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それを愛とまちがえるから の商品レビュー

3.1

50件のお客様レビュー

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2016/04/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

夢中になるほどでもなく、でも先が気にならないわけでもない感じで読み進めました。 夫婦って奥深い。

Posted byブクログ

2016/03/08

お互い不倫をしている話。しかも、それぞれの恋人も出てきて、一緒にキャンプまで行っちゃう…現実なら有り得ない(であろう)話でした。 愛と間違ってもいいんじゃないの? と思ったけれど、違うのか? 間違いだと一生気付かないまま行ければ幸せだと思う。

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2016/02/19

夫と妻という枠があるから、はみだしたかったり、実際にはみだしてみたり、離れたかったり、離れてみるとちがったり。 これが縛られない4人の物語なら、こんなふうなつらさはないのかも。 でも、縛りのある関係だからこそ、深くならずにもすむのかも。

Posted byブクログ

2015/12/04

じわじわとしんどくなっていってよかったけど終わり方救いなさすぎる。そういうのが読みたかったけどまさか初っ端W不倫……なかなかきつかった。歳としては茜に近いはずなのに伽耶への感情移入が止まらない。

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2014/11/05

すごい!こんなストーリーが書けるなんて、井上さんやっぱり大好きだ! 結婚して15年が経ったセックスレス夫婦の伽耶と匠。お互いに恋人がいるダブル不倫の状態で、さらにその存在を認めてしまっている。 夫の恋人と連絡とったり、3人でご飯たべたり、しまいには4人でキャンプに行く事になった...

すごい!こんなストーリーが書けるなんて、井上さんやっぱり大好きだ! 結婚して15年が経ったセックスレス夫婦の伽耶と匠。お互いに恋人がいるダブル不倫の状態で、さらにその存在を認めてしまっている。 夫の恋人と連絡とったり、3人でご飯たべたり、しまいには4人でキャンプに行く事になったりと。 あり得ない、普通は不倫がバレた時点で修羅場と化すところでしょ。 ただ、違うんです。小説だからなんでも有りなんです〜って、そういう設定なのかといえばそうでもないんですこれが。 確かにちょっと笑えて、軽いコメディぽい雰囲気はあるんですけど、夫婦って、こういうものなのかもしれないなんて思えたんです。 あ、不倫する事じゃないですよ。 日常の空気感とか、気が付いたらお互いの気持ちが通わなくなってたり…気が付いたら相手の考えてることが分からなくなってたり…気が付いたらセックスレスになってたり。 もうこうなるとお互い探り合いで素直になれない、一番身近で大切な存在な筈なのに何故か冷めた関係になっちゃってて。 なんか切なかった〜、けど少し感動もしました。 こんなん言ってるの私だけかな?ブクログのレビューも低めだし。 ズレてるかもしれないけど、私は好きでした。 うん、すごく良かった。

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2014/10/17

井上荒野さんは独特の世界を持っていて、その世界に浸りたいなあと時に思う私にとっては大事な作家さんだった。 でも、この作品はなんか違う。料理のシーンの使い方とか説明的な言い回しとか、江國香織ワールドを思わせる。真似っこみたい。ちょっとがっかり。

Posted byブクログ

2014/07/11

ドラマを見ているようだった。 水曜、10時 TBSって感じかな。 軽い感じで読めた。 でも、軽くもないかも。 夫婦って、そこに”何もなくても”試される時が来ると夫婦の底力が発揮されるのかな。 何もなくてもずっと同じ空間にいるってことは、 すごいことなのかもしれない。 夫婦とし...

ドラマを見ているようだった。 水曜、10時 TBSって感じかな。 軽い感じで読めた。 でも、軽くもないかも。 夫婦って、そこに”何もなくても”試される時が来ると夫婦の底力が発揮されるのかな。 何もなくてもずっと同じ空間にいるってことは、 すごいことなのかもしれない。 夫婦としてスタートした最初の時点での変な熱い気持ちは今はどこへ? 話したいことが次から次へと湧いてきていた気がするけど、今は話を聞いている時は、「まだ終わらないかな?」と思っているし、話さなければならないことがあると、「あー、おっくう…」と必ず思っている。 帰りが遅くてもさびしい気持ちはもうどこにもないし、 一人にされているなんて感覚は全くないし、 責めるような気持ちもなければ、期待することもない。 抱き合うなんて、もう信じられない(笑)。 愛と間違えられたそれはどれだったかな? 正しい愛はそれだったのかな? 読む人それぞれで違うのかもしれないね。 「それを愛とまちがえるから」って題名からはもっと重いものを想像していたけど、結果、軽くてよかった。読書が楽しめたから。 夫婦とそれぞれの恋人といくキャンプって面白いのかもしれないな・・・とくすくす笑いながら、時折深く考えつつも、軽い読書時間を楽しめた本でした。 次は、井上荒野さんの作品では、つやの夜を読もうと思う。

Posted byブクログ

2014/05/16

装丁と題名に惹かれて借りてみた。 年齢的に朱音に一番近いわけだけれど、恋愛ベタな私には感覚として分からない部分もあり。一方で、共感できるところもあり。 夫婦ってこんな感じなんだろうか… わりと、読みやすい作品だし、分かり易い作品だった。同時並行的に読める工夫が随所にあって...

装丁と題名に惹かれて借りてみた。 年齢的に朱音に一番近いわけだけれど、恋愛ベタな私には感覚として分からない部分もあり。一方で、共感できるところもあり。 夫婦ってこんな感じなんだろうか… わりと、読みやすい作品だし、分かり易い作品だった。同時並行的に読める工夫が随所にあって、さくさく読めた。

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2013/12/07

結婚して10年も20年も経てばいろいろあるわな。少しずつずれていく感情や冷めていく思いやたまっていく不満や。でもそういうあれこれも含めて「夫婦」なんだよね。その隙間に気付かないふりして日々を過ごしていけるか、それとも何か他のもので埋めるか。「それぞれの愛人」との奇妙な四角関係の中...

結婚して10年も20年も経てばいろいろあるわな。少しずつずれていく感情や冷めていく思いやたまっていく不満や。でもそういうあれこれも含めて「夫婦」なんだよね。その隙間に気付かないふりして日々を過ごしていけるか、それとも何か他のもので埋めるか。「それぞれの愛人」との奇妙な四角関係の中でまだ残っていたかすかな「絆」を見つけたある夫婦の物語は、なんていうか、ありそうでありえない一種のファンタジのようで。

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2014/11/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

結婚して15年経つ伽耶と匡は、ずいぶんと前からセックスレスで、互いにはそれぞれ恋人がいた。 伽耶の恋人で売れない漫画家の誠一郎。 匡の恋人で鍼灸師の朱音。 互いの恋人を確信し言葉にしてから 夫婦は何かが吹っ切れたようにその存在をあらわにして 不自然なその状況に戸惑いながらも、加速する複雑な関係は ひょんなことから4人でキャンプに行くことになる。 長いこと夫婦であるということからくる慣れ。 互いの存在をときに疎ましく思いながらも、どこかで求めている気持ちがある。 スキンシップみたいなセックスをすることだけが 愛とは、限らないということ? 夫婦で埋められない思いを不倫相手で補いながら 関係を突き放したり手繰り寄せたりして そうやって日常をやり過ごして、繰り返し、繰り返し、って感じ。 何気なく始まった話だったのに、初っぱなから、あなた恋人がいるでしょ発言にびっくりw みるみるうちに4人が引き寄せられて、困惑を抱えながらもキャンプに行くまでの展開が見事。。。 伽耶のころころ話題が変わる感じとか怒るタイミングとか、なんかわかる(^_^;) 夫婦って、奥深い)^o^(

Posted byブクログ