オスカー・ピストリウス自伝 の商品レビュー
p007 本当の敗者とは、最後にゴールに着いた人のことではありません。座って見ているだけで、レースに参加しようとすらしない人のことです。 p021 僕が自分で自分のことをどう考えるかによって、ほかの人が僕をどう見るかが決まるのだ、と。 p201 スポーツにせよ、人生のほかの分...
p007 本当の敗者とは、最後にゴールに着いた人のことではありません。座って見ているだけで、レースに参加しようとすらしない人のことです。 p021 僕が自分で自分のことをどう考えるかによって、ほかの人が僕をどう見るかが決まるのだ、と。 p201 スポーツにせよ、人生のほかの分野にせよ、どういうふうに振る舞うべきかを他人に指図するくせに、自分自身がそのとおりに行動しない人は多い。でも、人を動かしたければ、自分の行動を通じてお手本を示すことが大切だと、僕は思っている。
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両足義足のスプリンターで、ロンドンオリンピック等で活躍し「ブレード・ランナー」との異名を持つオスカー・ピストリウス自伝の翻訳物。 義足アスリートである彼が健常者と同じ場所で戦うことが公平か不公平かについての議論は、考えていて本当に興味がつきないトピックだと思いました。 彼の主張...
両足義足のスプリンターで、ロンドンオリンピック等で活躍し「ブレード・ランナー」との異名を持つオスカー・ピストリウス自伝の翻訳物。 義足アスリートである彼が健常者と同じ場所で戦うことが公平か不公平かについての議論は、考えていて本当に興味がつきないトピックだと思いました。 彼の主張、義足で走ることが自然なことであり、障害者スポーツとかパラリンピックという枠に押し込められることこそが差別なのだというのは、もっともだと思います。 でも、義足そのもののテクノロジー面での性能は今後、加速度的に進化していくだろうから、そうするとやっぱり義足は不公平になるんじゃないかなあというのが、個人的には思うところでありました。 そしてなぜこんな、自伝を読む限りでは人格的にも優れ多くの人に愛されている(ように見える)アスリートが殺人をおかしてしまったのか・・・。その事実がこの本に多少のうそくささを与えてしまっている。
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