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不愉快なことには理由がある の商品レビュー

3.6

48件のお客様レビュー

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2019/06/04

普段考えない面白い考察が多い。考えるヒントになる。 公立中学でいじめ自殺が多い理由や、富が一部に集中する理由など「なるほど」と思える話が数ページごとに書かれていてサクサク読めた。

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2019/05/21

いつもの如くだが、この著者は比較的最新の図書の記載をうまく紹介してくれるので、助かる。雑誌連載をまとめた本なので、内容は必ずしも一貫して同じテーマを深堀りしているわけではない。

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2018/11/23

政治や時事問題などを広範な視点から理論的に説明する 進化心理学に基づけば、人間の思考方法はその人間の文化的背景での種の保存に適した考え方に偏るはずである。 日本人が決断出来ないのは、長く続く定常的なムラ社会を前提とした文化なので、誰かの不利益を確定させるこことによる以後の軋轢を...

政治や時事問題などを広範な視点から理論的に説明する 進化心理学に基づけば、人間の思考方法はその人間の文化的背景での種の保存に適した考え方に偏るはずである。 日本人が決断出来ないのは、長く続く定常的なムラ社会を前提とした文化なので、誰かの不利益を確定させるこことによる以後の軋轢を避けるための必然である。ユーロ圏がギリシャに対して優柔不断なのも同じ理由。

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2017/10/28

双子の研究で音楽や数学やスポーツでは「遺伝的要素」が否定できないそうです。 僕は能力の遺伝には否定的なんですが「遺伝的優位」が少しでもあると「環境的要因」で雪だるま式に拡大していくんですよね。 子供は環境の中で自分に比較優位があると極めようとするので1位が総取りする現象が集団の中...

双子の研究で音楽や数学やスポーツでは「遺伝的要素」が否定できないそうです。 僕は能力の遺伝には否定的なんですが「遺伝的優位」が少しでもあると「環境的要因」で雪だるま式に拡大していくんですよね。 子供は環境の中で自分に比較優位があると極めようとするので1位が総取りする現象が集団の中で発生するんやと思います。 そういうところが能力の遺伝と勘違いされるんではないかと思います。 今時の進学校では賢いほど運動もできるという総取り現象が起こってます。 「スモールワールド」 人間社会は複雑系なので様々な要素がそれぞれにフィードバックし合って初期値の小さな違いが大きな差となって現れます。 自然に任せれば富は一極集中するようです。 濫立の中から一部のIT企業だけが生き残ってきたことからもわかります。 結局は 保育所 小学校 中学校 高校 大学 社会 とより大きな集団に入るときにいかに最初に有利なポジションを取れるかが勝負になります。 となると明らかに貧困家庭より一般家庭の方が有利となります。 富裕家庭が必ずしも一般家庭より有利とは思わないですが余剰資金を教育に投資できる余裕を持てるかが分かれ目になると思います。 そうすると教育無償化は一定の効果を持つのでしょうね。 ただ結果を出した一部のエリートだけが奨学金を得れるとしたら機会の平等は得られないと思います。 となると個人的には義務教育に潤沢に金をかけて高校以上は能力で選抜する制度にする方が良いのかなと思います。 まあどんな制度でも歪みはあります。 その歪みをいかにうまく捉えるか。 また自分の長所をいかにアジャストしていくか。 今からでもできることはたくさんあります。

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2016/12/17

身もふたもない話,救いのない話のオンパレード。正しくはないが仕方ない,真実なのに公にするのははばかられる…。そんな話ばっかりなんだけどんるほどと思わされるし面白い。すべてのことに理由がある,極端な主張ではあるんだけ説得力あるんだよなあ…

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2016/10/09

他人の不幸は自分の快感。他人の幸せは自分にとって不愉快。ヒトはそのように進化してきた。そんな社会で生きているのだから当然のこと。

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2016/06/26

 週刊プレーボーイ誌の連載をまとめたものであり、民主党政権の頃の事件や出来事について、作者ならではの意見を述べている。  これらの社会状況を説明するのに、進化論を出してくるのがこの作者の独自性である。なお、本書は連載中から、ブログなどに転載されたことや作者独特の論理展開もあいまっ...

 週刊プレーボーイ誌の連載をまとめたものであり、民主党政権の頃の事件や出来事について、作者ならではの意見を述べている。  これらの社会状況を説明するのに、進化論を出してくるのがこの作者の独自性である。なお、本書は連載中から、ブログなどに転載されたことや作者独特の論理展開もあいまって、既読感が大きく、作者の別の本との違いが分かりにくい。  本書で最もなるほどと思ったのは、インターネットでハブサイトにアクセスが集中するように、市場が拡大すると富が一部に集中するという論である。つまり格差が自由経済の本質と説く。一理あるかも、と思わせるところが、作者ならではである。この辺が、この作者の本を手に取らせる魅力である。

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2015/05/20

様々なジャンルについて、普通とは違った視点から解説している本。 バックデータのない持論も混ざっている?とは思うが、どれも自分とは違う考え(または考えたことがない)で面白かった。

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2015/05/04

社会の諸問題に対して、経済合理的に解説を加えてい。 不都合な出来事にも、参加者の合理的判断が働いている結果なので、その帰結は必然と言えるのだ。 週間コラムを一冊にまとめたものなので、さくさく読めるが読み応えとしてはアッサリ。

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2015/02/22

読むのに時間がかかったのは、自分に今までなかった考え方だったからだと思う。 新しい考え方を知れた。

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