展覧会いまだ準備中 の商品レビュー
この作者さんは初。 読み物としてよみ進めやすい小説。サラッと読めてしまう。 現状に満足していないのに足踏みしている人たちのお話。 さあ、動こっかなっ!ってところで終わってるから、スッキリした感じはなく盛り上がりのないまま話が終わって、こっちは「えぇーっ?」となったけども。 ...
この作者さんは初。 読み物としてよみ進めやすい小説。サラッと読めてしまう。 現状に満足していないのに足踏みしている人たちのお話。 さあ、動こっかなっ!ってところで終わってるから、スッキリした感じはなく盛り上がりのないまま話が終わって、こっちは「えぇーっ?」となったけども。 そういえば最近、美術館行ってないなぁ。行きたいなぁと思わせてはくれたかな。
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久々山本幸久作品。 キャラクターは個性的でオモロそうなのが多いけど、印象に残りにくいのはなんでだろうと考えてみた。 この小説、お話として終わってないからなんだと気づく。タイトル通り「準備中」で終わってしまっているんや。それもかなり中途半端に準備中、続編を書くつもりなのかも知れな...
久々山本幸久作品。 キャラクターは個性的でオモロそうなのが多いけど、印象に残りにくいのはなんでだろうと考えてみた。 この小説、お話として終わってないからなんだと気づく。タイトル通り「準備中」で終わってしまっているんや。それもかなり中途半端に準備中、続編を書くつもりなのかも知れないが、やっぱり展覧会のせめて直前までは書いてほしかった。 福助展覧会はめども立たず、八木橋のフランス行も決まったばかりのところ、マサヒコの夢もまだまだ書き込めそうだし、サクラのボクシングもそう。まぼろしの福助も何もしてないし… 伏線回収全然終わってないのがとっても残念。切に続編希望
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お仕事小説シリーズ 八王子 野猿公園内にある小さな美術館 そこに働く学芸員や仲間たちのお話 美術館って、シーンとして美しいイメージだったけど 中はこんなに戦争なんだ(笑) ひとつのイベントに何年も準備がかかるなんて ちっとも知らなかった。 乾福助の展覧会、実現するといいな
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『弾吉』が、こじんまりとした愛らしいと称される『野猿美術館』で学芸員として働くようになってから、丸三年が経つ。念願が叶ったと言えるが、好きなことをやれているかと問われれば、雑務に追われるばかりである。 そんな彼が見せられたのは、心和む羊の絵。それ以降、時々侍の姿を見るようになり…...
『弾吉』が、こじんまりとした愛らしいと称される『野猿美術館』で学芸員として働くようになってから、丸三年が経つ。念願が叶ったと言えるが、好きなことをやれているかと問われれば、雑務に追われるばかりである。 そんな彼が見せられたのは、心和む羊の絵。それ以降、時々侍の姿を見るようになり…。 人生に悩む男と、彼を取り巻く人達との、賑やかで心温まる日々の物語。 なりたい職業に就いたからと言って、やりたい事ができるとは限らない。幼いころ夢見ていたのとは違う現実の厳しさ。けれど、周りから見れば、結果的にはなりたかった人を押しのけてなっている訳で。 「やらなくちゃ駄目なんだ」悩まない人なんていない。それでも皆頑張っているんだよ、としんみりするかと思えば、ユーモラスな文章で楽しく読める。 さらに華を添えるのが、個性的な登場人物達。皆過激だけど、とても魅力的だ。きっとそれぞれに、興味深い人生を送ってきているはず。脇に置いておくのが惜しいくらい。特に『ザ・本物』と『大将』が気になる。彼らの話も別な形で読むことが出来たらなあと思えるくらい。
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山本作品は他作品の登場人物やモノ、場所などが出てきたりするので、 以前からの読者にとってはとても嬉しい。発見すると嬉しさも倍増。 さて、ここ最近の山本作品においては、彼ら、彼女たちは隠れもせず堂々と登場する。 個人的には嬉しい反面、所見の人はかなりの置いてけぼりになるのではないだ...
山本作品は他作品の登場人物やモノ、場所などが出てきたりするので、 以前からの読者にとってはとても嬉しい。発見すると嬉しさも倍増。 さて、ここ最近の山本作品においては、彼ら、彼女たちは隠れもせず堂々と登場する。 個人的には嬉しい反面、所見の人はかなりの置いてけぼりになるのではないだろうか。 それでも物語をしっかりと完結してくれればいいんだけども、纏めきれないで終了する消化不良のパターンが増えてきている。漫画でいうと浦沢直樹。 新しいファンは増えるのかしら・・・。 展覧会〝今田〟準備中なんですかね(笑) 作品間リンク------------------------------------------ 凸凹デイズ:凹組面々 一匹羊:羊のアドバルーン・森園 踊り場で踊る:牟田
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よくある「窓際」系。 流されるように生きる主人公が、少しだけ心がけが変わるだけで、実は何も大きな変化は起こっていない話。
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美術館に務める学芸員たちの話。 著者のお仕事小説は、元気になれて大好きです。 今回は、まるきり知らない美術館と言う舞台。 なるほどな、と新しい世界を垣間見ることが出来ました。 凹組との絡みは、相変わらずファンには嬉しい設定ですね。
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大学で応援団に在籍していた学芸員の今田弾吉をはじめ、個性的な人達が続々登場して面白かった(^^)♪乾福助の作品展示会があったら、絶対行く!そして羊のグッズも買ってしまうなぁ~(^o^;)しかし何故、弾吉の前にお侍が出てきたのかわからん( ・◇・)?展示会を実現させる前ふりか?
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いつも面白くて元気が出る山本幸久。 今回はそこまで笑って泣いて元気が出て、みたいな、大きな感動や爽やかさはなく、普通になんとなく面白い小説。 大きな事件が起こるでもなし、これがなんか大きくつながるんか?と思いきやそこまでおおきくもならず、この人がキーパーソン⁉︎と思いきや、そ...
いつも面白くて元気が出る山本幸久。 今回はそこまで笑って泣いて元気が出て、みたいな、大きな感動や爽やかさはなく、普通になんとなく面白い小説。 大きな事件が起こるでもなし、これがなんか大きくつながるんか?と思いきやそこまでおおきくもならず、この人がキーパーソン⁉︎と思いきや、そこまで活躍もしない。 たくさんの登場人物が出てきて皆まあまあ人生を垣間見、なんだかんだで物語は終わる。 決してつまらなくないのが不思議。 市井の人たちが、なんだか普通に、なんだか頑張ったり頑張らなかったり活躍したりしなかったり恋したり夢見たりして過ごしていく。 夢を叶える、夢を追い続ける、夢を仕事にする、その難しさ、とかが主題ではある。 そして、なんと、小説中に、相対性理論と在日ファンクがでてくる。 すごいな。山本幸久。どっちも好きだよ!! 「君の人生はゴマンという人たちが目指し、掴みきれなかったものなんですよ。それを君は他人のいいなりになっているだけで日々を費やしてしまっている。もったいないばかりか、目指した人たちにたいして申し訳ないと思いませんか」p46 2014.11.02
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2014.6.24読了なかなか話が本題にはいらず、集中できなかった。後半、乾福助という無名な画家の展覧会を開くという目標が明らかになり、面白くなってきたが。中学生のマサヒコが好き^_^
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