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中国のお笑い の商品レビュー

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2013/01/15

中国の伝統話芸「相声」について書いた本。落語と漫才を合わせたようなもので、背景はよく分かったし、新中国成立や文革期の雰囲気がよく伝わって面白いのだが、相声そのものは、字で読んでもあまり面白くないものらしい。ましてこれに政治宣伝臭が加わったら聴いていられないような気がするのだが、そ...

中国の伝統話芸「相声」について書いた本。落語と漫才を合わせたようなもので、背景はよく分かったし、新中国成立や文革期の雰囲気がよく伝わって面白いのだが、相声そのものは、字で読んでもあまり面白くないものらしい。ましてこれに政治宣伝臭が加わったら聴いていられないような気がするのだが、そこはやはり、話芸というものだろう。 考えてみれば、少なくとも戦後は、日本でも欧米でもサブカルチャーを知ることが時代を知ることであり、むしろサブカルチャーこそが王道なのに、中国のそれって知らなかった。老舎から郭徳綱まで、それぞれの芸人春秋は、それだけで興味深い。 やっぱり中国語ができたほうが面白いよなあ。

Posted byブクログ