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エデン の商品レビュー

4

250件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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2013/05/07

「サクリファイス」の続編。 白石(チカ)がスペインからフランスのチームへ移籍して半年、というところから始まる。 前作よりミステリ色は薄いです。 純粋に自転車レースのお話がおもしろかったわたしは、前作のミステリ部分に余分なものも感じていたので、これくらいがいい塩梅。 チカが所属...

「サクリファイス」の続編。 白石(チカ)がスペインからフランスのチームへ移籍して半年、というところから始まる。 前作よりミステリ色は薄いです。 純粋に自転車レースのお話がおもしろかったわたしは、前作のミステリ部分に余分なものも感じていたので、これくらいがいい塩梅。 チカが所属するチームはグラン・ツールで勝利を狙えるほどのチーム。だけど、大舞台ツール・ド・フランスを前にスポンサーの撤退が決まり、チームは今季限りの解散が濃厚になる。 チーム存続を賭けたいわゆる「オトナの事情」が湧き上がり、ぎくしゃくするチームメイトたち。 チームを存続させるためのはずなのに、チームの心がバラバラになる原因にもなる、なんとも皮肉な状況に。 フランス期待の星・ニコラをチームを越えてアシストするか、自チームのエースであるミッコをアシストするか。 チカの決断する場面「ぼくはあなたのアシストだ」。揺らぎの無いまっすぐな言葉に少し涙腺が緩んだ。 無邪気な笑顔の下に屈折した思いを隠していたニコラ。 認めたくなかった真実を曝け出され、逃げ出すことを選んだドニ。 直されることのない掛け違えたままのボタンがやるせない。 全編を通して「彼」の存在が濃く漂っている。 チカの足枷となり、呪いとなった「彼」。 一人で走っているんじゃない、のはエースでなくても同じ。 アシストあってのエースであるなら、エースがいなければアシストも成り立たない。 「彼」はつねにチカを一人ではないと気付かせてくれる存在にもなっている。「彼」を心に抱いている限り、チカは道を踏み外すことはない。 そして、ニコラもきっと。

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2013/05/03

読後感が爽やか!カラッと晴れた夏の草原に吹く風くらい爽やか(笑) 前回のサクリファイスのようなミステリーはないけれど、スピード感があるのでスイスイ読んでしまいました。 チームの存続と監督の裏切り、無邪気な天才ライバルと武骨なエースの間で主人公は何を思って走るのか。 ロードレース...

読後感が爽やか!カラッと晴れた夏の草原に吹く風くらい爽やか(笑) 前回のサクリファイスのようなミステリーはないけれど、スピード感があるのでスイスイ読んでしまいました。 チームの存続と監督の裏切り、無邪気な天才ライバルと武骨なエースの間で主人公は何を思って走るのか。 ロードレースの魅力に目がキラキラです。

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2013/04/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

文庫本化が待ち遠しかった! 手元に届いてから一気に読み上げました。 今回は前作と比べて謎解き要素は少し薄くなっているけれども、レースのや選手心理の描写が面白くて手放せません。 自転車レースに限らず(自転車レースの場合は如実にそれが現れるけど)、トップに立つ、あるいはトップ舞台で競える人間はいろんな他人に尽力や犠牲の上に立っている、その厳しさを一瞬垣間見ることができる本。 主人公の白石がそれを「呪い」と呼びつつ、また辛いときに自転車を押してくれる力、といってくれるのが読み手にとっては救いか。 早くサヴァイヴも文庫本化されないかしら…

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2013/04/25

サクリファイスに続くロード小説、いやツールドフランス小説。 文字でありながらも疾走感、疲労感などを書ききっているのは相変わらず見事。 テンポよく、とても良い作品。

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2013/04/23

前作サクリファイスに続く自転車ロードレースの物語。今回はツール・ド・フランスが舞台です。ミステリー要素は無くなって純粋にスポーツものとなっています。ロードバイクに少しでも興味のある人にはぜひとも読んでもらいたい作品です。

Posted byブクログ

2013/04/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「サクリファイス」の続きが読みたかったが、もう出てました。レースとしての疾走感があり、自転車レースのTV中継をどこかのチャンネルでやってないかTV番組ガイド本を買ってしまいました。前作の時はラブストーリーを入れても好いんじゃないかと思ったけど無くて正解。アスリートよりも技術者のストーリーが読みたい人には、「F1 地上の夢」もお薦め。

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2013/04/18

サクリファイスの続編。 海外プロチームに移った主人公を中心にツール・ド・フランスを舞台に起こったドーピングと勝利への渇望を描いている。 今作もロードレース界のドーピング問題に焦点をあてる。 ローディならすらすら読めどんどん物語に入り込める一冊。 ただ、今回も女性が登場するが...

サクリファイスの続編。 海外プロチームに移った主人公を中心にツール・ド・フランスを舞台に起こったドーピングと勝利への渇望を描いている。 今作もロードレース界のドーピング問題に焦点をあてる。 ローディならすらすら読めどんどん物語に入り込める一冊。 ただ、今回も女性が登場するがストーリーへの絡ませ方が希薄な感は相変わらず。

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2013/04/18

前作に続き、自転車ロードレースを観た事がなくても、楽しめる作品です。 今回はツール・ド・フランスと大舞台なのでかなり迫力があります。

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2013/04/13

2013-40 サクリファイスに比べてミステリー感は薄くなった。 でも、スポーツ小説としては勢いを増している。 自転車のスピード感を感じます。 自転車競技に興味ないのに面白い!

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2013/04/12

サクリファイスシリーズは本当に大好きです。読み終わったあとは本の世界にどっぷり浸ってなかなか現実世界に浮上できないほど、作品の中に引き込まれてしまいます。ロードレースなんか興味ないし面白いの?って読まず嫌いしてるのは勿体無いです。オススメです。

Posted byブクログ