カジュアル・ベイカンシー(2) の商品レビュー
皆不幸になりました、ということか。ファッツについてはもう少し描いて欲しかった。彼のオーセンティックがどう変質したのか、良く分からなかった。
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1巻に比べて、登場人物が分かっているぶん読みやすかった。 人の内面まで掘り下げて表現しているところもさすがというか。 最後は切ない気持ちになりました。 1巻でやめなくてよかった。
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クリスタルが死んじゃったことがショック。とてもリアルな感じ。最後の、テリに対し「皆顔をそむけた」というのが今の社会を表しているように感じた。ドラッグに溺れている人を助けたいと思っていても関わりあいにはなりたくない。タイルを磨きながら人を救うことって一義的なことではないし、複雑で難...
クリスタルが死んじゃったことがショック。とてもリアルな感じ。最後の、テリに対し「皆顔をそむけた」というのが今の社会を表しているように感じた。ドラッグに溺れている人を助けたいと思っていても関わりあいにはなりたくない。タイルを磨きながら人を救うことって一義的なことではないし、複雑で難しい問題なんだなと思った。
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上巻を読んだときはどうなることかと思ったが、後半のたたみかけがすばらしく、一気に読んでしまった。 誰かをわざと擁護するのではなく、全ての人物を「ちゃんと」描くのだというような意気込みみたいなものを感じた気がして、好感が持てた。 最初はたくさんのおじさんとおばさんとティーンエイジ...
上巻を読んだときはどうなることかと思ったが、後半のたたみかけがすばらしく、一気に読んでしまった。 誰かをわざと擁護するのではなく、全ての人物を「ちゃんと」描くのだというような意気込みみたいなものを感じた気がして、好感が持てた。 最初はたくさんのおじさんとおばさんとティーンエイジャーの区別が全くつかず混乱したが、読み終えると全員の映像まで浮かんで来るくらい、別々のキャラクターとしてそれぞれが頭の中に存在していた。 そもそも、誰が善人かとか、誰が正義かみたいなことを考えながら読むものではない(し、現実でも接するものではない)のだと感じた。 人間の愚かしさがふんだんに詰め込まれた物語であった。 瑣末で欲深く自己中心的で鈍感。誰にでもあるそういう部分を過剰に拡大して描いている印象もある。
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正直、作者が何を書きたかったのかがわからない。ある議員が亡くなったことによりできた”突然の空席”がどう物語に関わってくるのか?楽しみにしていたが、結局物語にどう関連したのか私には理解できず。いろいろな人間関係が浮き彫りになったけど、”だからどうしたの?”という部分がわからず。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
何という救われない結末。可哀想な可哀想な可哀想な姉弟。 いい子だったのに、本当にいい子だったのに、クリスタル。たった一つ叶った願いがあれだなんて。 サイモン、ハワード、モーリーンも大嫌いだけれど、シャーリーの邪悪さは本当に虫唾が走る。
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上巻に比べるとかなりサクっと読み進められるようになったし話もやっと展開して来た感じ。 読んで楽しい話ではないし、読後感も、うーん…って感じ。 でも、ちょっと考えさせられる。 最後は少しだけ、希望が持てる感じかな。
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貧困と教育がテーマ。 お城に住んでいる作者が 取り組んでいるのが貧困支援で 英国のステレオタイプな考え方が この小説に反映されているのだろう。 登場人物がおしなべて不幸。
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上巻が辛かったけれど、下巻はたくさんの登場人物の名前も全部把握できたので、話にちゃんと入れるようになりましたw やっと事件ぽいことも起こり、どうなっていくのか読むのがおもしろくなってきました。 最後に大きな事件が起こります。 なんだかやるせない気持ちになりました。 読了感はあ...
上巻が辛かったけれど、下巻はたくさんの登場人物の名前も全部把握できたので、話にちゃんと入れるようになりましたw やっと事件ぽいことも起こり、どうなっていくのか読むのがおもしろくなってきました。 最後に大きな事件が起こります。 なんだかやるせない気持ちになりました。 読了感はあまり良くないかな。。 でも、これが現実に起こり得ることなんだろう。
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今まで隠していたそれぞれの黒い感情が次第に表面化し、軋轢が生まれ、それが巡り巡ってある結果をもたらす。読んでいて、気持ちが重くなった。
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