人が、実際の会社の中で真剣にやる「ごっこ遊び」...すごいな…。 チャーリーと黒幕から出たそれぞれの今までのLifeの話は、読んでいて読み応えがあった。 番組リミックス実況中継は、実際のお話されている様子を聴いたことがない方もいらっしゃったものの、すっと読み進めることができた。 ・クリスマス資本論  これについては、読む前に前にいろいろと話を聞いていて。澁谷さんと古市さんがもう少しバトルしているのか…と思っていた…実際の放送ではもっと違うのかな(笑)ここで話されている、クリスマスな感じには自分はどれものれていないんだな…と読んでいて実感(苦笑) ・信じる論理、信じさせる論理 星占いと宗教…同じ線で考えたことなかったけど、そうか、遠くないところでつながっているのかと…。気がついたらいろんなものに対して「信じている」一方で、いざ「信じる」ということを考え始めると、本当に「信じて」いいのかと疑心暗鬼にもなる…とふと考える。 ・動員と革命 国会前の脱原発デモについても思い返すきっかけになる。それと、ワンイシューとシングルイシューの話も印象的だった。シングルイシューと郵政民営化…そうか…と。 たぶん、Lifeの奥深さには全然追えていないと思うけれど、そんな初心者な自分でもおもしろく読むことができました。 2013年4月から隔月1回になったのが残念で、それでも寝落ちしてる自分がいるけど(苦笑)そっと見ていようかと…。 最後に、斎藤さんの編集に感服と、速水さんの〆最高(笑)

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2013/04/16

装丁のテーマの羅列を読むだけでもわくわくする。Podcastでなんとなく聴いてるものの語り手の区別がついてない状態なので文字になってやっと区別が・・・。名鑑でそれぞれの著作を見て知ってるものばかりでびっくり。

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2013/03/09

「文化系トークラジオLife」といるラジオ番組(月一回)の内容を書き起こした本です。 恋愛とか知らねー、リア充の行動倫理知らねー、消費社会わけわかんねー、就職とかくそったれーな現代のバブル後世代を代表してくれる(?)ラジオです。 でも、我々世代が全員この本に出てくるような人か、と...

「文化系トークラジオLife」といるラジオ番組(月一回)の内容を書き起こした本です。 恋愛とか知らねー、リア充の行動倫理知らねー、消費社会わけわかんねー、就職とかくそったれーな現代のバブル後世代を代表してくれる(?)ラジオです。 でも、我々世代が全員この本に出てくるような人か、というと必ずしもそうではない気がするんですね。多様化の進んでいる世代なんで。まぁ俺はこの本ドンピシャだけど。ふははっ。 俺もこういう場に参加できるような能力を身につけたいです…。がんばります。

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2013/03/07

ここ3年くらい愛聴しているラジオ番組、『文化系トークラジオLife』の本です。 社会学者の鈴木謙介(愛称:チャーリー)さんがパーソナリティを務めるLifeは、若手から中堅のライター、学者など5〜6人をサブパーソナリティに迎えて、月に一回、日曜深夜から月曜朝にかけての3時間の生放...

ここ3年くらい愛聴しているラジオ番組、『文化系トークラジオLife』の本です。 社会学者の鈴木謙介(愛称:チャーリー)さんがパーソナリティを務めるLifeは、若手から中堅のライター、学者など5〜6人をサブパーソナリティに迎えて、月に一回、日曜深夜から月曜朝にかけての3時間の生放送で一つのテーマを語り尽くすという番組です。おバカな話から深い話まで聞けてかなり楽しめます。 ラジオ放送は関東圏のみなので、無料で全部配信されているポッドキャストを聴いています。応援と木戸銭がわりにと思い、本を購入しました。 番組のファンにとっては番組の裏側が覗ける楽しみがあるはもちろん、「新しい場所をつくりたい」という熱意で番組を立ち上げ継続してきたプロデューサーとパーソナリティの話は、ラジオに限らず、何か新しいことをはじめようとしている人にはとても参考になるのではないかと思います。世にあふれる自己啓発本よりはこちらのほうがためになると思います(たぶん)。 第一章:番組の黒幕こと長谷川プロデューサーが番組を立ち上げるまでの経緯、継続していくための努力が語られます。 第二章:いずれもポッドキャストでは聞いたことのある回なのですが、文字に起こされることで、発言の流れや意図が追いやすくなっていること、引用されている文献を確実にあたれることなど、そして効率的に内容を把握できます。ライブ感はやや損なわれるものの、文章で読むことでまた別の意味内容が感じられて新鮮でした。 第三章:サブパーソナリティの斎藤哲也氏によるパーソナリティの鈴木謙介氏へのインタビューです。Lifeをはじめたころの精神状態、関西の大学に就職したことによる抑うつ状態の裏話なども興味深いところですが、最も印象に残ったのは、番組開始当初、番組内容の(匿名にて)文字おこしを自ら行ってウェブ上にアップしたり、関係者に長文のメールを送ったりしていた理由を聞かれて、「」と答えているところ。新しい場を作る際には、リーダーが誰よりも汗をかくこと、ちょっとどうかしているんではないかというほど汗をかかないと、まわりはついてこないだろうということは常々思っていてそれを実践されていることがわかりました。

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2013/03/03

これだ!っていう感じがあった。 このラジオには、議論をしながら新しい考え方や価値観に出会う楽しい感覚になれる。 社会学的な専門用語からアニメ漫画などの固有名詞までをすべてつなげていく感じがとても面白い。 パーソナリティのまとめ方や解説がうまいのももちろんあるけど、多彩なゲストの専...

これだ!っていう感じがあった。 このラジオには、議論をしながら新しい考え方や価値観に出会う楽しい感覚になれる。 社会学的な専門用語からアニメ漫画などの固有名詞までをすべてつなげていく感じがとても面白い。 パーソナリティのまとめ方や解説がうまいのももちろんあるけど、多彩なゲストの専門的な話と共感できるそれぞれの経験の話が複雑に相互作用したり、とっちらかったりしてとてもいい。 そしてリスナーのメールが良い具合で社会を反映しつつ、異なる視点をもたらしてくれていて、とてもバランスがとれていて、聞いていて心地いい感じがする。 良いラジオです。

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2013/02/23

黒幕の場所を作るという考えとそこに出たいと思えるような場所にしたいという気持ちがいろんな要素と人間関係によって形になっていき、いろんな人たちが関る事でこの番組は成り立っている。 たぶん、それは奇跡なんだろう。と僕は思う。 だからきっと後で振り返る時に僕が見てきた景色や聞いていた...

黒幕の場所を作るという考えとそこに出たいと思えるような場所にしたいという気持ちがいろんな要素と人間関係によって形になっていき、いろんな人たちが関る事でこの番組は成り立っている。 たぶん、それは奇跡なんだろう。と僕は思う。 だからきっと後で振り返る時に僕が見てきた景色や聞いていた声が、あれは黄金期であったと思う時がくるようなそんな気がする。 だからこそポッドキャストの問題もあるがこうやって活字になることは意味が大きい。 人はいなくなるし、記憶もやがては変化していく、本は、ただ残る。だからいつか友だちが作れないような人見知りの寂しがりやの少年が祖父の家で黄ばんだこの本を、図書館の片隅で見つけて誰かと話す事の面白さを感じるような光景が訪れるのかもしれない。 なあんてそんなドラマティックな事が起きたらいいなとか思いながらも、この数年の中で僕が一番影響を受けたのは間違いなくこの番組と黒幕やcharlieに出会った事だった。 だから、三冊目も出ればいいなと思うしこの二冊目ももっと売れて届いてほしい。 黒幕とcharlieのインタビューはいろんな示唆に富んでいる。できるだけ僕は面白い方に流れて行こうと改めて思う。

Posted byブクログ