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藝人春秋 の商品レビュー

3.9

115件のお客様レビュー

  1. 5つ

    25

  2. 4つ

    40

  3. 3つ

    28

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2013/03/12

ただの面白本と思うなかれ、テレビの向こう側の人間が、どんなことを考え、どんなことをしているのか。もちろん博士の目でみた人物像ではあるが、これが中々考えさせられる。 特に、稲川淳二。詳細は伏せるが、場所が場所なら、号泣していた。

Posted byブクログ

2013/03/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

水道橋博士が出会った"藝人"たちの評伝。天才はいずれも奇人であり、その奇人たちが、併せ持つ彼らならではの哀愁が伝わる筆致で、一気に読ませる。 師匠たるビートたけしを常に持ち上げ続ける点がやや鼻につくが、その憧憬こそが博士が生きる源泉であることもまた、読みどころ。つまり、人はなぜ生きるのかという追究も、この評伝のポイント。 iBooksで購入。

Posted byブクログ

2013/03/09

芸人が少ない! というのは置いといて、芸能界の異能力者たちの列伝といった趣があって楽しい。 水道橋博士さんの番組は、かつて『博士の異常な鼎談』とかを楽しみに観ていて、その「変な人」を活かす手腕には舌を巻いたけれども、今作ではそれが文字情報になっていて、ムチャクチャなエピソード...

芸人が少ない! というのは置いといて、芸能界の異能力者たちの列伝といった趣があって楽しい。 水道橋博士さんの番組は、かつて『博士の異常な鼎談』とかを楽しみに観ていて、その「変な人」を活かす手腕には舌を巻いたけれども、今作ではそれが文字情報になっていて、ムチャクチャなエピソードの数々が惜しげもなく披露されていてとても読み応えがあった。 ちょっと意外だったのは、岡山出身でブルーハーツやハイロウズの甲本ヒロトと同じ中学に通っていたということで、そのエピソードはちょっと読んでて涙腺が刺激されまくりだった。心に師匠を抱えている人の話や、中学の頃は疎遠だったのが、縁によって再開して、最初はスターダムの度合いに差があったけれども、それがどんどんなくなるところとか、時代の流れみたいなところを強く感じさせられた。あと、巻末の『龍馬伝』の児玉清を観た博士の子供が言う言葉とかも、涙がどんどん出てきた。 個人的に面白かったのは、芸人を採り上げた話よりも、テレビの周辺で蠢く「芸人ではないけれども異能の持ち主」たちの話。草野仁、ホリエモン、湯浅卓、苫米地英人、テリー伊藤のエピソードは最高すぎる。湯浅卓と苫米地英人のシンメトリーな構造とかも上手いし、テリー伊藤の情景が目に浮かぶようなテレビ業界の一人修羅場とか、読んでて笑い転げてしまった。 湯浅卓はテレビに出ていたのを観て「胡散臭い人が出てきたな~」と思っていたけれども、希有壮大なホラ話かと思いきや、意外にバックボーンがしっかりしている人なんだな~とはじめて知った。でも、あの苫米地英人と同じことを言ってる(というのは博士の文章操作もあるだろうけれど)のを読んで、アメリカでバチバチやりあうにはこういうデカくて希有壮大な山師的発言をしてこそ、あそこでは大きな仕事を任せられるのかなぁ……と、映画『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』なんかを思い出した。 でも、やっぱり採り上げられている人数が少ないかな~と思った。もっといろいろな列伝が語れるはずだし、ちょっと(章立てをはじめとして)散漫なところが垣間見られたので、この本の評判を勢いに、本腰を入れて『芸人春秋』の先の『芸人史記』や『芸人三国志』を書いてほしい。

Posted byブクログ

2019/12/05

雑誌で書評を書くくらいの読書家である博士で、文章というか表現の巧さ然り多彩な語彙然り実力を感じる内容ですが、偶に回りくどくわざとらしい感もありながらこれも愛嬌かと。芸能人の面白エピソードを読むとそのタレントと言うか芸人というか、非常に親近感が湧いてくるし、ぐいぐい引き込まれてあっ...

雑誌で書評を書くくらいの読書家である博士で、文章というか表現の巧さ然り多彩な語彙然り実力を感じる内容ですが、偶に回りくどくわざとらしい感もありながらこれも愛嬌かと。芸能人の面白エピソードを読むとそのタレントと言うか芸人というか、非常に親近感が湧いてくるし、ぐいぐい引き込まれてあっという間に読了って感じで個人的には好きです。ハードカバーでなくてもよかったなとw 特に今が旬のいじめに関する博士の考えも見事であったし、同じくテーマがいじめの伊集院光とピエール瀧の会話はええですよ。因みにピエール瀧の草野球チームは『ピエール学園』。好きです、ピエール。 後半からは結構真面目な話というか、ちょっと涙が湧いてる内容だが重くもなく、ぇぇ感じの話で酒飲みながらのアイテムとしてはいいのではないでしょうか。同時進行で読んでる安部公房のワカワメな内容に対する一服の清涼剤になっとります^^ 何にせよ、博士と中学の同級生で自分も中学の時嵌ってた甲本ヒロトが50歳って事に衝撃と自分の老化を感じた39歳の啓蟄の候、皆様お元気でしょうか、これからも腐らずがんばりましょうね。

Posted byブクログ

2013/03/03

過去10年間ぐらいの書き物を1冊にして近況を書き加えた感じ。 既出なので読んだことのあるものもあった。 全般的にはおもしろいと思うし、一気に読んでしまえる。 ピエール瀧と伊集院光の話が秀逸。

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2013/03/02

博士の交遊録という感じだが、そんなに交流がなく、普段仕事を通してしか会えない貴重な人たちとの記録は普通に面白い。 ボリュームがあるので気になる人の順で読んだ。

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2013/03/02

水道橋博士による芸人批評。最初のそのまんま東の回が一番面白かった。この手のほんは芸人、ひいてはテレビ業界の裏側がかいま見えて面白い。ただし感動する程でもない。軽く読むぶんにはいい程度。星3つ

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2013/03/01

水道橋博士の愛情溢れる芸人列伝です。 生き方はそれぞれだけど、皆一生懸命生きてんだなと妙に納得。 稲川淳二のエピソードは特に感動。泣いちゃいました。

Posted byブクログ

2013/03/01

堀江貴文や北野武、松本人志と興味のある人物の話に引かれ、この本を手に取ったが読後、意外にも一番印象に残ったのは爆笑いじめ問題の話だった。いじめで悩んでいる子供を前にしたら自分はこれからこう言ってやりたい。「今判断するな。将来絶対伸びるから。」と。

Posted byブクログ

2013/02/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

勝手にした期待ほどではなかった。 博士の文章は確かに流麗ではあるが…本人も酔っているのか、たまにくどく、正直いって鼻につく箇所も多い。 石原慎太郎にも文章を褒められたことがあるのだとか。 ヒロトの章は、他の章と若干趣が違う。遠慮なのかなあ? あと、藝人春秋なんだから、芸人ではない人はいらなかった。 個人的には石倉三郎の章がよかった。 買う必要はなかったなあ…。

Posted byブクログ