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論理が伝わる世界標準の「書く技術」 の商品レビュー

4.1

39件のお客様レビュー

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2017/08/01

同じ著者の『論理が伝わる世界標準のプレゼンの技術』を読んだ。 少なくともそれ以来、スライドの作り方が劇的に変わったと思う。 そんなこともあって、本書にもチャレンジした。 本書はパラグラフ・ライティングの指南書。 冒頭のパラグラフは、文書全体の総論。 各パラグラフの冒頭文(そのパ...

同じ著者の『論理が伝わる世界標準のプレゼンの技術』を読んだ。 少なくともそれ以来、スライドの作り方が劇的に変わったと思う。 そんなこともあって、本書にもチャレンジした。 本書はパラグラフ・ライティングの指南書。 冒頭のパラグラフは、文書全体の総論。 各パラグラフの冒頭文(そのパラグラフの要約文でもある)をによって構成される。 各パラグラフは、要約文に続き、補足情報を示す。 補足情報とは、用語の定義やなぜそう主張できるか、そして重要性を書く。 コツとしては、要約文は具体的に書くことだそうだ。 つまり、「〇〇の有用性を挙げる」ではなく、「〇〇の有用性として、AとBを挙げる」とするのがよいとのこと。 パラグラフのつなぎ方には、問題の背景、分析、解決策というような、論理の流れがある「縦のつながり」と、同列の要素が並行的に並ぶ「横のつながり」があるとのこと。 一文一内容で文を書くのだが、既知から未知の内容へとつなぐべし、ということだった。 パラグラフ・ライティングの本ってありそうでなかなかない。 具体的なイメージが大分わかった。 要約文は具体的に書くのが難しそうだ。 事前によく構想を練っておかなくては無理だろう。 ロジカル・ライティングの方法は具体的に伝わってくるけれど、どのような内容が論理的なのか、つまり、ロジカル・シンキングには踏み込むことがない。 そのために、この本はすっきりしてわかりやすい。 ある程度書くべき内容と型が決まっている文書向きの方法論という気がしないでもない。 あとは実践あるのみ。

Posted byブクログ

2016/06/02

この本では、論理的で分かりやすい文章が書ける「パラグラフ・ライティング」を紹介しています。 パラグラフ・ライティングとは、海外で使われているライティング法のことで、ビジネス文章やプレゼンなどに適した論理的で分かりやすい文章が書ける方法です。 私がこの本を読んで、とくに参考になっ...

この本では、論理的で分かりやすい文章が書ける「パラグラフ・ライティング」を紹介しています。 パラグラフ・ライティングとは、海外で使われているライティング法のことで、ビジネス文章やプレゼンなどに適した論理的で分かりやすい文章が書ける方法です。 私がこの本を読んで、とくに参考になったのは以下の2点です。 まず1点目は、伝えたい文章は詳細をごく短い文章で伝えられるものだということです。 文章は短すぎても詳細が伝わりませんし、逆に詳細を伝えようと長文を書いても回りくどいため読み手が途中で離脱してしまう恐れもあります。 なので、なるべく短い文章で詳細を全て伝えることが大切だといえます。 そして2点目は、パラグラフの文頭に既知の情報をもってくるということです。 既知の情報を再度掲載すると少しくどく感じますが、既知から未知のパラグラフへとつなぐ場合でも、文頭に既知の情報を載せるだけで、そのパラグラフ自体が未知の情報であってもスムーズに伝えられるというのは目からウロコでした。 これら2点のように、この本の教えを守れば、論理が伝わる分かりやすい文章が書けるのではないかなと思います。

Posted byブクログ

2016/02/09

ざっと読み。 ビジネス向けのライティング術なので息がつまるような感じ。 必要な情報をわかりやすくインパクトを持って印象深く伝えるには最適。 ただ面白くはない。

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2015/12/25

ロジックと認知心理学に基づいた「読ませる文章」の極意。欧米では学生時代に徹底的に訓練される「パラグラフ・ライティング」の技法を解説。

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2015/06/28

著者自身が書いていた通り、冗長の感は否めない。確かに飛ばし読みには最適っぽい。 うーん、僕はパラグラフライティングをまあそれなりに知っていたってことはあるけど、まったく初めての人にとってもやっぱ冗長である気はするなあ。

Posted byブクログ

2014/11/29

学問として確立されているライティングの技法の一つで、ビジネスレポートや学会論文などで、相手に自分が伝えたいことを的確に伝えるための技法である「パラグラフ・ライティング」に関する入門書です。 本書では「パラグラフ・ライティング」を「世界標準」とまで言っています。それほど優れた技法...

学問として確立されているライティングの技法の一つで、ビジネスレポートや学会論文などで、相手に自分が伝えたいことを的確に伝えるための技法である「パラグラフ・ライティング」に関する入門書です。 本書では「パラグラフ・ライティング」を「世界標準」とまで言っています。それほど優れた技法なのでしょうか。 実は優れた技法であるから世界標準であるとは、本書でも言っていません。本書でパラグラフ・ライティングを世界標準とまで言っている理由・根拠は、以下の2つです。 ・学問として確立している分野の現時点における一つの結果であること。 ・ビジネスや学会を前提とする場合、今のその中心は欧米であり、その欧米では学校の授業で学ぶほど当たり前に学ぶものであること つまり、結果的に世界のデファクト・スタンダードとなっている技法を知らずに戦ってもいつまでたっても勝てない。そういう教育を受けた人を対象とするなら、その世界のデファクト・スタンダードは身につけておく必要があるということです。 技法そのものも、人に伝えるために文章を書く一つの方法として、身につけておいて損はないものだと感じます。しっかり自分のものにするために、本書で学んだことを常に意識して、実践とフィードバックを重ねて行きたいと思います。

Posted byブクログ

2013/07/25

言われてみれば、論文の構成もパラグラム・ライティングに準拠している。 当たり前のことのようだが、実践するには訓練が必要だろう。大学教育においてこれが教えられていないのが残念。

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2013/05/02

パラグラフ・ライティングのhow-to本である。 パラグラフ・ライティングとは, 論理的な文章を書くための世界標準の技法である。 何故,日本の学校教育では,パラグラフ・ライティングが重要視されず, 欧米の学校教育では重要視されているのだろうか。 その答えは,国民の同一性に違...

パラグラフ・ライティングのhow-to本である。 パラグラフ・ライティングとは, 論理的な文章を書くための世界標準の技法である。 何故,日本の学校教育では,パラグラフ・ライティングが重要視されず, 欧米の学校教育では重要視されているのだろうか。 その答えは,国民の同一性に違いである――と思う。 日本は国民の同一性が高く,欧米は低い。 日本は島国あり人の往来が少なく, 欧米は陸続きで人の往来が多いからである。 同一性が高ければ,腹芸でもって多くを語らずに コミュニケーションをとることができる。 更には,分かりきっていることを敢えて口に出すことは 野暮ったいことだと憚れる。 逆に,同一性が低ければ, 腹芸でコミュニケーションをとることができずに, 必然と,多くを語りコミュニケーションをとることになる。 したがって,日本の学校教育では パラグラフ・ライティングが重要視されず, 欧米の学校教育では重要視されることになる。 日本においても,パラグラフ・ライティングの重要性は増してきている。 グローバル化やインターネットの普及により, 同一性の低い外国人とコミュニケーションをとる機会が 多くなっているからだ。 日本人同士の腹芸的な乗りでは, 外国人と上手くコミュニケーションを取ることができない。 本書を読むことにより,パラグラフ・ライティングの基本的なことを マスターできると思う――しかも,本書は良書である。 基本的なことをマスターしたら, あとはひたすら文章を書き続けることが大切である。

Posted byブクログ

2013/05/01

パラグラフ・ライティングの入門書である。このスキルはぜひ身につけたいので、非常に興味深く読んだ。大変分かりやすく、参考になる。 筆者にお会いしたことがあるが、ちょっと求道家っぽい感じがする方だった。良い本を出されたと思う。

Posted byブクログ

2013/04/29

論理的でわかりやすい文章を書くためのルールをまとめてありわかりやすい。文章自体がルールに則って書かれているので納得性も高い。 バーバラ・ミントの「考える技術・書く技術」でロジックの構成の仕方を理解してから本書を読むと、スムーズに本書で指摘されているポイントがわかってよいかも。また...

論理的でわかりやすい文章を書くためのルールをまとめてありわかりやすい。文章自体がルールに則って書かれているので納得性も高い。 バーバラ・ミントの「考える技術・書く技術」でロジックの構成の仕方を理解してから本書を読むと、スムーズに本書で指摘されているポイントがわかってよいかも。また、「考える技術・書く技術」では網羅されていない、長い文章の書き方の具体的な補足として理解できる。2冊で併読することをお勧めする。

Posted byブクログ