本の世界はへんな世界 の商品レビュー
著者は、古書愛好家で中世英文学、書誌学。中世写本のコレクターとして有名とある。珍しい名字だなと思ったら、あの代々木ゼミナールを1代で築き上げた高宮行男の息子だった。親は予備校業界の大物、息子は英文学・西洋稀覯書の権威。親子2代で分野は違うとはいえ、道を究めている。 あの荒俣...
著者は、古書愛好家で中世英文学、書誌学。中世写本のコレクターとして有名とある。珍しい名字だなと思ったら、あの代々木ゼミナールを1代で築き上げた高宮行男の息子だった。親は予備校業界の大物、息子は英文学・西洋稀覯書の権威。親子2代で分野は違うとはいえ、道を究めている。 あの荒俣宏が書いていた本の中に、古本好きになると人生苦労するので人にはお勧めしないという主旨の分が載っているのを思い出した。何かに取りつかれ集め始めるときりがない。そして家族がいると特に女性陣から邪魔者扱いされる。 貴重な本をめぐる物語を読んでいるとさまざまなドラマがある。珍しいと思ったので借りて読んでしまった。凝るとなかなか抜けられない奥の深い世界だなあと思った。 講演録に関するサイト http://www.yushodo.co.jp/pinus/75/meijigesner/
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古書店に眠る稀覯本を求めて古本屋街をうらうらしたり、古書の魅力に取りつかれた奇人変人のエピソード。やっぱ本は本がいいな~電子化したんじゃあこんなロマンは無いじゃないの。
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