君と過ごす季節 秋から冬へ、12の暦物語 の商品レビュー
2023/8/24 霜降/小川糸 がすごく良かった。 久しぶりに小説を読んで目が潤んで、そんな自分に安心した。まだわたしの心って生きてたんだな。 飛鳥井千砂さんもすごく馴染みが良かった。
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一年を24の季節で分ける二十四節気。そのそれぞれの季節を舞台にした短編小説アンソロジー。この巻は秋冬編の12編。 春夏編同様、既知おなじみの作家さんから初見の作家さんの作品まで、バラエティに富んだ編成でアンソロジーの醍醐味を堪能できた。みんな持ち味を発揮した佳作ばかりでよかった。 小川糸、飛鳥井千砂、柚月麻子の作品が特によく、俺がよく読む女性小説家の作品って、アンソロジーに並べてあってもやっぱ好物は好物だなぁと思った。 平松洋子作品はさすが!氷を削るだけの話でこういう風に持っていくか!健啖家ならでは、いやー上手い。ウィスキーロック呑みたくなってくる。
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全体的になんとなーく物悲しい雰囲気。 秋冬の話だからか、それを初夏に読んでしまったからか。 印象的だった話は2つ。 立秋 主人公のゆうちゃんが好きじゃない。 そんなゆうちゃんと自分がダブる。 だから目が離せない。 小寒 飛鳥井さんの描く世界観は単純に好き。 こんなお正月すて...
全体的になんとなーく物悲しい雰囲気。 秋冬の話だからか、それを初夏に読んでしまったからか。 印象的だった話は2つ。 立秋 主人公のゆうちゃんが好きじゃない。 そんなゆうちゃんと自分がダブる。 だから目が離せない。 小寒 飛鳥井さんの描く世界観は単純に好き。 こんなお正月すてきだな。
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小川糸さんの「霜降」が好き♪季節が秋冬のせいか、ちょうど秋冬に読んだせいか、もの悲しい雰囲気の作品が多かったような気がする(^^;)
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春夏版より良かった。 アンソロジーって読んだことのない作家に出会えるから好きだけど、読んでも全く理解できない話に出会うから戸惑う。 結局好きな話は好きな作家だったりする。
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12人の作家さんが秋から冬までのそれぞれの季節を描いている。小川糸さんと飛鳥井千砂さんの短編が素敵だった。 2013/05/18
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立秋 内田春菊 うっとおしい脳内不倫の友人 処暑 平松洋子 会得した絶品水割り氷から見えたもの 白露 柚木麻子 バブル期芦屋で青春を謳歌したアラフォー女と堅物女子 秋分 山崎ナオコーラ コンビニ店長と結婚したアイドルマミちゃん 寒露 小野寺史宜 作家の散歩 霜降 小川糸 突然の事故で失った彼の心臓の音が保存されている故郷の博物館に行き、彼の弟の会う) 立冬 東直子 孫代わりの等身大の人形 小雪 東山彰良 人の死と迎えの天使と死神(?) 大雪 ロシア系クウォーターの主人公が叔父の店「シルバームーン」を継ぐまで 不思議な夢 冬至 蜂飼耳 昔宗教弾圧で皆殺しがあった柚子屋敷と但馬さんとじき「売られる」私「夜が夜を生み、あたりを押し包む」 小寒 正月明けに遅い休暇で夫の実家を訪れる若い夫婦の話 大寒 寒中禊と妊娠した姉 好きな作品:霜降(亡くなった彼の足跡を追う旅)小雪(暗い死とそれに降りつむ雪の対比)と大雪(ある瞬間を心の底から楽しめたなら、その瞬間こそがひとのエネルギーになる。「ひかりは影の部分とのバランスを取る。見えないものはモノとして残らなくても、でも魂にはちゃんと残るんだ」)冬至(売られる私は一体何者?不思議な余韻の残る話)
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春から夏へと特に変わらないアンソロジー。 ただ、小川糸さんの『寒露』はずば抜けてよかった。とはいうものの、わたしはたまたま二週間前、この物語の舞台にある香川県の豊島にいってきたのです。そこで心臓の音を大切なひとと一緒に録音しました。だから馴染み深い場所が舞台であり、恋人を失った主...
春から夏へと特に変わらないアンソロジー。 ただ、小川糸さんの『寒露』はずば抜けてよかった。とはいうものの、わたしはたまたま二週間前、この物語の舞台にある香川県の豊島にいってきたのです。そこで心臓の音を大切なひとと一緒に録音しました。だから馴染み深い場所が舞台であり、恋人を失った主人公が彼の録音されてるはずである心臓の音を聴きに島の美術館へと渡る話は感慨深く、涙してしまった。そうか、わたしやあの人が死んでもあの美術館のに行けばわたしたちの心臓は動いているのか、と。 それと飛鳥井さんの話が好きかな。彼女の何か起こりそうで起こらない感じの作風が好き。 あと東直子さんの作品もよかった。 それ以外は退屈、むしろ不快感覚えたものもあり。あまりいいアンソロジーではなかった気がします、あくまで個人の意見ですが
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+++ 雲ひとつない秋空が広がる日、彼に手紙を書いた。クリスマスの飾りつけが目立ち始めたころ、僕はあることを決意した―。一年を二十四の季節で分ける、二十四節気。人気作家たちが、立秋、秋分、冬至など、移りゆく季節のドラマを紡ぐ、極上のアンソロジー秋冬篇。 +++ 立秋/内田春菊 処...
+++ 雲ひとつない秋空が広がる日、彼に手紙を書いた。クリスマスの飾りつけが目立ち始めたころ、僕はあることを決意した―。一年を二十四の季節で分ける、二十四節気。人気作家たちが、立秋、秋分、冬至など、移りゆく季節のドラマを紡ぐ、極上のアンソロジー秋冬篇。 +++ 立秋/内田春菊 処暑/平松洋子 白露/柚木麻子 秋分/山崎ナオコーラ 寒露/小野寺史宣 霜降/小川糸 立冬/東直子 小雪/東山彰良 大雪/小澤征良 冬至/蜂飼耳 小寒/飛鳥井千砂 大寒/穂高明 +++ 秋から冬に向かう物語は、春から夏に向かうのとはいささか違う趣がある、と思うのは気のせいだろうか。温もりが欲しくなる、というか、誰かにいっしょにいてもらいたいという思いが強くなる季節ではないだろうか。そんな季節の雰囲気を濃く感じさせられる物語たちである。早くなった夕暮れ時にぽっとともる灯りに胸がぬくもる。そんな感じの一冊である。
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立秋 内田 春菊 処暑 平松 洋子 ★★★★★ 白露 柚木 麻子 秋分 山崎 ナオコーラ ★★★★★ 寒露 小野寺 史宜 霜降 小川 糸 ★★★★★ 立冬 東 直子 小雪 東山 彰良 大雪 小澤 征良 冬至 蜂飼 耳 小寒 飛鳥井 千砂...
立秋 内田 春菊 処暑 平松 洋子 ★★★★★ 白露 柚木 麻子 秋分 山崎 ナオコーラ ★★★★★ 寒露 小野寺 史宜 霜降 小川 糸 ★★★★★ 立冬 東 直子 小雪 東山 彰良 大雪 小澤 征良 冬至 蜂飼 耳 小寒 飛鳥井 千砂 大寒 穂高 明
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