UFOはもう来ない の商品レビュー
亡くなった山本弘氏の小説は初めて読んだ つーか作家さんとは認識してなかった 新井素子氏と同期だったとは UFOに関するうんちくが随所にありさすがと学科会長 とてもワクワクしながら読めた 特に悪役の龍彫が実に味のあるいいキャラで気に入った
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日常SF?…本町・山科・茨木と舞台が関西ということもあり、非常に親近感の湧く作品。テーマとしては異星人SFのベタ…もとい王道たる「第一種接近遭遇」モノだけど、そこは山本作品。「ET」とか「未知との遭遇」なんかとは全く違うテイストをまとわせて楽しませてくれる。 トンデモ科学、カルト宗教批判部分については賛否分かれるところだろうなぁ。俺は「カルトやトンデモを笑い飛ばそう」という姿勢が大好きなんだけど、生真面目にそれらを信じている人らには不愉快だろうし、唯物論・無神論あたりに触れてくる後半に至っては、俺も少々抵抗を感じないわけでもなかったし。もっともそこを含めてノンフィクションなんだから、その抵抗感含めて楽しませてもらいましたが。 タイトルや「女の子を食え」という謎の言葉等の伏線は秀逸。クライマックスはこれらの伏線が効いて、思わず首肯。SFというよりミステリーの醍醐味に近い感じ。 そしてクライマックス部分の主張にも賛成。 家の中が散らかってるのに「いつか誰かが掃除してくれる」って思ってても誰も片づけてくれないよな。誰も来ないからと悲嘆したり恨んだりしてたってしゃーない。自分で片付ければいいだけの話。 「神様助けて」「行政が悪い」「金持ちに生まれたらよかった」…ついついそう思いがちやけど、行政に助けを求めるなら自分で動かなあかんし、金持ちに生まれなおすのは現実的ではないし、神様の助けってそういうもんではない。まず自分が動かないと。 異星人にそういうこと教えられる前に、自分たちで気付いて自分たちで実践していこうよ、人間ども…特に俺!
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UFO系インチキ番組の制作会社社長と祖父から受け継いだUFO博物館美人館長は、昔から地球を観察していた、約600光年離れた星の地球外知的生命体スターファインダーと対面する。彼らは詐欺的宇宙教宗教団体にさらわれたその「タコスケ」を奪取し、遂にはUFOに同乗し月基地まで行くことになる。そこで知らされた宇宙の真の姿と地球の行く末、そしてなぜ「UFOはもう来ない」のか。この本に書かれた銀河系の有り様は実にリアルだ。もしかしたら本当に宇宙はこのような状況に有るのではないかと思わされる。著者ならではの現実的?なSFで良く出来ているなと思っていたら、巻末にはスターファインダーの設定資料が載せてある。どうりでディティールがしっかりしているわけだ。
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密かに地球を調査していた異星人が、ある日、 事故で一人取り残されるが、心ある地球人が、 様々な妨害を回避して、一緒に仲間を呼んで、 無事、迎えに来た仲間とともに帰っていく…。 系列としては、まさしくETの系列ですね…。 とは言え、そこは、元「と学会」会長の山本弘さん…、 天体...
密かに地球を調査していた異星人が、ある日、 事故で一人取り残されるが、心ある地球人が、 様々な妨害を回避して、一緒に仲間を呼んで、 無事、迎えに来た仲間とともに帰っていく…。 系列としては、まさしくETの系列ですね…。 とは言え、そこは、元「と学会」会長の山本弘さん…、 天体物理学から物理工学、オカルトから新興宗教まで、 トンデモ系のウンチクが満載で、もぅゲップものwwの、 王道のエンタメ小説に、仕上がっていたと思います…。 まぁ、ウンチク部分は、斜め読みですけど…ww 文章量的には、 そこそこのボリュームはありましたが、 お話は、程よぃテンポで展開したので、 途中でダレなぃで、読了できました…。 ただ…、最後のメッセージの解釈が、難しぃ。 1本のエンタメ作品の〆として、 最後のメッセージをどぅ解釈するかは、 読者それぞれに「千差万別」で、 それこそが、山本さんの意図なのかな?
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う〜ん きっと楽しいんだろうね。でも、展開の遅さと少しばかり説教臭いのが読み進める気にならない。 再読を期して今回は断念しよう。残念。
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山本さんの小説の中では、読んだ中で一番面白かった。 UFO系のウンチクもちりばめられていて、それだけでも価値がありそう。 名前の付け方とか竜の卵っぽいと思っていたら、巻末の資料集もそんな感じだった。 若干、知性化戦争辺りも感じる。 ただ、タイトルのセンスの無さはどうかと思うし、...
山本さんの小説の中では、読んだ中で一番面白かった。 UFO系のウンチクもちりばめられていて、それだけでも価値がありそう。 名前の付け方とか竜の卵っぽいと思っていたら、巻末の資料集もそんな感じだった。 若干、知性化戦争辺りも感じる。 ただ、タイトルのセンスの無さはどうかと思うし、人物の深みの無さも相変わらず。ライトノベルだと思えば良いのか。
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UFOというオカルト的な事象を、と学会会長としての現実的な視点から捉えて物語にしたらこうなった、というような味わい。 面白かったけど、本当にタイトル通りになってしまったら、オカルト好きとしてはかなしい。
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トンデモ科学の研究者であり批判者である作者らしい内容で始まるところから楽しく読めます。トンデモ科学周辺の事柄について云々すること自体は好きなのに、無暗に信じてしまう人たちには、本当に困ってしまうという作者の姿勢が登場人物の描き方によく表現されています。 異星人の描写って難しいなぁ...
トンデモ科学の研究者であり批判者である作者らしい内容で始まるところから楽しく読めます。トンデモ科学周辺の事柄について云々すること自体は好きなのに、無暗に信じてしまう人たちには、本当に困ってしまうという作者の姿勢が登場人物の描き方によく表現されています。 異星人の描写って難しいなぁと改めて実感。今回は、少々人間よりすぎるかなとの印象でしたが、これ以上人間離れさせるとストーリーが展開が厳しくなるのかなとも思いました。 難しいテーマを楽しく軽快に捌いた一冊でした。
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UFOとか宇宙人に詳しくなくても、よく出来てると思う。真偽のほどは知らんけど、これ一冊でかなりのウンチク?(笑)は得られるな。
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異星人とのファーストコンタクトものではあるが、そもそも異星人二抱くイメージというか幻想というものが地球人全般的に広く誤った認識で捉えられていることが、少し少しの嘘と意図的な事実の隠ぺいにより、蓄積された歴史によって積み重ねられたものであり、この辺りの蘊蓄が作者らしいところではある...
異星人とのファーストコンタクトものではあるが、そもそも異星人二抱くイメージというか幻想というものが地球人全般的に広く誤った認識で捉えられていることが、少し少しの嘘と意図的な事実の隠ぺいにより、蓄積された歴史によって積み重ねられたものであり、この辺りの蘊蓄が作者らしいところではあるが、逆にここに拘り過ぎたが故に、物語が小さくなっているのではないかと思われる。全く価値観も世界観も異なる異星人とのコミュニケーションや、異星人側の思考が地球人と殆んど変らないこととか、異なる進化の過程を経て、同じ生物ではあるものの、同じ大気組成や同じ重力下で生存できるのも違和感が残る。ただし、確かにファーストコンタクトをもって、なおかつ現実を知らしめない限り、異星人に神の幻想を持つ人間の夢は覚めないだろうとの認識は正しいのだろう。話としては蘊蓄を除けば、実にテレビ的でいつものSF的な素養は少なく、少々、肩すかし気味である。
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