源氏物語湖月抄 増注(下) の商品レビュー
出版社/著者からの内容紹介 本書は、北村季吟の原著『湖月抄』に、それ以降の主要な新注を加えたものである。この増注本は、『源氏物語』の読みが、研究遺産の批判的継承により深められていく過程を提示している。古典文学研究の進展は、研究者が原典の時代から必然的に遠ざかっていく時間軸の矛盾の...
出版社/著者からの内容紹介 本書は、北村季吟の原著『湖月抄』に、それ以降の主要な新注を加えたものである。この増注本は、『源氏物語』の読みが、研究遺産の批判的継承により深められていく過程を提示している。古典文学研究の進展は、研究者が原典の時代から必然的に遠ざかっていく時間軸の矛盾のなかにあるが、精選された新旧の諸注を掲げた本書は、今日の読者を複眼的な視点によって、『源氏』の新たな読みへと導く貴重な拠り所にして不朽の名著といえよう。 (レビュー前)
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