1,800円以上の注文で送料無料

モーツァルトとレクター博士の医学講座 の商品レビュー

3.6

12件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    5

  3. 3つ

    5

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2020/08/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

重い作品が続いたので ここはひとつ 好きなジャンルでライトめなヤツをと 現役医師作家の中でも 大好きな久坂部氏の新書 実は、新書版になる前のを既に読んでて 今回3周目 笑 呼吸器系、消化器系、循環器系 神経系、泌尿器系、生殖器系 感覚器系、内分泌系、リンパ系 皮膚、骨、筋系と 順を追って、身体の仕組みがどうなってるか 分かりやすく簡潔に解説してくれると同時に 歴史上の人物や、有名な書籍のエピソードを 織り交ぜながら ちょっとした豆知識も得られます 例えば… 「小腸の長さは、約7mあると言われているが これは死体の場合で、生きているときは 平滑筋が収縮しているので、約2mほど」 とか 「心臓の心筋細胞は、生後すぐに増殖機能を失う 成長するに従って、心臓が大きくなるのは 一つずつの心筋細胞が肥大している」 とか 「膵臓の中にある、ランゲルハンス島は 当時、若干21歳の医学生が発見した」 などなど 歴史上の人物では 久坂部氏の母校である、阪大医学部の先輩にあたる 手塚治虫や 「羊たちの沈黙」や「ハンニバル」に登場する レクター博士が頻繁に登場する その他にも 古典文学なども登場して 元々医師になる前は、小説家を目指して 文学青年だった片鱗が垣間見れる そもそも、久坂部氏 父親もなかなか偏屈な麻酔医で 医者なのに医療を信用してない人だったからか ご本人も 「医学は、化学の中でも 時代とともに変化しやすいので あまり信用しない方が良いです」 とか言っちゃってます 笑

Posted byブクログ

2018/10/09

医学知識の浅く広い小ネタ集。巷に流れる医療情報、健康情報に流されない為にも興味を持つことが大事。本書でも医療行為や薬品の販促目的に注意と何度となく指摘されている。情報発信者の意図を意識することは情報を扱う上での基礎であるな。

Posted byブクログ

2017/11/10

2015/10/02 雑学集みたいな感じで読みやすかった 著者の大学生時代のサディストと噂された友人が彼女に振られた腹いせに利尿剤入りの紅茶を飲ませてから、ひどく渋滞する高速道路に乗って、尿意を我慢している彼女を見て愉しむていうストーリーにはちょっとひいた

Posted byブクログ

2013/12/22

・大便の成分は水分を除けば、腸の粘膜から剝がれた細胞と、大腸菌など腸内細胞の死骸がほとんどで、食物のカスは5%ほどしかありません。 ・「日本には技術的にも、設備的にも、経済的にも、心臓移植が可能なのに、なぜしないのか」 私はこう答えました。 「日本人は死に対して特別な感情を持っ...

・大便の成分は水分を除けば、腸の粘膜から剝がれた細胞と、大腸菌など腸内細胞の死骸がほとんどで、食物のカスは5%ほどしかありません。 ・「日本には技術的にも、設備的にも、経済的にも、心臓移植が可能なのに、なぜしないのか」 私はこう答えました。 「日本人は死に対して特別な感情を持っています。日本では、人が死ぬと仮通夜、通夜、葬儀、火葬と時間をかけて個人を偲びます。だから、脳死がなかなか受け入れられないのです」 日本の特殊性を説明したつもりでしたが、相手はこう反論しました。 「脳死の受け入れがつらいのは、イギリス人も同じだ。しかし、脳死になれば、もう助からない。臓器を提供してもらえれば、別の患者が助かる。だから、我々は誠意をもって説得する。悲しみの深さは、日本人もイギリス人も同じだろう。 一人の日本人がイギリスで心臓移植を受けると、イギリス人が二人死ぬ。心臓を提供した者と、その心臓で助かったはずの患者だ」

Posted byブクログ

2013/11/20

医学の雑学本。専門的なことも分かりやすく書いてあるので読みやすくて勉強になりました。久坂部先生の授業は面白そうだ。 自分の体の中でこんなにもたくさんの臓器が日夜休まず働いてくれてるのかと思うとなんだかふしぎな気持ちになりました。今の日本人は健康中毒で、逆にそれがストレスとなり寿命...

医学の雑学本。専門的なことも分かりやすく書いてあるので読みやすくて勉強になりました。久坂部先生の授業は面白そうだ。 自分の体の中でこんなにもたくさんの臓器が日夜休まず働いてくれてるのかと思うとなんだかふしぎな気持ちになりました。今の日本人は健康中毒で、逆にそれがストレスとなり寿命を縮めているというのは皮肉なものだなぁ。

Posted byブクログ

2013/06/14

http://blog.livedoor.jp/makorin68/lite/archives/1555508.html

Posted byブクログ

2013/05/15

医学概論の講義ノート 網羅的で噛み砕いた分かり易い表現 しばしば脱線するので退屈しない 時折、知らなかった情報もあって まあまあ面白かった

Posted byブクログ

2013/04/20

ために話が満載の好著.特に、p230に出てくる次の記述、「テレビで盛んに流れるグルコサミンやコンドロイチン、ヒアルロン酸、コラーゲンなどのCMを見ると、私はこめかみから脂汗がにじむほどムカムカします.」を推薦します.これらのサプリメントを信じて、高い金を払うアホがたくさんいるので...

ために話が満載の好著.特に、p230に出てくる次の記述、「テレビで盛んに流れるグルコサミンやコンドロイチン、ヒアルロン酸、コラーゲンなどのCMを見ると、私はこめかみから脂汗がにじむほどムカムカします.」を推薦します.これらのサプリメントを信じて、高い金を払うアホがたくさんいるのです.随所に出てくる小説や漫画の引用も面白く、楽しく読みました.

Posted byブクログ

2013/02/22

作家で医者でもある久坂部氏が書いた医学入門講座。 頭のてっぺんから足の先まで、皮膚や歯から内臓・血液に至るまで、小説や・映画・漫画などに出てくる場面を実例に、わかりやすく講義してくれます。作家であるから得意なのかもしれませんが、手術のシーンをサラリと、しかし克明に描写してくれるの...

作家で医者でもある久坂部氏が書いた医学入門講座。 頭のてっぺんから足の先まで、皮膚や歯から内臓・血液に至るまで、小説や・映画・漫画などに出てくる場面を実例に、わかりやすく講義してくれます。作家であるから得意なのかもしれませんが、手術のシーンをサラリと、しかし克明に描写してくれるので、生々しく想像できてしまって読み進められない個所がたびたびありました。 私は、たとえどんなに頭が良かったとしても、医者にはなれなかっただろうと実感しました。

Posted byブクログ

2013/01/19

(No.13-4) 医学読物です。 著者は「廃用身」で衝撃の作家デビューをした医師。今は作家活動をしながら、在宅医療クリニック勤務、福祉系の大学で「医学概論」を講義されているそうです。 これはその講義を読み物風にアレンジしたものだとか。 この題名は、講義中の雑談にモーツァルトや...

(No.13-4) 医学読物です。 著者は「廃用身」で衝撃の作家デビューをした医師。今は作家活動をしながら、在宅医療クリニック勤務、福祉系の大学で「医学概論」を講義されているそうです。 これはその講義を読み物風にアレンジしたものだとか。 この題名は、講義中の雑談にモーツァルトやハンニバル・レクターで脱線することがよくあるので・・・と書いてありましたが、内容にはほとんど関係ありません。 まあ地味な本なので、書店でとりあえず手にとってもらえるような題名をつけたってことでしょうか。「久坂部羊(くさかべ よう)の医学講座」でも良かったと思います。 ものすごくざっくりとした説明ですが、身体のすべてを網羅。ただそのために一つ一つの説明が2ページ程度と短くて、あ、もう少し説明して・・・と感じたことも多かったです。 そして短いので、もう一つもう一つとするすると読めてしまいました。短い中に薀蓄とユーモアがたっぷりつまってます。 ガンや認知症、脳死、など暗くなりがちの話題もさらっと語っていますが、著者の考え方もちゃんと伝えてくれているのでそれなりに納得できました。 図書館の棚で偶然見つけたのですが、とっても面白かったです。

Posted byブクログ