新・国富論 の商品レビュー
スミスとリカードの経済論の説明と今のグローバル経済について考えている。 分業体制で専門性は高まるが作業が単純となり成長がなくなる。 金本位制と管理通貨制度では政府の役割が変わり、政府が動く必要が出たが、それが機能していない。 グローバル経済で企業の富がその国に入らなくなっている。...
スミスとリカードの経済論の説明と今のグローバル経済について考えている。 分業体制で専門性は高まるが作業が単純となり成長がなくなる。 金本位制と管理通貨制度では政府の役割が変わり、政府が動く必要が出たが、それが機能していない。 グローバル経済で企業の富がその国に入らなくなっている。 国だけの利益ではなく、相手の利益を考える、支え合いの世界を目指すべきと説いている。
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グローバル化の波は過去にもあり、アダム・スミスが「国富論」を書いた1776年も産業革命をはじめ、世界が大きく動いた時代だった。そして現代、正真正銘の国境なき時代を迎えている。 ヒト・モノ・カネは自由に国境を超える今日、しかし、国々とその政策がグローバル化するまでには至っていない。...
グローバル化の波は過去にもあり、アダム・スミスが「国富論」を書いた1776年も産業革命をはじめ、世界が大きく動いた時代だった。そして現代、正真正銘の国境なき時代を迎えている。 ヒト・モノ・カネは自由に国境を超える今日、しかし、国々とその政策がグローバル化するまでには至っていない。 モノとカネのグローバル化により、引きずり回されるヒト。問題の多くは経済に起因するが、その解決は政治的な力を必要としている。そして、その行方を左右するのは、人々の考え方だ。 この本をテキストとして、浜先生からの講義を受けた。経済や金融の政策の在り方も重要なポイントだが、市民社会の在り方、人々の共同やつながりについても、問題解決のカギがあることを示唆していて、非常に興味深かった。 自身においては、世の中のあり方を考えるために、経済の勉強をすすめることと、協同組合で働いているということもあり、その可能性を追求していかないといけないと感じた。
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とても面白かった。「ヒト・モノ・カネが国境を越えて、移動するグローバル経済では、カネがヒト、モノをひっぱり回し、企業が成長しても、人々は幸せにならない。国民国家も機能不全に陥っている。スミスの「国富論」に立ち返り、ヒト・モノ・カネ、企業と国と人の幸福な関係を再び築く経済を考える」...
とても面白かった。「ヒト・モノ・カネが国境を越えて、移動するグローバル経済では、カネがヒト、モノをひっぱり回し、企業が成長しても、人々は幸せにならない。国民国家も機能不全に陥っている。スミスの「国富論」に立ち返り、ヒト・モノ・カネ、企業と国と人の幸福な関係を再び築く経済を考える」 とある。グローバル経済で巻き起こる諸問題の事情がわかりやすく平易な表現で語られている。TPP?アベノミクス?これらの言葉はすべて経済の応用であって、基礎ではない。基礎を分からずに応用を理解することはできない。だから、この本は教科書で、本当にいろいろな人に読んでほしい。利益の追求は、必ずしも全体の幸福には結びつかないのがグローバル経済。それはユニクロがどれだけ儲かっても、我々の実生活が変わらないことで安易に示されている。さて、我々は幸せになれるのか?処方箋は何もないけど、考えることをやめてはいけないと説いている。
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アダムスミスの「国富論」は読んだことがありませんが、1700年代当時に書かれた本がいまだに利用価値があると言うのもすごいことだと思います。 国富論では、諸国の富は必ずその国に帰属するものであり、現在の様にグローバルに国を超えることは想定していない。また、スミスの時代には労働価値...
アダムスミスの「国富論」は読んだことがありませんが、1700年代当時に書かれた本がいまだに利用価値があると言うのもすごいことだと思います。 国富論では、諸国の富は必ずその国に帰属するものであり、現在の様にグローバルに国を超えることは想定していない。また、スミスの時代には労働価値がそのままモノの値段に反映されていたけど、現在はモノの値段が決まり、そこに労働力を投下していると言う事。結果、比較優位の理論を越えて、企業は安い人件費を求めて、中国やアジアの国へ展開して行き、企業栄えて国滅ぶということになるのですね ただ、個人的には安くなると言う事は、なにがしかの品質や安全が失われていると考えることが出来るので、揺り戻しはあっても良いかなと思いました。 カネの流れが世界のGDPの総額を優に超える時代。人はカネに踊らされすぎですよね。 まとめとして、これからの時代は奪い合いではなく、分かち合いが大切と言うことらしいです。
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アダム・スミスの国富論をかみ砕いて説明したうえで、現代のグローバル経済の問題点を浮き彫りにして、浜先生の持論の分かち合い経済の必要性を分かりやすく説く。アベノミクスへの警鐘も含まれていて、考えさせられた。
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グローバル化によりヒト・モノ・カネが国境を越えるようになり、企業の成長が国の繁栄とイコールという常識が崩された。アダム・スミスの国富論に立ち返り、現代の見えざる手はどこにあるのか。著者は差し伸べる手に救いを見出そうと提言する。まさに新・国富論である。
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作者は、クローバル経済の状況、問題点をうまく説明している。 しかし、結論が陳腐であり。 クローバル経済の合言葉は、「差し伸べる手」であり。諸国民がお互いに対して差し伸べる手、やさしい手、勇気ある手、知恵ある手だ。 諸国民から「全市民」に脱皮しなければならないと言っている。 ...
作者は、クローバル経済の状況、問題点をうまく説明している。 しかし、結論が陳腐であり。 クローバル経済の合言葉は、「差し伸べる手」であり。諸国民がお互いに対して差し伸べる手、やさしい手、勇気ある手、知恵ある手だ。 諸国民から「全市民」に脱皮しなければならないと言っている。 国境をまたぐグローバル市民の視野があればこそ、お互いに慮りの手を差し伸べ合うことが出来る。 帝国主義的な風潮が世界を覆う中、この考えが通るのか疑問に思う。
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