笑うハーレキン の商品レビュー
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奈々恵の立ち位置が最後までわからなかったなぁ…それにしても道尾作品て「車に仲間全員乗り込んで脱出」シーンをよく見かける気がする。 きれいめなホームレス、の描写で重すぎることはなかったし、楽しかったけど再読は無いかなぁ。
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ウチは読⚪新聞なので、この小説が連載されてたのは知ってたし、2~3回は読んだこともあったけど…新聞連載小説って、読み続けるの難しいですよね。 ラスト近くで結構ばたばたっと展開した感じがあるけど、なんとか見逃してもらえて何よりです。人には仮面が必要で、どうせ素顔を覆うなら笑顔で覆っ...
ウチは読⚪新聞なので、この小説が連載されてたのは知ってたし、2~3回は読んだこともあったけど…新聞連載小説って、読み続けるの難しいですよね。 ラスト近くで結構ばたばたっと展開した感じがあるけど、なんとか見逃してもらえて何よりです。人には仮面が必要で、どうせ素顔を覆うなら笑顔で覆ったほうがいい――良い言葉ですね。
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個人的にはすごく好きだった。新しい何かを応援するっていうシンプルな想いがストレートに描かれている本だった。ちょっとおしゃれに伊坂幸太郎テイストを醸し出そうとしている感はあったけれども、カラスの親指に似た素敵なヒューマンドラマだった。最後に東口が夢を語るシーンがとても印象的で自分と重なる。うん、大丈夫。きっとなんとかなる。
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何かあまり心に残らない作品。人間誰もがもつ道化師の裏の顔、を描きたかったんだろうがやはりピンとこない。巨大本棚を修理するために監禁されて最後脱出するあたりも、なぜ本作で必要なのかわからず、奈々恵の存在も必然性が感じられず。道尾作品にしては失敗作と言わざるを得ない。
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始めはなんか読みにくいなーと思ってたけど、直ぐに慣れてスラスラ読めた。 ホームレスの人たちを題材にしたのも興味深く◎ ストーリーはよくある展開だなーと思い特に驚きとかはなかった。 登場人物の中ではスカがお気に入り!
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ハーレキンとは道化師。道化師に涙を書くとピエロ。 息子を亡くし妻と離婚し、会社は倒産のホームレス家具職人とホームレス仲間達。突然現れた依頼人の孫だという奈々惠。 皆、様々な事情を抱えながらも、付かず離れずの距離感で相手を思っているのが良かった。 最後にスカも救い出して欲...
ハーレキンとは道化師。道化師に涙を書くとピエロ。 息子を亡くし妻と離婚し、会社は倒産のホームレス家具職人とホームレス仲間達。突然現れた依頼人の孫だという奈々惠。 皆、様々な事情を抱えながらも、付かず離れずの距離感で相手を思っているのが良かった。 最後にスカも救い出して欲しかったな。
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面白かった!! こういうの、好きだなあ。 ハーレキンって何だ??って思ったら道化師なのね。 確かに仮面をかぶって生きているな。とくに職場は笑 いろいろ考えて浸れる作品でした!!
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ハーレキンとは何ぞや? 後々、作品の中に出てきます。 家具職人の主人公は経営する会社も、 家族も失いホームレスとなる。 女性が弟子にしてくれと押しかけてきたり、 ホームレス仲間が死亡したり、 怪しい仕事を請け負ったりする。 人は生活していくうえで何かしらの仮面...
ハーレキンとは何ぞや? 後々、作品の中に出てきます。 家具職人の主人公は経営する会社も、 家族も失いホームレスとなる。 女性が弟子にしてくれと押しかけてきたり、 ホームレス仲間が死亡したり、 怪しい仕事を請け負ったりする。 人は生活していくうえで何かしらの仮面を着けている。 辛いことや悲しいことがあっても仮面を被り、 気持ちと表情が比例することなく生きていくこともあります。 その仮面は出来れば笑顔の方がいい。
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今回は3点かなぁと思いつつ、ラスト。やはり読後感が良く、つい4点に。 ヤクザっぽい老人のあたりは、その存在含めていくらかあやふやだなぁ。でも、みんな心に闇を抱えている。でも、そういう心の奥は覗かせないで現実と向き合って生活している。そういった心情がよく伝わってくる。 ...
今回は3点かなぁと思いつつ、ラスト。やはり読後感が良く、つい4点に。 ヤクザっぽい老人のあたりは、その存在含めていくらかあやふやだなぁ。でも、みんな心に闇を抱えている。でも、そういう心の奥は覗かせないで現実と向き合って生活している。そういった心情がよく伝わってくる。 それにしても、みんないい人っぽくなるのは、道尾さんならではかな。こんな感じのものを描かせたら本当に上手い。
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普段 気づかないようにしている チクッとした痛みのようなものを、嫌でも引っ張り出される感じ。 丁寧に描かれる心理模様に、せつなくもやるせなくもなる。 また読み返したくなる作品。
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