デフレ化するセックス の商品レビュー

中村淳彦【著】

2013/06/09

風俗業界と、最近の就職難、ワーキングプアとを絡めた解説書？。
こればかりを真実として思い込んでしまうとまずいが、こういった実態もある　ということも知っている必要があると思った。

2013/03/12

供給過剰で採用率30％の風俗業界。都会と地方の賃金格差。次々に生まれる搾取の新業態。カラダを売るという「最後の手段」を選択をしても解決しない金銭問題。現在の性風俗・援助交際を知り、そこから社会を読み取る入門書として。

2013/03/10

体を売るしかない女性達が何名か出てくるが、いずれも精神科領域の方々で。最初に出てきた慶應卒の女性も危うい綱渡りをしていると思う。体を壊して自己実現である仕事ができなくなったらどうなるのだろう。日本経済が低落していることもセックスがデフレ化している原因とすれば、バブル再来すればいいのかというと見せかけだけの躁状態な気がする。皆、幸せそうではない。全員を救うという思想には危険が伴う。サルベージしてより不幸を減らすための方法を考えるしかないのかない。

2013/03/03

最近感じていた疑問に答えてくれた一冊。風俗サイトを眺めると、デリヘルを中心に無数のサイトが存在するが、果たしてそこで働いている彼女らは食べていけてるのか。

結論は本書を読んでいただきたい。時代の波は女性にとって最終手段である風俗業界にも激しく打ち寄せている。

2013/01/15

性産業が切り口だが，デフレの恐ろしさを初めてまざまざと感じた．また，貧困ラインの話も説得力がある．取材も丁寧．本番行為は一部例外はあるものの，心がすさむ，というのは改めて大事な視点だと思った．また，性産業では精神的な成長が図れない，という指摘も重要．

2013/01/13

序章で、奨学金を計算に入れずに、地方から出てきた学生は、カラダでも売らなきゃ大学に通えないことが多い、と結論づけているが、これは流石に非現実的。
他にも論理の飛躍や統計マジックっぽい記述がいくらか散見されたので、評価は★４つ。

2012/12/16

独身女性の3分の1が貧困状態。女性の供給過剰で7割が不採用になる風俗。体売れば生きていけるわけではない時代。いろいろ勉強なりました。

2012/12/12

前著に続いてセックスビジネスが大して金にならないことを述べた本書。

中学生は難しいと思うけど、高校生とかには必読にすべき本だと思う。

倫理教育なんかよりも、儲からない現実をはっきりと見せた方が性モラルの向上には役立つと思うけど、そうはならないんだろうなぁ。

この本を読んで思ったことは、世の中美女＞イケメン＞醜男＞醜女というヒエラルキーになっていることがよくわかった。

そういう意味では整形ってのは結構良いことなのかなぁと思う。

人は見た目が9割ということです。

では、バイちゃ！