吉祥寺の朝日奈くん の商品レビュー
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青春ものっぽく、読む前から苦手意識があったけれど、おもしろかったです。表題作が一番読みにくかったのですが、「え」という真相は好みでした。「交換日記はじめました!」内容がこんがらがったので、2回読みました。手紙のやり取り系好きなので、かなり刺さりました。「三角形はこわさないでおく」完全な恋愛もの。これも良い作品でした。応援しちゃってました。「うるさいおなか」おなかが鳴るのが恥ずかしい気持ちは人類共通。彼女ほどではありませんが、おなかの音がうるさいから「ぐーぴた」を食べるくだりは共感しかありませんでした。
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思った感じといい意味で裏切られたような感覚でした。 交換日記は、私の脳内で途中道程がわかんなくなり、2回読みました。ダメダメな遥が行動してるのが成長。恋ってすごい。 落書きは1番好みではなかったです。 おなかは、声を出して笑ってしまいました。気にすればするほど鳴り響いてしま...
思った感じといい意味で裏切られたような感覚でした。 交換日記は、私の脳内で途中道程がわかんなくなり、2回読みました。ダメダメな遥が行動してるのが成長。恋ってすごい。 落書きは1番好みではなかったです。 おなかは、声を出して笑ってしまいました。気にすればするほど鳴り響いてしまうあの悩ましい感じが懐かしい。表現がいちいち面白くてわらってしまう。お父さんの登場で予感させるものがありいいです。 三角形はめちゃくちゃよかった。 みな優しくて自分より他人本位な感じ。それごいいというわけではないけど、友情が素晴らしい。 そして、最後の落としどころがまた、淡い感じでそれもいい。たまらないです。 朝日奈くんも面白い。驚く箇所が数箇所あって楽しんだ。途中のがっかり感もラストになるに従いなくなってくる。きれいな話だなーとなり2人(3人)の関係が楽しみになる。 どの話も恋愛のどろつきなく、爽やかに読めました。
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乙一の別名義。恋愛をベースにちょっとしたSFやミステリー要素の入った短編集。 中でも、同じ女子を好きになった男子2人の恋と友情を描いた「三角形はこわさないでおく」がよかった。どれも清々しい読後感を得られます。
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五つのお話から成ります。 交換日記始めました! 持ち主から離れた交換日記が、月日を重ねて帰って来る。 知らない人が、身内が、知り合いが連なる交換日記。 最後、本当に会いたい人に会えたのだろうか? 落書きをめぐる冒険 中学時代に一緒に落書きした相手を探す物語。 三角形はこわさないでおく 同じ女子に恋する二人の男の子。三角関係のカタチ。 うるさいおなか 大人しい女子高生の空腹時の悩み。 同クラスの男子にバレる。音のサンプルが欲しいと。 吉祥寺の朝比奈くん 吉祥寺に住む役者崩れの朝比奈。 先輩に頼まれた計画的不倫に発展。 先輩夫婦は離婚を決めて、奥さんと仲良くなる・・・ 百瀬、こっち向いて。のような瑞々しい作品。
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叙述トリックの名手!と謳われるだけあってどの物語も「おお!」となる瞬間が楽しかった。でも、さすがにワタシには青春が過ぎました…
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交換日記始めました! 小柳圭太 遥と交換日記を始めた。 和泉遥 和泉有紀 遥の妹。 鈴原万里 科学部。 遥の母 久米田良子 引越し業者のトラックから交換日記が落ちて拾った。 山田康志 プログラマー。父がフリーマーケットで買ったトートバッグに交換日記が入っていた。 塩川芳雄 小説『ハレー彗星』の作家。 ラクガキをめぐる冒険 桜井千春 中学二年のとき、真之助とクラスメイトてで連絡先を交換した。 遠山真之介 中学時代の元同級生。 大和田百合子 千春が中学時代に知り合った友人。 御手洗 千春が中二のときの担任。 小笠原宣夫 誰とでも仲良くしてた。 森アキラ 机に落書きされて、学校を休むようになった。 星野 数学教師。 早乙女蘭子 遠山と中学三年生の一学期にいっしょに学級委員をしていた。 田中 遠山の同級生。 三角形はこわさないでおく 鷲津廉太郎 高校一年の夏にツトムとしりあった。 白鳥ツトム 容姿が良く、体力測定ではトップクラスの足の速さ。英語教師に英語による質問に英語で返す。 小山内琴美 雨が降った日に、猫が住み着いていた公園でツトムと会う。 うるさいおなか 高山 お腹の音が鳴る。ハラナリスト。 寺島 中学の先輩。 高山の母 母も頻繁におなかのなる女性だった。高山を産んだ直後に逝ってしまった。 春日井 同級生。人よりも耳がいい。 中学時代の親友 吉祥寺の朝日奈くん 山田真野 上から読んでも下から読んでも「ヤマダマヤ」。美人の女性店員。いつもカウンターの裏でひまそうにしていた。 朝比奈ヒナタ 吉祥寺のとある喫茶店に通いつめていた。 店長 顎髭のはえている男性。 鉄雄先輩 ヒナタが上京した初期のころに知り合った友人で、バイト先の先輩だった。 遠野 山田真野の娘。母親に似て美人。 藤村 ヒナタの劇団の後輩であり友人。
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表題作は意外な真相がわかり普通ならドロドロしそうな話を純粋な心温まるラブストーリーになっていてキュン。「交換日記はじめました!」は交換日記風になっているけどいろんな人が関わり広がっていく。最後に真相がわかるタイプの話が多くてミステリーも味わえる
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ちょっと待って!これを乙一が書いたの! え? なんかまったくホラーとは対極にある、ちょっと淡い恋物語。 どの短編も、続きを予感させる終わり方がうまい!ミステリー交じりなのに、ぜんぜん人が死ぬ感じがしない! どの短編もうまい具合にミスリードさせて、こっちかと思いきや、こっちか!み...
ちょっと待って!これを乙一が書いたの! え? なんかまったくホラーとは対極にある、ちょっと淡い恋物語。 どの短編も、続きを予感させる終わり方がうまい!ミステリー交じりなのに、ぜんぜん人が死ぬ感じがしない! どの短編もうまい具合にミスリードさせて、こっちかと思いきや、こっちか!みたいなどんでん返しのオチもある、のに最後は淡いキュンとするような恋に繋がる。 「三角形は壊さないでおく」 が良かった。 白鳥と主人公の友情と小山内さんとの三角関係は、どんなふうに転んでも悲しい展開しか予想できなかったけど、白鳥の身を引く潔さと、主人公が白鳥との友情を守りながら小山内さんへの気持ちについて整理できるまで、三角形は壊さないという結果に落ち着くなんて。なんか幸せを予感させる素敵なラストだったなぁ。
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地元本屋の「吉祥寺コーナー」で見かけた一冊。 図書館にあったので(そりゃそうか)、借り出して読んでみた。 淡い青春譚が5編。 表題作と、「三角形はこわさないでおく」が良いかな(文量もあって読みごたえもある)。 「吉祥寺の~」は、タイトルに意味のないところが、なんだかなぁではあったが(売れるタイトルという意味はある?!)、多くない登場人物たちが、過不足なく絶妙に絡んで巧い。 なにより、街の様子(2010年以前)の描写が興味深かった。バウスシアターのあった頃の町、オデヲンは東亜会館だったし、駅ビルもロンロンだ。でも、ヨドバシカメラはもうあったし、東急裏のスタバのテラス席は、もうそんな昔からあったのかあ等々。当時の地元を楽しめた。 「三角形は~」は、途中、あまりにも「三角」にまつわるワードを並べすぎ。三角屋根、三角形の定理、紙吹雪の三角、おにぎりサンドイッチの三角形 etc., etc....。 残るは、三角関係の三角しかないよなあ。まぁ、そこまでひっぱらなくても、タイトルから先も読めてしまう話ではあるのだけど。 でも、人を好きになるのは、いいね。 「小山内さんの周囲にある空気は、小学校のときに観察日記をつけた、あわい色の朝顔のようだ。あるいは、色のついたガラス瓶や、それをすかして影のなかにできる光のようだ。」 こんな風に見えている、つまりは、「好き」という言葉の、置き換えだ。いいね!
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嘘とミステリが交わる恋愛小説というのは新感覚で面白かった。 恋愛小説のドキドキ感とミステリのハラハラ感が楽しめて良い。 どの話もボリュームがちょうど良く読みやすい。
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