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江戸の名奉行 の商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2021/01/03

江戸を通して、町奉行、寺社奉行、火付盗賊改などを務めた多くの人が取り上げられていて、その時々の大事件を知ることができて、面白かった。大岡越前や遠山金四郎、長谷川平蔵以外にも、多くの名奉行がいたことが分かる。また、拷問には手続きや奉行・老中による許可が必要であるなど、決して支配層と...

江戸を通して、町奉行、寺社奉行、火付盗賊改などを務めた多くの人が取り上げられていて、その時々の大事件を知ることができて、面白かった。大岡越前や遠山金四郎、長谷川平蔵以外にも、多くの名奉行がいたことが分かる。また、拷問には手続きや奉行・老中による許可が必要であるなど、決して支配層として自由に執行できたわけではないということが分かり、興味深い。

Posted byブクログ

2017/08/28

必ずしも名奉行ばかりではないが、江戸幕府の要職である寺社、勘定、町奉行などで特徴のある人物を紹介した本書はなかなか興味深い。時代小説で熱中した鬼平、時代劇で有名な遠山(金四郎)の意外な一面も伺えたが、それよりも私の知らない奉行、例えば矢部定謙の名裁きのような逸話を知ると、落語の政...

必ずしも名奉行ばかりではないが、江戸幕府の要職である寺社、勘定、町奉行などで特徴のある人物を紹介した本書はなかなか興味深い。時代小説で熱中した鬼平、時代劇で有名な遠山(金四郎)の意外な一面も伺えたが、それよりも私の知らない奉行、例えば矢部定謙の名裁きのような逸話を知ると、落語の政談を聞いたようで気持ちが良い。中には鳥居忠耀のような鼻持ちならない奉行が、高い役職に就いているのもまた事実ということに暗然となった。

Posted byブクログ

2014/06/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

鬼平、大岡越前、遠山の金さん・・・。時代小説や時代劇で知られる実在した町奉行、勘定奉行、火付盗賊改など名奉行43人の実像とは?「名裁き」から生まれた泣ける人情話から、過酷なる取り調べ、火あぶりの拷問、島流しの実態まで豊富な史料から明らかにします。読めば時代小説がさらに深く楽しめるファン必携の一冊。(親本は2008年刊、2012年文庫化) ・はじめに ・第一章 草創期の幕府を支えた名奉行 ・第二章 太平の世に活躍した名奉行 ・第三章 幕末動乱に立ち向かった名奉行 ・あとがき 取り扱う人物によっては、やや物足りない部分もあるが、よくぞ43人取り上げたものと感心する。とっかかりの本としては良いのではないか。有名どころはもとより、マイナーな人物(鬼平の父とか)まで取り扱っている。巻末に主要参考文献があるのも嬉しい。

Posted byブクログ