イノセントブルー の商品レビュー

神永学【著】

2013/07/19

ラノベっぽい表紙および前世がどうのという帯だったので、美青年が出てくるファンタジー風の話かと思ったら意外にしっかりしたミステリー仕立ての人間ドラマだった。
複数の人間の視点と前世と、場面が次々変わり、前世も幕末と太平洋戦争中と2種類あるから混乱した。
ただでさせ記憶力低いのに、家事や子育ての合間にちょこちょこ読んでるから、これ誰だっけ？と何回もページを見返しながら読んだ。
でも、全体的には読みやすい。読後感さわやか。

2013/07/09

帯文："心に悲しみを抱える宿泊客も巻き込むスリリングな展開の連続。" "「前世」と「現在」が複雑に絡むハートフル・ストーリー"

Contents：序章 記憶の欠片、第1章 前世から来た男、第2章 閉ざされた記憶、第3章 死への逃避、第4章 運命の人、第5章 前世の約束、第6章 それぞれの道、終章 現世の記憶

2013/07/08

サクサクと読めミステリー要素がありつつ様々な思いや心情が飛び交う人物達がとても魅力的でした。

過去の事を振り返って見たり辛い現実を味わった事などあるでしょうか?
この小説は過去に縛られず前へと突き進んで行く小説です。

最後は綺麗に終わったという人がいれば続きが気になって物足りないという人も居るでしょう。
因みに私は両方何ですけど笑

この小説を読んでみたいなと興味を持ったなら是非お読み下さい。
読んで損はしないこと間違い無しです

2013/07/05

八雲シリーズ以外では久々の神永作品。前世を見せることができる不思議な青年が、関わった人たちの過去と現在を解きほぐす。
相変わらず読みやすくて、遅読の私でも2、3時間で読めてしまう。ただ登場人物それぞれの前世と現世が交錯するので少しややこしい。自分の前世を知り、それに囚われるのではなく今を大事に生きる。前向きなラストは好感が持てる。
この終わり方だとシリーズものになるのかな。

2013/07/02

前世を見ると同時に本人にも見せることのできる青年が、自らの探し人を求める途中で出会った人々の前世を見たり見せたりすることによって、人生に悩んでいた彼らを導いていく。
テーマは非常にわかりやすく、新鮮味には欠ける内容でした。
前世ということで、いくつかの時代の記憶が出てくるのですが、その部分の描写がほとんどなく、折角前世を扱っているのに簡単に終わっている感じでした。
もう少し詳しくそれぞれの時代を描写してもらった方が入り込めたのでは、と思います。
内容が薄い分、厚さのわりに読みやすくわかりやすいです。

2013/05/16

前世の因縁で関わり合うことになった人達のいやしの物語。あまりにも強烈なご都合主義にめまいがしました（笑。フィクションにご都合主義は付き物ですが、それをどう上手くあしらうかが作家の腕の見せ所という物でしょう。表紙を見た段階でラノベチックだろうとは予測していたんですけど、まさかここまでとは…。

2013/05/13

前世に左右される人たちの、やや不思議な物語。これはまだ続く……のか？
前世からの縁、とはいうけれど。確かに前世で恋人だったから今度も結ばれないと、ってのは鬱陶しいよね（笑）。前世というものがあるとして、それはどの程度現在に影響を及ぼしていいものなのか。学ぶこともそりゃあるとは思うけど……今は今、ってことなのかな。

2013/05/15

視点がころころ変わるので、時々今誰かわからなくなって困ってます。面白いからスラスラ読めます。
前世の繋がりと今を生きる選択。それぞれの今世と未来が明るく終わってよかった。

2013/05/08

前世と思わしき夢を見る青年。
そしてそれが運命だと、ひたすらに走り寄り…。

前世、あると面白かったりするかと思われますが
そこにこだわっていては仕方がないです。
昔いましたね…それだけにこだわって、じゃぁ今は？　という人が。

人に対して、そんな『過去』を見せられる事ができる青年は
ものすごく色々と無頓着で…。
もしや正体は、という最後でしたが、そうだとすれば
あの見えた過去は、あそこ、という事でしょうか？

ひとつの過去に関わっていた、５人の男女。
視点がくるくると変わって行くので、今誰だろう？　という
感じではありましたが、読みにくい、という事はなく。
次第に憶えのある名前などが出てくるので
あの人はこの人、ではこの人は誰だろう？　という
別の楽しみもありました。

2013/05/08

最後の方まで主人公が誰なのか分からないのはいいとして・・・誰かに肩入れして読んだり、それぞれのキャラに魅力を感じるということもなく終わってしまったので、読了感がいまいちでした。。。好きな作家さんなのでいつもの期待を込めた分でしょうかこの物足りなさは・・・
あえて言うのなら過去と繋がった後の森川さんの何かエピソードがあれば気持ちを込めて読むことができて読了感もすっきりしたものになったのかなと思いました。