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三匹のかいじゅう の商品レビュー

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23件のお客様レビュー

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2013/03/06

岳物語を読み始めたのが25年くらい前だろうか。岳くんが父親になった以上に、椎名さんが孫大好きのお祖父さんになったことが時間の流れを感じさせる。 怪しい探検シリーズより孫日記が板につき始めた、椎名さん、なんか物悲しい。

Posted byブクログ

2013/01/28

もう何と言うか、しみじみ面白く、感慨深く、あたたかーい気持ちでいっぱいになるシーナ隊長の新作でした。 「大きな約束」で隊長は「じいじい」となり、「続 大きな約束」はアメリカに住むマゴの風太君が日本にやってくるところで終わっていた。「岳物語」からもう三十年、「大きな約束」で、岳少...

もう何と言うか、しみじみ面白く、感慨深く、あたたかーい気持ちでいっぱいになるシーナ隊長の新作でした。 「大きな約束」で隊長は「じいじい」となり、「続 大きな約束」はアメリカに住むマゴの風太君が日本にやってくるところで終わっていた。「岳物語」からもう三十年、「大きな約束」で、岳少年が中学生になって以降のことが語られなかったいきさつを少しだけ知り、胸が痛くなったものだが、見よ!ショーネンは三児の父となり、「子煩悩で心配性」なのに不在がち、というまるで父を真似したかのような姿を見せてくれている。 以前よりは時間的に余裕のあるじいじいは、岳ファミリーを後方支援すべく、三人の孫たちの遊び相手をし、幼稚園の送迎を引き受け、病院に連れて行き、と大活躍である。その様子が何ともほほえましい。三人と過ごすドタバタした午後を「黄金の時間」と書かれていたが、本当にそうだろうなと思う。我が子とそうして過ごしているときには、そういう時期は思いのほか短く、すぐに過ぎ去っていくものだということを知らなかった。孫たちとの時間を喜び、大切にする隊長の心の中にも、同じ思いが色濃く流れているに違いない。そこが切なく、また、優しい。 岳君には結構厳しい父だったシーナ隊長が、孫には大甘だというのがまた可笑しい。まあ、そういうものなのだろうなあ。書かれたものから窺い知るシーナ家の子育ては、深い愛情を注ぎつつ、子供の自立心を大事にして親が自制するという、そうありたいがなかなか自分ではできない姿に見えた。私も(隊長や岳パパと同じく)心配性なのだが、自分が安心したい気持ちと愛情とをごっちゃにしてしまいがちだ。隊長はエライ!と思うのは、たとえば、息子が日本に帰ってきたはいいがなかなか定職に就けないときも、自分のコネでどこかに押し込もうとしたりしないところだ。あくまで自分で何とかするのを、親も子も当たり前だと思っている。そういうところが清々しくて好きだなあ。 本好きの風太君、お姫様海ちゃん、やんちゃ坊主琉太君、三人それぞれの個性も楽しい。また、大震災後に東京で子育てする人たちの気持ちにさりげなく寄り添う内容にもなっていると思う。何よりも、隊長の穏やかな日々の様子が読めて、長年のシーナファンにはこれ以上ない一冊でした。

Posted byブクログ

2013/01/20

三匹、もとい三人の孫との日々を描いたエッセイ。 震災後沖縄に避難し、そのままアメリカへ?の章から 次の章では日本に留まる事になっていて その間の経緯が読みたかった。 【図書館・初読・1/19読了】

Posted byブクログ