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幸せの国ブータン の商品レビュー

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2013/02/03

ブータンを言えば、2年前の東日本震災の直後に、綺麗な王妃を連れて来日されました。国会で被災者を元気づける演説を行った後に、被災地を周っていたお二人の姿は記憶に残っています。 また、ブータンは、他の国とは異なり、GDPではなく「国民総幸福度」を提唱した国として有名です。 この本...

ブータンを言えば、2年前の東日本震災の直後に、綺麗な王妃を連れて来日されました。国会で被災者を元気づける演説を行った後に、被災地を周っていたお二人の姿は記憶に残っています。 また、ブータンは、他の国とは異なり、GDPではなく「国民総幸福度」を提唱した国として有名です。 この本では、ブータンに魅せられた著者である木村女史が、ブータンやそこで生活されている人の魅力を多くの写真と共に伝えています。デフレや円高で苦しんだり、実体のない金融商品によって経済がおかしくなって慌てている国と比べて、精神的にレベルが高いなと思いました。 以下は気になったポイントです。 ・国教はチベット仏教、国民の信仰心は篤く、国内に一万以上の仏教施設がある、チベット仏教の教えは、国民の生き方の指針として、ブータン国民の心に存在している(p4) ・幸せは、人と人のつながりのなかんにのみ存在している、他人の幸せこそが、自分自身の幸せをもたらしている(p8) ・活きることは、一冊の本を書くこと、それは、あなた自身が自分のことを綴るたった一冊の本である(p9) ・母国語で考えることは、母国の文化を通して考えるということ(p13) ・子供は国の宝であり、未来そのもの、子供に潤沢な予算を注いでいるかで国の将来が見える(p26) ・今ある人生は前世の因果によるもの、だから一時の不幸を嘆く必要はない(p68) ・家族や他人に対して思いやりをもち、笑顔で優しく接することは、自分の現世を大切に生きること、来世のためによい徳を積むという宗教的な生き方に深く根ざしたもの(p101) 2013年2月3日作成

Posted byブクログ