それを愛とまちがえるから の商品レビュー

井上荒野【著】

2020/01/16

お互いに恋人がいる、倦怠期の夫婦とその恋人たちの四角関係？お話。

全体を通して伽耶が不憫すぎて。
夫の匡は恋をしている感があったけど、伽耶の場合はただのセフレでは？と思ってしまう。

そして夫婦関係は難しい。どこまで相手に恋愛感情や肉体関係を求め続けるのか。
努力だけではどうにもならないのが夫婦。しかも頑張ろうとしたり、引いてみたりしても空回ることも多い。
理想の関係とはどういったものなのか。
確実にこの夫婦の関係ではないよな、と。
やるせない気持ちが書かれていてなんとも言えない気分で読了...

2019/09/05

W不倫をしている夫婦が、お互いのパートナーを連れてキャンプに行く話。
実際にはなさそうだけど、私は夫が「彼女なんだ」と連れてきたら意外と仲良くなってしまう気がする。彼の中の何かを共有した仲間として。
誰が何を愛と間違えるのか、それは分からない。

2018/10/20

もう一回読みたいか、
いや読みたくない。
想いが考えがもう交わることのない、
だけどそれでも続いていく、
こんな生活やだな 、
でも多少はあるんだろうな、
と軽く絶望もしたそんな一冊。
続いてくんだ、繰り返すのか。
どうにかなんないの、ねえ。
まあ、もう、なんないか。
それを愛とまちがえるから。

2018/04/24

2018.4.24 読了

スルスルっと読めるんだけど、
終わりは 唐突で、え？これで終わり？？
みたいな。

簡単に言うと、夫婦が W不倫してて、
その夫婦とその相手の話。

私には 分かるような、分からんような。

どんな相手でも 最終的には
飽きがくる。。。真理かもしれない。

2017/08/14

これは、夫婦というものは、お互いに魅かれ惚れ合って暮らすことができたら最高、紆余曲折しても同じ鞘に治まるという物語でしょうか～(^-^)　いずれもしても、リードするのは妻、いいえ奥様であるようです(^-^)　井上荒野　著「それを愛とまちがえるから」２０１３．１発行です。

2017/01/22

W不倫の夫婦がお互いの愛人と知り合いになり、４人でキャンプに行くってあり得ないシチュエーションですが、小説として面白く読めました。
男目線で匡の気持ちはわかるのだけど、伽耶の行動や心境は理解できなかった･･･
お互いの愛を確かめあってはみたものの、完全に元に戻らないハッピーエンドと言い切れないラストは意味深です。未来がどうなるか分からないが関係を維持していくための努力は必要なんでしょうね。

2016/10/16

「あなた恋人いるでしょ？」という奥さんに対して「君もいるだろう」という答に、掴まれてしまいました。
不倫相手も含めてのキャンプ場シーンはシュール過ぎて笑えます…

2016/10/04

それぞれが不倫中のセックスレス夫婦の話。

ドロドロした内容なはずなのに、さらりと流れる展開が読みやすく、面白かったです。
主人公の伽耶の心情が、イマイチ理解出来ず、外から眺めるのみ。よっぽど朱音の気持ちの方が分かるなと。
この夫婦に子供がいたら、違ったものになっていたのかなと思います。

各章の語り手が変わる手法は好み。
男性目線になれるのがいいですね。

好きな作家さんですが、前回読んだ静子さんの様なのの方が好きでした。

2016/09/10

W不倫物。昨今あまり物珍しい設定ではなくなってきたけど、全体的にさらりと読める話でした。
実際女同士いあわせたら、こんな感じになるのでしょうか……？
ぱっぱと手軽に読めました。

2016/05/04

伽耶と匡の夫婦は結婚１５年目で、長いことセックスレスの夫婦。しかもお互いに愛人がいるというトンデモない２人。しかも、その４人でキャンプに行くとかありえない行動。それが元でクリアになるかと思いつつ、もうひと段階。まさにタイトル通り、愛とまちがえるから…。そんなにドロドロしてるように思わないが、常に気持ちの悪さを感じながら読了。