オコノギくんは人魚ですので(1) の商品レビュー
【初夏の匂いが立ち込める町に、不可思議な君がやってきた】 ある事情で水泳を辞めていたナツの元に人魚のオコノギ君がやって来る事で、学校に不可思議な風が吹き渡る物語。 ありふれた日常に光る不思議な存在。 人魚と人間が共存する町にて、水泳を辞めて物足りない生活を送るナツ。 そんな後...
【初夏の匂いが立ち込める町に、不可思議な君がやってきた】 ある事情で水泳を辞めていたナツの元に人魚のオコノギ君がやって来る事で、学校に不可思議な風が吹き渡る物語。 ありふれた日常に光る不思議な存在。 人魚と人間が共存する町にて、水泳を辞めて物足りない生活を送るナツ。 そんな後悔の初夏の匂いと共に人魚であるオコノギ君が来訪する。 期せずして、お互いの秘密を共有する事になった彼らは、高校生であるからこそ等身大の悩みにぶつかる。 その悩みを昇華する中、次々と謎が明かされる。青春と謎が錯綜する夏はどんな景色を運ぶのだろう?
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タイトルに惹かれて思わず購入。タイトル買いだったのだが、読んでみると面白かった。ほっこりファンタジーなこの感じが好きすぎてたまらない。それよりも、人魚保護協会やらなんやら出てきて、小此木くんが人魚だという噂とかそういうのがあるのかと思いきや、人魚は最初から容認されてる設定で、びっ...
タイトルに惹かれて思わず購入。タイトル買いだったのだが、読んでみると面白かった。ほっこりファンタジーなこの感じが好きすぎてたまらない。それよりも、人魚保護協会やらなんやら出てきて、小此木くんが人魚だという噂とかそういうのがあるのかと思いきや、人魚は最初から容認されてる設定で、びっくり。2巻がもうすぐ発売予定なのですごく楽しみ。
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「のんびり不思議な日常系ファンタジー」 という紹介文のとおり、壮大だったり波乱万丈だったりはせず穏やかに読めた。 ちょっと不思議な町、城兼町には人間に擬態した人魚が住んでいて、オコノギくんもその1人だ。一見普通の人間に見える彼だが、クリック音を発したり、うっかりヒレをだしたりと...
「のんびり不思議な日常系ファンタジー」 という紹介文のとおり、壮大だったり波乱万丈だったりはせず穏やかに読めた。 ちょっと不思議な町、城兼町には人間に擬態した人魚が住んでいて、オコノギくんもその1人だ。一見普通の人間に見える彼だが、クリック音を発したり、うっかりヒレをだしたりと、度々その異質さを覗かせる。 人魚の他に登場する「うじゃ」という生き物を含め、この世界で彼らは「ふしぎ(異質)なもの」として描かれる。(うじゃは町に馴染んでいるが、町外から通う生徒の描写を入れることで、「ふしぎさ」が保たれていた。) 現実の世界で馴染みのない存在がそのまま「異質なもの」として描かれることで、視線を物語の中の世界に合わせやすく、肌馴染みの良いファンタジーだった。 綿密に作り込まれた重厚なファンタジーの世界にどっぷり浸かるのも面白いが、日常の範疇から浅瀬で楽しめるようなファンタジーもたまにはいいものだなと思う。 (追記)2巻も読もうかと思ったけれど、謎を残す感じで終わってから続刊がないようなので迷う。モヤモヤしたまま終わりたくないなぁ…。
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世界観がすごくいい。 人魚が人間に擬態してホームステイするのは普通。 人魚が観察されるのも普通。 うじゃ、という生物が湧くのも普通。 うじゃ除けの線香があるのも普通。 主人公のナツの水眠症(顔を水につけると眠ってしまう)っていうのも興味深いし、ナツ自体の性格もかわいい。 それか...
世界観がすごくいい。 人魚が人間に擬態してホームステイするのは普通。 人魚が観察されるのも普通。 うじゃ、という生物が湧くのも普通。 うじゃ除けの線香があるのも普通。 主人公のナツの水眠症(顔を水につけると眠ってしまう)っていうのも興味深いし、ナツ自体の性格もかわいい。 それから何よりオコノギくんかわいい。人魚は好奇心旺盛である。普通の人間に見えるけど、実際は180kg近くある。 普通じゃないことが、その世界では普通だと思われてるのはとても良い。
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「人魚はプールで泳がない」 クラスメートの人魚が泳ぐ姿を見たくて。 陸に上がってきたら、生まれたての赤ん坊と同じような感じになってしまうのだろうか。 彼女の症状は精神的なものからきているのだろうが、原因が分からないと不安も大きいだろうな。 「人魚は写真にうつらない」 雨の日にし...
「人魚はプールで泳がない」 クラスメートの人魚が泳ぐ姿を見たくて。 陸に上がってきたら、生まれたての赤ん坊と同じような感じになってしまうのだろうか。 彼女の症状は精神的なものからきているのだろうが、原因が分からないと不安も大きいだろうな。 「人魚は写真にうつらない」 雨の日にしか現れない怪奇現象を追って。 何故イリエさんは、あんなに高濃度な水になってしまったのだろうか。 この街は他の街とは違い、何か不思議な現象が起きやすい理由などあるのだろうか。
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ハロウィン企画で、表紙を隠して借りたもの。 そういう企画に参加するのはこれが初。 なんか新鮮だった。 すごいするする~って読めるし なんだろうこれ。 キャラクターの魅力? 言葉の選び方もあるんだろうけど。 マンガに近いのかな? 新鮮で、わーー面白い!(*´ω`) てなってた。
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クラスメイトに、人の形をした『人魚』がいる。 前篇後篇、に分かれた話が4本の、連続短編。 人魚がいるだけの現代かと思ったら 少しずつ不思議が増えて行きます。 最終的には、不思議現実へようこそ?w 泳ぎたいのに泳げなくなった主人公。 そのまさかの理由は、腕力にも関係あるのか。 ...
クラスメイトに、人の形をした『人魚』がいる。 前篇後篇、に分かれた話が4本の、連続短編。 人魚がいるだけの現代かと思ったら 少しずつ不思議が増えて行きます。 最終的には、不思議現実へようこそ?w 泳ぎたいのに泳げなくなった主人公。 そのまさかの理由は、腕力にも関係あるのか。 単なる火事場の馬鹿力なのか。 そこがちょっと気になります。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
人魚やうじゃが普通にいる世界に読者だけが驚いて、登場人物たちはのんびり受け入れているのが不思議な世界観でした。 特に、今どきの「女の子みたいな名前の男の子」がいきなり登場がてら「うじゃをもちっと踏みつけた」というシーンは、頭が理解に追い付かず、2,3回その文章を読み返してしまいました。 生物なのか無生物なのか、重いのか軽いのか、人魚よりもうじゃが気になってしまいました。 そして主人公ナツも、変に怪力だったり家では鉈で薪割りしてたり、謎の病気を抱えていたり……。こちらも人魚よりも気になる存在でした。 エリオットやミワさん(男)、藍本さんや漂さんなど、不思議で可愛らしいキャラクターがいっぱいで、小此木くんはくわれそうなくらいでした。 人魚よりよっぽど変な生物(?)うじゃにエリオットが興味を示さないのは謎です。 2巻までしか出ていないようなのに、伏線は多いので、次で終わるのか心配です。
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人魚のオコノギくんは好奇心旺盛でやさしくて一生懸命で母性本能をくすぐられます。 彼の周りに人が集まるのは人魚だからというだけではないなと。 その他の登場人物もなかなかキャラが濃くて楽しいですよ。 メディアワークスというと表紙がライトノベルっぽいので、内容もゴチャゴチャしていそう...
人魚のオコノギくんは好奇心旺盛でやさしくて一生懸命で母性本能をくすぐられます。 彼の周りに人が集まるのは人魚だからというだけではないなと。 その他の登場人物もなかなかキャラが濃くて楽しいですよ。 メディアワークスというと表紙がライトノベルっぽいので、内容もゴチャゴチャしていそうと手にしてきませんでしたがそんなことはありません。 話の流れも登場人物も個性的だけれどもやりすぎでなく爽やかさがきちんとあるというところが私は気に入りました。
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アスキーメディアワークス文庫は初めてだったのですが、角川つばさ文庫などに近い感じですね。 小野不由美さんの作品の後に読みましたので、なおさらそう感じたのかもしれませんが、私的にはちょっと物足りないです。 話の内容としては人魚ならではの設定等あり、面白かったです。 エリオットではな...
アスキーメディアワークス文庫は初めてだったのですが、角川つばさ文庫などに近い感じですね。 小野不由美さんの作品の後に読みましたので、なおさらそう感じたのかもしれませんが、私的にはちょっと物足りないです。 話の内容としては人魚ならではの設定等あり、面白かったです。 エリオットではないですが…人魚の鰭や、反響定位の音を聞いてみたいです。
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