55歳からのハローライフ の商品レビュー
つまらなくもないけど面白くも無い、なんて言ったら酷評かもしれないが不思議と何の感想も出てこない普通の小説でした。
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ハローワークだとばかりおもってた。 55歳からはじまる新しい生活。 まず一話目が結婚相談所だったのが ぴったり!だった(やっぱりハローワークかも・・・)
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評価としては3.5かな。私もあと2年で定年退職を迎える身で、いろいろ考えさせられた。 「老い」や「死」は避けられないことから、いかに生きるかが課題で、この作品から改めて教えてもらえたような気がする。
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登場人物と世代が近いためか、それぞれの登場人物に自分を重ね合わせてしまいそうになりました。キャンピングカーのお話では、僕の場合はそれがキャンピングカーではないけれど同じようなことを考えていたかなぁ?と思ったりもして、少しどきっとしました。 せっかくこういうお話を読んだのだから、...
登場人物と世代が近いためか、それぞれの登場人物に自分を重ね合わせてしまいそうになりました。キャンピングカーのお話では、僕の場合はそれがキャンピングカーではないけれど同じようなことを考えていたかなぁ?と思ったりもして、少しどきっとしました。 せっかくこういうお話を読んだのだから、僕も自分の退職後のこと、少し真剣に考えなくてはいけないんだな、と思っているところです。
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村上さんだからか、表紙の色からも、「~ハローワーク」と取り違えた。著者知らずで読んだら村上さんとはわからなかったと思う。著者の痕跡を探しながら再読したい。「空飛ぶ~」の中の怒りが和らぐ日が来ることを。
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解説者も言ってましたが、タイトルからしてリタイヤ後の就活本?と思ってました。実のところは熟年が主人公の五編の中編小説。これが結構面白い。 っていうか、きっとこういう現実、世の中にはごろごろしてるんだろうなぁと身につまされる。 熟年離婚後、再婚活にはげむ女の話。職に恵まれず、つまし...
解説者も言ってましたが、タイトルからしてリタイヤ後の就活本?と思ってました。実のところは熟年が主人公の五編の中編小説。これが結構面白い。 っていうか、きっとこういう現実、世の中にはごろごろしてるんだろうなぁと身につまされる。 熟年離婚後、再婚活にはげむ女の話。職に恵まれず、つましい生活をしている男が、ホームレスの幼馴染が瀕死状態なのをほっとけず関わり合いを持つ話。早期退職後、念願のキャンピングカーで日本一周旅行を計画するも妻に断られてしまう男の話。最愛の犬を亡くしたことで、冷たいと思っていた夫の意外な一面を見た女の話。63歳まで気ままに生きてきたトラック野郎が、甘酸っぱい恋愛を経験し、彼女が向き合っている厳しい現実を知って打ちのめされる話。救われるのは5人とも好きな紅茶や水、コーヒーや日本茶を飲みながら、気持ちを前向きに保っていることだ。 歳をとると希望や夢がだんだんとなくなってきて、いやでも現実と向き合って生きていかなければならない。それが生きるということだ。
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55歳世代の今の生き方を描いた短編集。 けっこう深刻な内容のものやや深刻でないものと様々 ですが、読んだ後に考えさせられる物語。 こういう状況になることもあるんだろうな…と まだ50代ではないですが、考えてしまう物語。
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誰にも体の老いはくるけど心が枯れることには個人差があると思う。村上龍がトパーズで佐野元春の「いつかは誰でも愛の謎が解けて ひとりきりじゃいられなくなる」の歌詞を引用したのを思い出した。多分、ずっとそうなのだ、誰かにわかってもらいたい、知ってもらいたいというのは欲求。できればそれが...
誰にも体の老いはくるけど心が枯れることには個人差があると思う。村上龍がトパーズで佐野元春の「いつかは誰でも愛の謎が解けて ひとりきりじゃいられなくなる」の歌詞を引用したのを思い出した。多分、ずっとそうなのだ、誰かにわかってもらいたい、知ってもらいたいというのは欲求。できればそれが好きな異性でいてほしい。ただ、年を取ってからはその選択肢が限られてくるようで辛くなった。そして、ずっと分かち合えると思って連れ添った相手とも限らない。「リアルに感じてしまうこの頃さ」 SOMEDAY聞き返してみよう。
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どんぴしゃ、同世代なので、読んでいて辛くなるところが沢山ありました。 あまり、幸せではないお話なのですが、当たらずといえども遠からず、こんな気持ちって誰でも持っているまたは経験しているのではと思いながら読みました 連作中篇が5つ ワタシが一番共感したのが、[キャンピングカー]か...
どんぴしゃ、同世代なので、読んでいて辛くなるところが沢山ありました。 あまり、幸せではないお話なのですが、当たらずといえども遠からず、こんな気持ちって誰でも持っているまたは経験しているのではと思いながら読みました 連作中篇が5つ ワタシが一番共感したのが、[キャンピングカー]かな! 早期定年退職した夫が、キャンピングカーで妻とあちこち旅行をすることに夢を膨らませるお話です とっても現実的で可笑しくなります どのお話にも飲み物が出てきます アールグレイ、美味しい水、コーヒー、プーアル茶、日本茶 もう、お酒に逃げ込む年代ではないのでしょうか
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
NHKでテレビドラマ化されたので、小説の1ページ目からではなく放映順に読んでいった。 1.キャンピングカー(小説では3話目) 2.ペットロス(小説では4話目) 3.結婚相談所(小説では1話目) 4.トラベルヘルパー(小説では5話目) 5.空を飛ぶ夢をもう一度(小説では2話目) 村上龍は若い頃はとてもエモーショル文章を書いていたような気がする。やはり還暦も過ぎたの非常に落ち着いた感じとなっている。5編とも良かった。ペットロスで「死の間際にでも他の人に勇気と感動を与えることができる」どうせ先に死んじゃうペットを飼う気持ちは正直理解できなかった。しかしそう単純な事ではないんだなと合点した。 空を飛ぶ夢をもう一度は声をあげて泣いてしまった。あまりにも悲惨な話だが、最後は希望は少し見える終わり方に救われる思いだった。 各話毎に違った飲み物が扱われている。 コーヒー、プーアル茶、紅茶、日本茶、水 テレビドラマでは前話の主人公が顔見せしている。
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