カジュアル・ベイカンシー(2) の商品レビュー
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相関図に職業もいれてほしかった・・・。1巻での膨大な人間関係の説明が終わり、2巻では大人が子供に振り回されっぱなし。ラストにあの子が川に飛び込んだり葬式の手配したりするほどの深いつながりが読み取れなかったのであれあれ?って感じ。
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一人の死によって広がる人間関係の波紋。最後、そこに行き着くのか…。(もちろんこれで終わりではなく、人々の生活は続いて行くんだけど)。 おもしろかった! 読ませてくれました。
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「現実はオワコンのクソゲーである」という言葉が示す通り、皆が幸せになりたいだけなのに、とことん擦れ違っていくさまを描きだした本書。では、救いはないのか。確かに垣間見せた。しかしそれは二人の子供の命を失うことによって。失って初めてそこにあったものの存在に気づく。そのあまりのほろ苦さ...
「現実はオワコンのクソゲーである」という言葉が示す通り、皆が幸せになりたいだけなのに、とことん擦れ違っていくさまを描きだした本書。では、救いはないのか。確かに垣間見せた。しかしそれは二人の子供の命を失うことによって。失って初めてそこにあったものの存在に気づく。そのあまりのほろ苦さに言葉を失う。しかしこれは作者が本当に描きたかったストーリーだったのか?
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Ⅰはかなり登場人物に戸惑って物語りに入り込むのが大変だったのですが Ⅱは相関図が入っていたし、もう登場人物覚えてたからすぐ入り込めた 突然死んだ男性議員の空席を埋めるために起こる、数々の事件。 人間の内面が暴かれていく。 途中から止まらなくなる議員の死だけど、内容はそんなに固くなくて小さい村で起こる事件って感じで面白い 最後の終わり方が凄い・・・切ないし絶望もあるんだけど、救われる感じ・・・。 ローリングさんはファンタジーなイメージが強いので、ちょっと意外な内容に感じました でもさすがって感じ
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内容と関係ないところで、読んでいてうれしかったこと。 遠いイギリスの田舎町にも日本のメーカーの製品が普及しているんだな ということが描写からわかります。 例えば、子どもたちが任天堂DSをしていたりプレイステーションで遊んでいたり、 登場人物が乗っている車が日産だったりトヨタだった...
内容と関係ないところで、読んでいてうれしかったこと。 遠いイギリスの田舎町にも日本のメーカーの製品が普及しているんだな ということが描写からわかります。 例えば、子どもたちが任天堂DSをしていたりプレイステーションで遊んでいたり、 登場人物が乗っている車が日産だったりトヨタだったりします。 ちょっとそれが誇らしかったです。 日本のものづくりはきっとまだまだ捨てたもんじゃない、みたいな。 どうでもいい部分ですが、私はそれが心に残っています。
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終わったのか,続くのか~セキュリティーの緩いサイトに書き込まれたサイモンへの中傷は,勤務時間外に秘密受注の仕事をし,盗品のコンピュータを使っているというもので,見たサイモンは妻や息子たちに暴力を振るう。スクヴィンダーはガイアが仲良くしてくれることに戸惑いながら,ハワードの新規開店...
終わったのか,続くのか~セキュリティーの緩いサイトに書き込まれたサイモンへの中傷は,勤務時間外に秘密受注の仕事をし,盗品のコンピュータを使っているというもので,見たサイモンは妻や息子たちに暴力を振るう。スクヴィンダーはガイアが仲良くしてくれることに戸惑いながら,ハワードの新規開店させたカフェで働くことになったが,友人だと思っていたクリスタルから曾祖母を殺したのはバーミンダーだと詰られ,学校を抜け出そうとするところをテッサに見つかり,連絡を受けた母から叱責を受けて,母の事に関する書き込みを議会の掲示板に書き込んだ。それはバーミンダーがバリーを愛していたという内容で,間もなくシャリーの手で削除されたが,次に書き込まれるのは自分だというコリンの不安は高まる。息子ファッツの部屋に入ったテッサとコリンは,煙草や麻薬を見つけ,クリスタルと交際していることに激怒してコリンはファッツを殴りつける。ファッツは親が部屋を出て行くと,父親に対する書き込みを児童性愛者として投稿した。クリスタルは曾祖母の葬儀に出席せず,テリに麻薬を渡すオッボを引き離そうとするが,母と弟が二階に行った隙にオッボに避妊なしの性交を強いられ,ファッツとの間に子どもを設けて家を貰い,キャス祖母ちゃんのようになることを願い始めた。サイモンは整理解雇され,立候補も取りやめ,レディングへの引っ越しが決まった。アンドルーは週末のアルバイトを始め,コリンは事実上の停職扱いを受ける。議会ではハワードがフィールズの切り離しと診療所の賃貸契約解除を提案するが,バーミンダーはハワードの肥満こそが医療費支出を大きくしていると怒鳴り始めた。それぞれの気持ちを抱えた投票結果は,マイルズの圧勝で終わり,翌日のハワードの誕生パーティは当然の様に当選祝いに化けた。妻のサマンサは娘と若者ロックグループのコンサートに行く目論見が崩れ,普段着で参加し,酔っぱらった挙げ句,アンドルーに抱きついてキスしていた。妹のパトリシアは父とビジネスパートナーのモーリンとの情事を子どもたちに打ち明けて帰っていった。アンドルーはサイモンに不正アクセスを教え,ハワードの新しいスキャンダルが掲示板に載る。翌朝,アルバイトに現れたのはアンドルー一人,店主のハワードは体調を崩し,スクヴィンダーはファッツとガイアがキスしている場面にショックを受け,夫の秘密を知ったシャーリーはレキシーとカフェで昼食を摂り,クリスタルはオッボがロビーにも手を出したことを嫌って早く妊娠するためにファッツを訪ねてパグフォードを訪ねた。ギャヴィンはメアリーに告白して拒絶され,皆が川の周りを彷徨いている最中,喉の渇きを訴えたロビーはうろうろした挙げ句に川に落ちた。流れていくロビーを目撃したスヴィンダーは橋から飛び込んで,捨てられたコンピュータで脚に怪我を負いロビーを救うことは出来ずに犬を連れた男に救われた。その頃,ハワードは心臓の発作を起こし,救急車で病院に運ばれる。川筋を走り回ってロビーを捜していたクリスタルは警官に捉えられ弟の死を知り,家のバスルームに籠城して致死量のヘロインを腕に打って死んだ。クリスタルとロビーの葬式がパグフォードで営まれる日,夫の見舞いに出掛けるシャリーは後2,3歩で川に嵌る男の子を見かけたとモーリーンに告白するが,倒れた夫にエピペンを打とうとしなかったことは黙っていた。ウィードン家の争議を仕切ったのはスクヴィンダーだった~最初に死んだバリーは良い奴だった・・・死んだ人間はいい人間。ああ,クリスタルもロビーも環境に左右された挙げ句に死んだんだっけ。この話のドラマ化が進んでいるらしいけど,ドラマで思い出すのは「セックス&シティー」。と云っても一度も見たことはないけど。エピペンの話が出てきて,給食を食べて死んじゃった子にエピペンを打たなかったことでも学校は非難されているようだ。続きが出たら読むだろうか,読まないだろうか
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三が日をただこの本に費やして遂に読み終わった。が、どうやら続くみたいだね。そうじゃなきゃただのバッドエンドじゃないっすかw 人間の黒いところを余すこと無く描きましたって感じ。物語としてはイマイチ盛り上がりに欠け、オチも酷い(これはさっき述べた通り多分続くんだと思う) 日本ではラ...
三が日をただこの本に費やして遂に読み終わった。が、どうやら続くみたいだね。そうじゃなきゃただのバッドエンドじゃないっすかw 人間の黒いところを余すこと無く描きましたって感じ。物語としてはイマイチ盛り上がりに欠け、オチも酷い(これはさっき述べた通り多分続くんだと思う) 日本ではライトノベルでも一般小説でもシリーズは1冊ごとに山と谷を用意しているものが多く、2冊読んで未だに谷を降り続けるなんて少なくとも日本の小説に慣れている自分としては耐えれない。
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わたしに読解力が足りないだけです、きっと。 面白くないと思ってしまいました。 まだ続いても読まないな、うん
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最後に事件らしい事件が起きて物事が一気に動くが、これが結末と言えるのか、だとしたら何の結末なのか。田舎の議会の議員が急死し、そこから周囲の出来事をつらつらと書いているのだが、どのエピソードにも全く興味が持てなかった。どの人物も中途半端で魅力がなく、そして品性がない。面白くもないし...
最後に事件らしい事件が起きて物事が一気に動くが、これが結末と言えるのか、だとしたら何の結末なのか。田舎の議会の議員が急死し、そこから周囲の出来事をつらつらと書いているのだが、どのエピソードにも全く興味が持てなかった。どの人物も中途半端で魅力がなく、そして品性がない。面白くもないし、むしろやり切れない気持ちになった。期待していただけにがっかり。
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生々しい舞台に放り出されたようなラストで、読後しばらく呆然と してしまって心の中で整理をするまでに時間のかかった。 とりすましていた住人たちの仮面が剥がれ落ち、真の感情が 膿のように溢れ出す怒涛の流れに絡め取られながら 重く苦しいラストへの疾走は1巻の遅々として進まない じっと...
生々しい舞台に放り出されたようなラストで、読後しばらく呆然と してしまって心の中で整理をするまでに時間のかかった。 とりすましていた住人たちの仮面が剥がれ落ち、真の感情が 膿のように溢れ出す怒涛の流れに絡め取られながら 重く苦しいラストへの疾走は1巻の遅々として進まない じっとりとした感じと対局なスピード感。 母という闇、子供の焦燥と苛立ち、権力、性欲、快楽 好奇心、虚栄心、差別、いろんな感情と欲望が渦巻く家族関係と 人間関係がとても細やかに生々しく書かれていただけに ラストの衝撃と悲しみはとても辛く苦しく、今の排他的な世の中を よく表しているようでとてもリアルな痛みがあって辛かった。。。 誰も幸せな人はいないこの本の中で過ごした時間は、なんだかとても長く 重く不快にまとわりつく黒い正体の見えない恐怖でいっぱいでした。 今の時代の中で特異なことではなくなってきている暗い問題が 1つでもみんなのあったいキモチで考えて、1つ1つ解決していける 世界になっていけるといいな…と願いました。
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