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死の淵を見た男 の商品レビュー

4.5

181件のお客様レビュー

  1. 5つ

    100

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2024/11/04

2011.3.11の日に福島第一原発では何が起こっていたか、詳細な内容が書かれていた。 震災から10年以上が経ち初めて知る内容であった。 東電の社員、自衛隊、消防士の方々は命懸けで日本を救ってくれた。いま、日本が、、東北が住める状態なのは、極限の精神状態の中、命懸けで頑張ってく...

2011.3.11の日に福島第一原発では何が起こっていたか、詳細な内容が書かれていた。 震災から10年以上が経ち初めて知る内容であった。 東電の社員、自衛隊、消防士の方々は命懸けで日本を救ってくれた。いま、日本が、、東北が住める状態なのは、極限の精神状態の中、命懸けで頑張ってくれていた東電の職員や協力会社の人それぞれの勇気ある行動考えのお陰という事が分かる内容の本であった。 いろいろな立場の人の視点でストーリーが書かれていて、それが想像出来る内容であった。 読んでいて何度も胸が熱くなった❗️

Posted byブクログ

2024/08/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

▽何度も死を覚悟した福島第一原子力発電所所長【吉田昌郎 よしだ まさお】氏。▽我を忘れた“イラ菅”こと【菅直人】氏。▽2011.3.11の大津波による原発事故は、自然に対する「侮り」「驕り」が危機管理の甘さを露呈。▽「全電源喪失」「冷却不能」の事態に対処すべき安全指針の改定を見送っていた原子力安全員会の怠慢。▽世界唯一の被爆国でありながら、「原子力」に対する「畏れのなさ」と無責任なリ-ダ-たちの存在。

Posted byブクログ

2024/08/08

あのときの現場の人達が何を考えてどう行動したのか 文字通り命懸けで闘ってくれたことが分かった ただただ感謝 以下メモ 地震の揺れを感じている時にスクラム(欣喜停止)すると直感をした 実際に揺れのあとすぐスクラムした ちゃんとスクラムして逆に安心した 地震による停電で電源が...

あのときの現場の人達が何を考えてどう行動したのか 文字通り命懸けで闘ってくれたことが分かった ただただ感謝 以下メモ 地震の揺れを感じている時にスクラム(欣喜停止)すると直感をした 実際に揺れのあとすぐスクラムした ちゃんとスクラムして逆に安心した 地震による停電で電源がなくなってしまった しかし 非常用電源があったので活用した そういう場合の訓練は頻繁に行っていたので 落ち着いて対応できた 非常用電源は海抜10m のところにあった 10m あれば絶対大丈夫と思われていた なぜなら 過去1000年以上 そんな大津波が来たことはなかったから しかし 津波はそこに来て なんと非常用電源もなくなってしまった 電源が全てなくなってしまって何もわからなくなってしまった 圧力などの監視システムが全て使えなくなってしまった 原子炉をとにかく冷やす必要がある 電源がないので水を直接入れて冷やす必要がある 消防車のホースを使うことを考えてすぐに消防車を手配した そして水を入れられるように弁を開けた すぐに この判断ができたことがとても良かった なぜかと言うと 数時間後には人間が近づくことができないレベルの線量なったので 格納機の圧力がどんどん高くなっていった 爆発してしまうので軽く ガス抜きをすること つまりベントをすることが必要になった ベントするために 原子炉に向かったが 線量計が振り切れてしまった その辺りで水素爆発が起きた そんなこんなでただでさえ 忙しいのになぜか 菅総理が現場に来ることになって説明しなくてはいけなくてさらに大変になってしまった さらに 官邸からなぜか海水注入を中止しろと言われた 塩が残る などの影響がありリスクがあるからだという しかし現場では冷やすためには 海水を入れるしか方法がないことが分かっていた なので 命令について分かったと言いつつ 実際には海水注入を続けることにした 現場の人は死ぬ覚悟で戦っているのになぜか 官邸には東電が撤退するつもりだと伝わってしまっている 伝言ゲームって怖い いよいよ 危なくなって現場の建物にいた 600人いたが そこから最低限の人数を残して退避することになった 幹部の人たち など50人ほどが残った そこで 悲壮感の雰囲気になると思いきや 意外と 和やかな雰囲気になった 死んではいけない人間がいなくなって死んでいい人間だけになったから 自衛隊の協力で遠くから 強力な消防車が来てくれて 水もたくさん来てくれてホースで水をたくさん入れて原子炉の 暴走を止めることができた もし 暴走してしまえば人間はもう近づくことができない なので福島原発は10個あるのでチェルノブイリ×10の被害がある そうなれば 東日本には人は住めなくなり人が住めるのは東北や 北海道 あとは 西日本になるはずだった 実はアメリカでは9.11のテロ 移行 原発が全電源停止することを想定したマニュアルを作った それは日本にも伝えられたのだが 日本ではテロは起きないと考えられ そのマニュアルは整備されなかった 原子力安全委員会は30分以上の長時間の全電源喪失について考慮する必要はない という指針を取っていた

Posted byブクログ

2024/03/16

当時の現場状況がよく分かリました。 筆者が指摘している慢心、日々の仕事でも教訓としたいと思いました。

Posted byブクログ

2024/02/07

こんなことがあったなんて。 想定外で済ませてしまうけど、原発は一度事故を起こしたら、国が滅ぶかもしれない。 こんなのはやめなくてはいけない。

Posted byブクログ

2023/11/28

フォローしてる方のお勧めで。Netflixでもやってるドラマの原作。 ただ、ここに描かれてるのは事実、とてつもなく重い事実と言う事で読み進めるのが怖くなる程。 放射能との戦いだけでなく、無策な政府、東電の幹部、、、命を賭して福島を守った男達に感謝。

Posted byブクログ

2023/09/02

あの時あの場所にいた人達留まった人達そして向かった人達。その覚悟と決意にただただ頭を下げるしかない。 何も知らずに電気を空気のように使う毎日。彼等の努力があってこそのこの毎日なのだと痛感した。ならばせめて福島の復興に役立つことがしたいと素直に思う。私にできることは微々たることだが...

あの時あの場所にいた人達留まった人達そして向かった人達。その覚悟と決意にただただ頭を下げるしかない。 何も知らずに電気を空気のように使う毎日。彼等の努力があってこそのこの毎日なのだと痛感した。ならばせめて福島の復興に役立つことがしたいと素直に思う。私にできることは微々たることだが…しないよりは私自身が救われる。 現場の話とは別にこの国の行き当たりばったり、採算性だけを考えて突き進んできた原発事業というものはおかしいと考えざるおえない。原発というものがどういうものなのか、一度暴走が始まったらどうなるのか、今も続く処理水などの問題。エネルギーを得たいという巨大な欲望は飽くことをしらない。私自身今電気がなくなったらと思うとどうしようもない不安しかない。どうしたらこの欲望と折り合い安全なエネルギーを生み出せる方向に向かえるのだろうか。

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2023/07/30

言わずもがなですが、フクシマ50の原作。 映画を見たことがあったけど改めて手に取る。 映画では知り得なかった事実が色々あり、まさに人間の究極の状況における葛藤などの中、揺るぎなき信念で、たまたま私たちは救われたのだと思いました。 吉田所長をはじめ、みなさまの働きに 感動するととも...

言わずもがなですが、フクシマ50の原作。 映画を見たことがあったけど改めて手に取る。 映画では知り得なかった事実が色々あり、まさに人間の究極の状況における葛藤などの中、揺るぎなき信念で、たまたま私たちは救われたのだと思いました。 吉田所長をはじめ、みなさまの働きに 感動するとともに深く感謝いたします。

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2023/04/28

とても小説に入り込んで、引き込まれて読みました。特に最終部分の原発にて津波で亡くなられたご家族のお話には涙が出ました。門田さんは本当によく取材されてれいると思う。あの時福島原発で何が起きていたか。必死で原発を守った方々の勇姿が描かれている。 それにしても、政府の対応は良くなかった...

とても小説に入り込んで、引き込まれて読みました。特に最終部分の原発にて津波で亡くなられたご家族のお話には涙が出ました。門田さんは本当によく取材されてれいると思う。あの時福島原発で何が起きていたか。必死で原発を守った方々の勇姿が描かれている。 それにしても、政府の対応は良くなかっただろう。

Posted byブクログ

2023/04/13

映画「Fukushima 50」がなかなか興味深かったので、その原作である本書を読んでみました。 ちゃんと確認できていないのですが、本書の中での原子炉内の圧力の値(キロパスカル単位での表記)は、おそらくすべて間違っていると思いますので(正しくは、もう1桁大きい値になると思います...

映画「Fukushima 50」がなかなか興味深かったので、その原作である本書を読んでみました。 ちゃんと確認できていないのですが、本書の中での原子炉内の圧力の値(キロパスカル単位での表記)は、おそらくすべて間違っていると思いますので(正しくは、もう1桁大きい値になると思います)、原子炉内の圧力については「設計圧力の○○倍」といった記述のみを拾えばよいと思います。 上記の数値の件からも推察できると思うのですが、理系的な観点からは物足りない部分がありますし、この本の内容のすべてが真実だとは限らないものの、東北地方太平洋沖地震により、福島第一原発でどのようなことが起こっていたか(起こった現象とその対応など)を知るには、よい本だと思います。 当時の福島第一原発での出来事を美談にするのは問題だと思いますが、その一方で、吉田昌郎をはじめとして、命がけで対応に当たってくださった方が何人もいたことも事実。 本書は、今後の原発のあり方を考える上では、貴重な資料になりうるかもしれませんし、日本人としては、これぐらいは知っておいた方がよいかも、と思いました。 また、この本を読んで、スリーマイルとチェルノブイリについても、もっと知っておくべきだと反省しました。

Posted byブクログ