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ノロワレ(壱) の商品レビュー

3.9

15件のお客様レビュー

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2013/01/20

「人が死なないはなしを書く」と云われただけで、不安と期待で次巻、お正座待機。 おまじないものろいも『呪い』。こめられた言葉の意味は変わらない。

Posted byブクログ

2012/12/19

一番好きな作者さんの新作なのでかなりわくわくしながら購入。 結果としては面白いです。でもMissingのほうがやっぱり好きだなぁ、という一巻。 でもああ、聞いたことある!という呪いをここまで凝った作品にするのは感動する。 甲田学人はやっぱりすごいなぁ、と思いながら読んでいました。...

一番好きな作者さんの新作なのでかなりわくわくしながら購入。 結果としては面白いです。でもMissingのほうがやっぱり好きだなぁ、という一巻。 でもああ、聞いたことある!という呪いをここまで凝った作品にするのは感動する。 甲田学人はやっぱりすごいなぁ、と思いながら読んでいました。 夢人が目立っていますが、現人が次は目立つといいな。

Posted byブクログ

2012/12/14

東京で作家になっていた真木夢人が帰ってきた。それも地元で曰く付きの家系・七屋敷の娘である薫を伴って。婚約者との顔合わせの席で、思わずそのことに触れてしまった弟・現人に、夢人は「だからコレクションしたんだ」と耳打ちして小さな波紋を生み出す。事実、夢人の帰還はいくつもの波紋を生み出し...

東京で作家になっていた真木夢人が帰ってきた。それも地元で曰く付きの家系・七屋敷の娘である薫を伴って。婚約者との顔合わせの席で、思わずそのことに触れてしまった弟・現人に、夢人は「だからコレクションしたんだ」と耳打ちして小さな波紋を生み出す。事実、夢人の帰還はいくつもの波紋を生み出していた。例えば真木家の末娘・信乃歩の周囲で―― まずは顔見世といったところで控えめな感じがする。眼球に××××××するところとか、ひたひたとやってくる××××××とか、過去の作品を思い出して「おごぷ!」となりましたが……今作から読み始めた方にとってはどのように映るのか、作者が好きすぎて読めない。 顔見世と申しましたが、登場する人物が多いのです。 真木さんちの三人兄弟(夢人・現人・信乃歩)、夢人の婚約者の薫、現人の幼馴染み祐貴子、信乃歩の友人(命・あゆみ・駿・読書会のお喋り組四人)に――あと真木夫婦に七屋敷のお手伝いさんズに喫茶店マスター(一応語り手を一部分務める)を加えると人間だけで17人。加えて、冒頭から道祖神が真っ二つに割れ、異界にぶっ飛んだあとの描写がなされてやや群像劇風味。恐怖もたけなわになって前後不覚人事不詳、論理も飛んでフラットなまま場面転換が起こるのが妙に怖い部分もある。 尚、魔王陛下から始まる衒学の傾向は今作では夢人が引き継いでおり、今回はフレイザーの金枝編に言及。missingでも金枝編について触れていたため、missingを読んだ上で今作を読んだところ「みなさん、教科書は読んできましたか?」「はーい!」というやり取りが個人的に脳内で再生されました。展開もややベタ、まずは第一巻だから抑えめなのでしょうか。 今巻は現人が積極的に物語にかかわる部分はあまりなかったため、(道祖神が割れ異界描写のあとの)割と平常な導入パートが現人視点で語られるのは現人の異質さを客観的に描き出すことが出来るという良さもあるが、あんまり君話に絡まないよね? と疑問に思うこともしばしば。喫茶店マスターも同様だが、今後物語の展開で絡んでくることはあるのだろうか。 同様に長壁姉弟のキャラクターが出色だと個人的に思うのだが、あんまり出番がなかった……! これも次巻以降に期待か。

Posted byブクログ

2013/10/16

通常版と20周年記念「ぶっちぎり!リバーシブルカバー」と両方所持。 甲田作品好きすぎて書ききれない! 甲田氏、原点に帰った作品。 今作はできるだけ登場人物を死なせないつもりらしい。 死ねない、ともいう。 設定も作りすぎず、縛られずに書いていく。 夢人さん好き。 異界の者に気...

通常版と20周年記念「ぶっちぎり!リバーシブルカバー」と両方所持。 甲田作品好きすぎて書ききれない! 甲田氏、原点に帰った作品。 今作はできるだけ登場人物を死なせないつもりらしい。 死ねない、ともいう。 設定も作りすぎず、縛られずに書いていく。 夢人さん好き。 異界の者に気に入られたところも、足を奪われたところも、自殺希望なところも、呪い収集家なところも。

Posted byブクログ

2012/12/09

鹿狩屋と魔王陛下を足して2で割ったような死にたがりな小崎摩津方のような双子の兄と空目が嫌いな村上のような双子の弟と。 とりあえず今回もメルヘンらしい。あとがき読んでもうなんか呆れましたが、作者は読者を呪殺しようとしているらしくてガチでびびりました。 まだ小手調べな感じで期待の膨ら...

鹿狩屋と魔王陛下を足して2で割ったような死にたがりな小崎摩津方のような双子の兄と空目が嫌いな村上のような双子の弟と。 とりあえず今回もメルヘンらしい。あとがき読んでもうなんか呆れましたが、作者は読者を呪殺しようとしているらしくてガチでびびりました。 まだ小手調べな感じで期待の膨らむシリーズです

Posted byブクログ